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えぼかぁごのブログ一覧

2007年02月22日 イイね!

一夜漬けの効能

2月21日の精密検査の結果入れられたCCUで

血圧を下げる薬は点滴で処方されていたが
飲み薬として最初に処方されたのは睡眠導入剤だった。

循環器系に異状有りと診断された場合、メンタル的に平静を保つのは確かに難しい気がする。
私の場合、前日に一夜漬けしてある程度想定の範囲内であったとはいえ、
身じろぎもせずにベッドに横になっていれば何となく自分の鼓動が普段以上に
強く感じたりもするものだ。
何の知識ももたないままでは眠れぬ夜を過ごすことになるだろう。

1日目の夜、特に眠れなくてどうしようもないというほどではなかったが
「眠れないようであれば睡眠導入剤を処方してあるから言って下さい」と告げられた。
幸い、その薬を必要とすることなく退院できたのは一夜漬けしておいたおかげだろう。

後日、見舞いに来た従姉妹の知り合いに大動脈解離になった人がいるとのことで
その人は、自分で点滴の針を抜いて暴れたらしい。

そういう事を気にしてか、入院当初の数日はCCUの部屋の廊下側の窓のブラインドは
一日中全開になっていたが、落ち付いているという判断からか数日後にはブラインドは
閉められた。
もっとも、ドアはいつも少しだけ開けられていたし、患者からは見えない位置に監視カメラが
設置されていた。

その他にも、患者が不安を抱かないように、家族への病状の説明はわざとらしいくらいに
本人の目の前で成された。
その割に説明後に「ちょっと事務的なお話が・・・」と言って病室の外で30分くらい
遠まわしに最悪のケースの説明をしていたようだが、幸か不幸か家族の方は
手術無しである以上、私には無縁な話と決め付けていたようだが。

この時点では、一夜漬け程度の知識で丁度良かった。
あまり情報を深いところまで探索していたら、悲惨な闘病日記をいくつも目にしてしまって
とても穏やかには過ごせなかったかもしれない。

Posted at 2007/03/08 23:32:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 闘病 | 日記
2007年02月22日 イイね!

所見

2月21日の精密検査の結果、厳重な安静を言い渡されて
ベッドから起き上がることも、食事すら許されない状況を強いられた翌日

CTの検査結果から血管外科の所見が出された。

外科的治療は実施しないという結論だった。

実家の家族は手術しないということだけでとりあえず一安心したようだ。

しかしながら、裂けた血管は内科的治療のみでは決して元に戻らないことは明白。

外科的治療を実施しない理由は、
現時点で他の臓器に対する血流に致命的障害が無いこと。
いくつもの臓器に分岐している動脈を人工血管に交換するリスクが大きすぎるということ。
外科的には見放されたと思った方が正しいのかもしれない。

果たして内科的治療のみでどこまで健康体に近づけることができるのか?

とりあえず、解離した動脈の状態をこれ以上広がらないよう維持するのが第一のようだ。

現状で平静時の血圧はかなり高めなので、点滴で降圧させた後、錠剤と差し引きしながら
調整して錠剤のみで低い血圧値を維持するのが当面の目標となる。

そこから時間をかけて動脈の状態を少しずつ改善していくということになるみたい。

現時点でどの臓器への血流にも悪影響が出ていないのは奇跡的にラッキーなようだけれど
果たしてこれをいつまでも維持するということが可能かどうかは年月を経てみないと
誰にも分からないということか。

少なくとも、常に薬を飲み続けることと、定期的な検診が必要となったことだけは明確だ。

Posted at 2007/03/07 23:24:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 闘病 | 日記
2007年02月21日 イイね!

CCU:Coronary Care Unit

2月21日の精密検査の結果救急病棟に回された後

ベッド脇に立った棒に点滴を吊るした状態でガラガラと廊下を移動。

廊下の天井を見つめながら、一体何処に行くのだろうと思いつつ
エレベーターに乗りまた廊下、渡り廊下風の場所を通って長い廊下を進み
もう一度エレベーターに乗って到着したのはCCU(集中治療室)。

途中いくつかの小さな段差ではスピードを緩めて慎重に乗り越えていた。
何も知らない昨日はちょっと運動不足だなぁなんて思ってピョンピョン飛び跳ねたり
していたのだけれど、まずかったでしょうか?

