えぼかぁごのブログ一覧

只見線の車窓から

雪の上には動物の足跡多数

これは兎か？


夜に山を走っていると野生動物に出会うことも多いが
最近は鹿ばかり

たまに猿も

昔出会ったキツネの親子は可愛かった

ふさふさの尻尾をぴんと立てて
跳ねるように走ってた

またキツネに出会いたい

只見線の車窓から

山間の集落に朝日が差し込み始めた頃
満開の桜が目に入った

丁度逆光だったせいもあってか
枝に積もった雪が花に見えた

そこは春まだ遠い豪雪地帯

雪深い山村の暮らしでは
我々が容易に手に入れられるものはそう簡単に手に入らないだろうけれど
我々がいくら望んでも手に入れられないものなら在る

只見線の車窓からの風景

数時間豪雪地帯の雪景色をぼ～っと見て
思ったのは

”この辺の雪はなんだか柔らかそうだ”ということ

自分がイメージしていた雪景色とは
ちょっとずつ違うところがいくつか有った


２ｍもの雪ともなれば
多少の凹凸は覆い尽くして
殆ど真っ平らな面が広がっているのだと思っていた

山間で元々の平面部分が少ないことを割り引いても
真っ平らな場所が少なすぎた

明らかにその下は水田だろうと思う場所も
なだらかな凹凸が有った

朝日が斜めに差し込む場所ではそれが顕著で
微妙に柔らかな陰影が現れていた

暗いうちの街灯の灯りが柔らかく感じたのも
積もった雪の表面が柔らかな曲面になっていたからに相違ない

うまい表現が見つからないけれど
全体が女性的なふくよかな面で覆われている感じ



謎を解いてくれたのは墓石

気付いたのは今日の仕事帰りの電車に揺られながら


只見線の沿線にも当然のことながらお墓が在って
踏み切りの警報機がようやく頭を出すくらい
２ｍ近くは積雪しているはずなのに
お墓の場所ははっきりと分かった

除雪しているわけではない

にもかかわらずお墓の墓石は雪の上に頭を出していた
十数個の墓石がにょきにょきと雪から頭だけを出していた

その時は面白い風景だなとは思い
多少の違和感は感じていたような気はするけれど
豪雪地帯のお墓なんて見たことないし
お墓だから写真も撮ることはなかったけれど
後で考えてみるとオカシイ！

墓石の上には雪の塊りが乗っかっていたけれど
石の周りに雪が無くて周りの雪の平面から
５０ｃｍほど突出して石が直接見えるのはオカシイ！！

仮説①：墓石がちょっと温かい
　まさに墓石の側面に雪が無いのはそう思えるけれど
　だったら墓石のてっぺんに雪が残っているのはおかしい

仮説②：墓石の下の方から何かが噴出している
　これなら墓石のてっぺんに雪が残る説明はつくが・・・

仮説③：墓石が微妙に振動している
　怖ぇ～



たどりついた結論は・・・

雪も２ｍもの積雪になると下の方の雪は積もった雪の重さに耐えられず圧縮される
従って雪全体が下へぎゅ～っと締まっていくのだけれど
その時に墓石は縮まないから雪の膜を突き破って顔を出したというわけだ
（と思う）

日本有数の豪雪地帯と聞いた割りには
これくらいの積雪量なのは温暖化のせいで
昔よりは少なくなってしまったのかなと思ったけれど

きっと見かけよりははるかに多い積雪量なんだろう


墓石の写真も撮っておけば良かった
田んぼの雪の柔らかそうな曲線も

走る列車内からは何回チャレンジしてもバッチリは撮れないだろうし
列車以外ではそのポイントには行けないし
肉眼カメラのメモリーは劣化が激しいしなぁ

早くも３月ということで
雪見ツアーの締めに
この週末はローカル線に乗りに

以前鉄橋の写真を撮りに行った只見線

豪雪地帯を通ることから
国道は冬季は除雪できず通行止めとなり
ローカル線のみが唯一の交通手段となる地域

列車内からの撮影には限界が有って
とてもその素晴らしさは伝えきれないけれど
片鱗はコチラ

午前中の祇園の風景

（京都の）普通の街並みに見えるけれど

全て料亭とかそういう店

昼間は観光客も多いのだろうけれど
普通に和服を着て生活している人が
歩いているところが

やっぱり京都だなぁと感じる