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京都大覚寺でのワンショット

野点用の傘と桜の取り合わせ

赤い傘が普通だと思うけれど
青いのは某インスタント珈琲の
キャンペーンの小道具だから。



以前からやっているらしいけれど寺とコラボしてサンプリングイベントというのを
やっていて、試飲会と試供品の配布をやっていた。

写真を拡大すると右下にキャッチコピーが読めます。

ＨＰを見ると気持ちは分かるのだが、このキャッチコピーはどうなんだろう。

ちょっと気になるという意味では良くできたコピーなのだろうか？

珈琲にうるさい人はハナからインスタントには見向きもしないから
こういうコピーは成立するのだろうか？

とかくイメージに左右されて商品を購入する傾向が強いように思える日本人に対して
こういうコピーが効果が有るのか、ちょっと興味が有ります。


後で調べたら、このキャンペーンでは、希望すれば大沢池の屋形船で試飲ができて、
珈琲に合わせた和菓子が振舞われたらしい。
珈琲に合う和菓子ってどんなものだったのかもちょっと興味をそそられます。

あの時、それを知っていれば・・・

京都の名所は何度でも訪れたくなるような
場所が多い。

それも季節毎の良さが有ったりするので
他にも良い場所が有ると分かっていても
なかなか新しい場所に行ってみるのは
後回しになることが多い。


今回は最後の訪問地として大覚寺に行ってみた。

隣接する大沢池の周りにずらりと並ぶ桜の写真をちらっと見たことが有った。

寺の周りには大体、桜が多いが、ここも充分に桜の名所。
大沢池を一望すれば見事な桜の縁取り。

元々は離宮だったところを寺にしたというだけあって見事な風景でした。

京都へ向かう背中を押した要因のもう一つ

電車内で見たＪＲの「そうだ、京都行こう」の
キャンペーンポスター

まるで川の中から首だけ出して
花見をしているような写真。


ポスターはこちらを参照

なんとなく覚えが有って、
そうか、あそこでシャッターを切ればこんな写真が撮れるんだ！
と思って行ってみた。

賀茂川には一箇所コンクリート製の飛び石が設置された場所があって川を渡れる。
そこの真ん中でシャッターを切った写真なんだろうな、と思ったのだ。

とはいえ、狭いこの通路を独占してもいけないし、
できれば人気の無い写真の方が良いから早朝に出かけよう！
と思っていたのだけれどそうは問屋が卸さず。
目覚めたのは８時。（駄目じゃん）

のたのたと出かけてみたら
早朝出動できなかったことに加えて二つほど想定外のことが

一つは土手に出店が・・・
ＪＲのポスターで紅枝垂れ桜が咲き誇る場所の下にズラリと
以前から花見客の多い場所ではあったが、昔は出店なんか出てなかった
というかおそらく許可されていなかったはずだけど・・・

何て不粋なんだ！

ただの業者がやっているわけではなく、地元の自治会かなにかがやっているような
雰囲気だったけれど、景観破壊はしないで欲しいなぁ。

もう一つの想定外は紅枝垂れ桜がまだようやく咲き始めだったこと・・・
ここの紅枝垂れ桜の見頃はもう少しだけ先らしい。

ということは、ソメイヨシノが咲き終わった頃になるから
出店も無くて、紅枝垂れ桜が咲き誇るJRのポスターのような
写真を撮ることは可能なのだろうか？

そうか、もう一度京都行こう！

とは経済上の理由により難しいんだよね。


ちなみに、上の写真は想定外の出来事により右岸はやめて左岸を撮影したもの
丁度ここの左岸には桜がちょっと少なくて・・・

京都へ出かけた理由の一つは
先週末や通勤時に電車の窓から見る
東京近郊の桜がやけに白くって、

桜ってこんな色だったか？

もうちょっとピンクが入ってるんじゃないのか？
東京（関東）と京都（関西）では
桜の種類が違うなんて話も有るけど

なんだか桜を見ることに対する欲求がまるで満たされず
気持ちの悪い一週間を過ごしていたのだ。

で、街じゅう桜満開の京都で見る桜はイメージどおり
やはりこうでなくっちゃ！　と思ったのだけれど

桜の花をまじまじと見て一つ分かったことは、
桜の色ってのは花びらの色で決まっているわけではないようだということ。

花びら自体はかなり白い。
ただ、花の中心付近に紅い部分（花を支えている「がく」の部分）が有って
遠目に見ると桜色に見えるというわけだ。

東京近郊で見た桜は、暖冬で急に咲いてしまったために
「がく」の部分はまだ紅くなっていなかったので妙に白く見えていたということか。

複雑な構成で色の見え方が変わるところも桜の魅力の一つなのではなかろうか。