CCUに入ると
「こちらでしばらく安静にしていただきます。トイレも含め起き上がるのはもちろん、
できるだけ体を動かさないでください。」

更に続けて
「今の状況だと、とにかく血圧をできるだけ下げたいので食事もしばらく我慢して下さい。」
ですと。

ここでも再度両腕両脚の血圧を測定、相変わらず200-100らしい

心電図の電極を常時装着され、点滴は血圧を下げる薬品を2種類追加。
都合、3種の点滴が途中でジョイントされてつながれた。
最近の点滴は流入量は機械で制御されていて、昔みたいな滴がポタポタと落ちているのは
生理食塩水のみ、薬品はかなり厳密に注入量をコントロールしているみたい。

続いて右腕の動脈に針を刺されて、血圧のセンサに管がつながれ、人差し指には脈拍用の
センサがつながれた。

両腕に管をつながれると言われなくても身動きしようという気にはなれない状態。

こうして昨日までの生活状況から一転して強制拘束状態を強いられることになったのでした。

この後一体どうなるんだろうと思いつつ、じっと天井を見つめるしかない状況となってしまった。

(続く)
Posted at 2007/03/06 22:07:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 闘病 | 日記
2007年02月21日 イイね!

救命病棟

救命病棟2月21日の精密検査の結果、
大動脈解離と診断された後

「今後は救急救命チームで対応します」と宣告され
「とにかく動かないように」と指示されて
車椅子に座らされて移動

普段着でコートを手に持って車椅子というのも
何だか変な感じだが

似たような事は以前にも有った。

2回目の尿道結石の時、会社で仕事中に記憶に有るのと同じ背中の痛みを感じて
(あぁ、この時も背中の痛みだ)
また、石ができたみたいなんですけど~、と会社の診療室に行ったら
年配の看護婦さんから「あらそう?とりあえず検尿しましょう」とコップを渡され
血が混じったというか殆ど血液のような尿を持って行ったら
「まぁ!あなた何突っ立ってるの!とにかく座って!」と大騒ぎされ
車椅子を使って病院まで連れて行かれたのは随分前のことになってしまったが
鮮明に記憶が甦った。

そんなことを思い出している間に連れて行かれたのは
広くて何やらあわただしい雰囲気の部屋。
いくつかのカーテンで仕切られたスペース。

その中の一つのスペースで降ろされて
「パンツ以外は脱いでコレに着替えてベッドに横になってください」
と渡されたのは術着?検査着のようなもので寝たままでも着替えができたり、
色々なチューブや配線なんかを体から出せるように脇がマジックテープで止めるように
なっている。

手早く着替えてベッドに横になると、近づいてきたのは救急車のサイレン。
周りではカーテン越しに痛みを訴える人の声や、
意識レベルを確認するための「○○さ~ん、分かりますか~」という呼びかけ
何かを指示する医師の声とか走り回る足音とかが飛び交っている。
入院する病棟に行くのかと思ったら、どうやらここは救急病棟。

特に耳についたのは安っぽいヤクザ映画のような「痛ぇよ~痛ぇ~」という妙にはっきりとした若い男性の声。
本当に痛かったらそんな声は出ないんじゃないのかな~?一体どういう症状なんだろう?
なんてことを、本来激痛が有ってしかるべきなのに全く痛みは無いまま救急病棟にいる自分が
思っているのも何だか可笑しい。

そんなことを考えている間に私のベッドの周りに医師が数人集まって来た。

「電車と徒歩で来たってどういうこと?」とか
「2ヶ月前に発症の可能性有りってどういうこと?」とか
「このCTはいつ撮影?今日?どういうこと?」とか
「じゃぁ、どうして今日ウチに来たの?健康診断?どういうこと?」
などと不思議そうにカルテやCT画像と私を見比べている。

その場の医師団が一通り状況を把握している間に
先ずは右腕に名前を書いたバンドが装着された・・・
いつ意識が無くなってもいいように・・・?

