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ガソリンの暫定税率を廃止すると
年間２４００万トンのCO2排出量が
増加すると政府が試算している

おそらく現時点の国内での
年間に消費しているガソリン代を

暫定税率を廃止後も同金額だけ
使用すると仮定した時に
ガソリン使用量が
どれだけ増えるかという
計算なのだろう


数字がどれくらい正確なのかということは
どうでも良くて

何となく相当な量が増えるよねって
イメージを持たれれば良いようなものだろう

現実的には
おそらくそれほど増えることは無い

ガソリン代が値上がりしたからと言って
値上がりした分を使わないというわけにはいかなかったように

ガソリン代が下がったからといって
その分余計に使おうってわけには行かないのだから


自動車の不幸なところは
こういう試算がとても簡単なところだ

クルマ１台あたりの
ガソリン使用量がこのくらい増えるとすれば
日本全国の台数はこれくらいだから
CO2に換算すればこのくらいと
精度はともかく数字が出てしまう

だからクルマに関することで
何かをすれば効果がこれだけと出せるから

すぐに政策のネタにされてしまうし
税収が欲しければクルマから摂るのが一番簡単だ


暫定税率にしても
廃止しなければ代わりに道路を建設するのだから

建設作業によって膨大なエネルギーを消費するし
膨大な材料を消費するし
CO2を吸収する森林が消滅し
できた道路を走るために道路が無い時よりも余計に走るクルマがあり
多少渋滞の緩和で燃料消費が減る分も有る

クルマに関する部分はある程度計算できるが
道路を建設する分がどれくらいなのか
ちょっと計算できない

私に乱暴に計算させてくれるなら

所詮殆ど石油に依存している現在の社会では
金額が同じならCO2排出量も殆ど同じだと思う

まぁ、道路建設に使う場合は
誰かのフトコロに入る分がかなり有って
CO2にならない分がまぁ多いかも知れないが


ということで？
ガソリンの暫定税率の話を
政党の争いのネタにせず
まして地方自治体の減収がどうこうという根拠とせず

とりあえず暫定と言い続けるのは止めにして

本当に必要な道路整備と
環境対応に必要な資金を明確にして
納得の行くガソリン税を決めて欲しいものだ

その結果として今より高いガソリン税になるのならそれでも良いと思う

本当に必要だと納得させてくれるのならば

まぁ、クルマの台数に何かを掛けて出て来る数字ではないから難しいんだけど
それをやってもらわないと
クルマの台数に何かを掛けて出て来るだけの数字は絶対信用できない