続いてとりあえず、という感じで左腕に点滴の針が刺された。
とりあえず、というのは点滴されたのは生理食塩水だったから。
まだ、治療に入る段階ではなさそうだ。

医師の一人が話しかけてきた
「ご家族に来ていただかないといけないので連絡を取りたいのですが、
電話番号を教えてください」

えっ?いや一人暮らしなのですぐに来れる家族はいないんですが・・・
手術か何かすると決まったならともかく、とにかくすぐに家族を呼べというのは、
救急病棟の決まりだから?
それとも・・・?

更に、心電図と両腕両脚の血圧を測定。
血圧は200-100
普段から高めではあるけど高すぎ・・・なんだけど、
救急病棟連れ込まれただけである程度上がってしまうという気はする。
その上すぐに家族をすぐに呼べなんて言われたらドキドキするよ。

入れ替わり立ち替わり問診されつつ聴診器をあてられたあげく、処置らしい処置は無いままに
ベッドに寝たままで次の場所へ移動することに。
良くドラマで手術室へ向かう光景なのだが、果たして何処へ?

(続く)
Posted at 2007/03/06 20:22:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 闘病 | 日記
2007年02月21日 イイね!

カトちゃんと一緒

2月21日の精密検査

CT検査の結果は良くないらしく

医師は
「CT検査の結果からすると状況はかなり深刻です。
即、入院していただいて対応する必要があります」

即!・・・ですか?

「即!!です!」

「医者として、一旦自宅に帰ってなんてことを許可できる状況では決してありません!」

いやそんな「医者として」なんてとこを強調してまで言われなくても、
一応確認したかっただけですから・・・

「この状態は大動脈解離と言いまして、
最近では加藤 茶さんが緊急手術してちょっと有名になりました」

とりあえず、現在は元気に活動している人を例に挙げられればちょっと安心するような・・・
しかし、たしか記者会見では「生死の境をさまよった」とか言っていたような・・・

「加藤 茶さんと違うのは解離の発生場所で、
加藤 茶さんの場合は心臓を出てすぐの脳へ分岐する血管の有る場所なので
否応なしに緊急手術しないと確実に死亡しますが、
あなたの場合は脳への分岐よりも下流で発生しているので
手術するのかどうかは今後更に検査をしてから対応を決める必要があります」

「いづれにしても厳重な安静状態を維持することが第一になりますから直ちに入院して下さい」

「それにしても、この病気では100%激痛に耐えられないか最悪ショック状態で
救急車で運ばれるものなんですけどねぇ・・・本当に今は痛みは無いのですか?」

今は痛みは無いんですけどねぇ・・・

年末に背中が痛くなった時も、朝の通勤時に駅の改札口の手前で
背中にビシッと一瞬痛みが走り、ちょっと間をおいて何かが背中をゆっくりと
上から下に降りて行き腰周りにズ~ンという感じでちょっと痛みが残ったけれど
そのまま改札を抜けて30分ほど満員電車で立ったままで会社まで行ったのだ。

お昼頃になって背中がだんだんズキズキしてきて、立って帰りの電車に乗るのは辛そうだな
と思って座れる時間帯のうちにということで早引けしたという程度。

その後は、熱めの風呂に入るかシャワーを浴びれば痛みは殆ど無くなった。
まぁ、2時間毎くらいでぶり返すから繰り返しシャワーを浴びていたのだが。

痛みが生じたのが金曜日だったので土日は安静に過ごせたし、
痛みで動けず困ることも無かったので医者に行く必要は感じなかった。
痛いのが腹だったら医者にも行ったかも知れないけれど、
背中の痛みがまさか動脈の痛みとは・・・

今となれば、背中を何かが降りていく感触が何だったのか理解できるけれど、
新興宗教にでもはまっていたなら「神が降りて来た」なんて思ったかもしれないほど
不思議な感触だったけれど、その場にへたれこむような痛みは全く無かったのだ。

もしかするとその一月ほど前の背中上部の痛みが第一症状だったのかも知れない。
二段階の解離だったために痛みが少なかったのかも。
この時も発生が金曜日で土日に安静にしていたのは結果的には良かったのかも知れない。

(続く)
Posted at 2007/03/06 15:50:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 闘病 | 日記

プロフィール

「愛車と出会って35年! http://cvw.jp/b/177616/46503754/
何シテル?   11/20 19:04
メカもの大好きなおっさんです。 2021年に還暦を迎え、終活中。 初代パジェロとの関係を維持しつつ PHEVは二世代目に突入。
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