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　このPOLOには取説がついてこなかった。
　初日は、ライトのつけ方も、時計の合わせ方も、そして車検の日までリヤフォグの存在も操作の仕方も知らなかった（笑）
　トリセツ、読まない人はほとんど読まないみたいだけど、おいらにとっては作り手のメッセージが伝わってくる重要な、そして興味深い読み物だ。もっと早めに調達すればよかったのだけど、ヤフオクにリーズナブルなお値段（１ｋ）のが出たので、速攻ポチッた。

　まず、おもしろいと思ったのが、「なぜシートベルトは必要なのでしょうか？」と物理のお勉強にまず４ページ、全１１ページを割いていることが目に留まった。
　安全意識を強調する手法も違う。例えば妊娠中の方のイラストは、Duetではお腹の大きめな女性がさりげなく書かれているだけだが、POLOでは、女性のお腹のなかに胎児が青インクで強調されて描かれているなど、ちょっとショッキングなほどである。

　内気循環は、噴出し口がデフロスト（窓）のときはキャンセルされるのか・・・。曇りを防ぐ点では確かに理にかなっているが、オーディオ改造後、作業ミスによる故障だと思い、焦りまくって再びインパネをはぐって悶々とした記憶が（笑）。説明書は最初に用意しとくべきだ。

　「完全な暖房はエンジンが暖まったときのみ得られます。」正直だね。当たり前だけれど、こういった記述は案外大事かもしれない。

　スノーチェーンは装着できません・・・そうなんだ、知らなかった。タイヤハウスとタイヤの空間が狭いなとは思っていたけど。

　あと、これは誤植であって欲しいのだけれど、エンジンオイルが通常１，０００ｋｍあたり約１．０Ｌ消費されるとは？
国産車なら、いかれたエンジンでもなかなかそこまでは消費しないぞ。

　気をつけてみているけれど、実際は１０００ｋｍ走って、ゲージにはっきりわかる減りは感じていないけれど、こんなに減るのが所定だとしたらビックリマンチョコレートである。

　なかなか興味深い読み物だった。

　ポロ、息子が気に入って乗っていく場面が多くなった。電車利用より経済的にも若干は助かるし（田舎の電車は割高だからそうなる）、適度に走ることはバッテリーやクルマそのもののコンディション的にも、ペーパードライバーになってしまうのを防止するにも歓迎ではある。
　そうなると、維持費を無視すれば、自分が使いたいときに使える車が欲しいのも事実。VIVIOはどこも悪くない。今回車検を取るとしても、ほとんど交換部品はいらないに違いない。
　今日、久しぶりにＶＩＶＩＯを運転してみた。「ＭＴ車って楽しい。」が第一印象。交換部品は一通り替えてあるので、安心感もある。
また、自分の性分には、ミニマム感って悪くない。継続車検取ってしまおうか。
　ただ、そうなると一番困るのは駐車スペース。でも、その気になればスペースは出てくるものだ。
つるはしを振り下ろして２時間強、VIVIOの駐車場も確保できた。あとは維持費。

ま、車検までは１ヶ月強、現在使用しても何の問題も無いわけだ。
使いながら、考えて行きたい。

　今回は３１９．５ｋｍ/２７．６４L＝１１．５６ｋｍ/L。
初回より若干向上した。
ダメだしが終わって、ちょっと遠乗りした分の＋要素と、暖機テストで長時間アイドリングした－要素が複合した今回だが、いい傾向になっているのではないかと思う。
条件がよければ、もう少し伸びる可能性も感じる。

　そして、雪道での相性がなかなか良かった。実用域のトルクが充実したエンジン特性とトルコンの相性、踏み込みとアクセル開度の味付けのトータルで、出だしのコントロールがしやすく、無駄に空転することなくじんわりとスタートできる。

　遠乗りすればするほど、良い印象だ。冬タイヤではあるが、ハンドリングが絶妙に良い。シャーシの剛性感、どっしりと安定したすわりのよさ、実用域で充実したエンジンのトルクなどスペックってなんだろう、と考えさせられるものがある。　

　何といってもハコが気に入った。Just my size。そしてデザイン。スクエアな空間のデザインは、ちょっとかさばるものを運ぶといった実用性ひとつを取っても、また、見た目にも、一昔前のこの頃の車のほうが妙にひん曲がった今の車より好きだ（あくまでも個人の見解）。
　また、コンパクトカーでも上質という、クラスレスな気持ちが心地よい。
　
　正直、知人に声をかけてもらわなければ、自ら進んで輸入車という選択はしなかったと思う。動機も、少しの初期投資で（軽じゃない）普通車が手に入る、という不純な部分があったのは否めない。しかしこうしてVWというバッジの付いた車を縁あって所有したことは、とても良い経験だと思う。
外車だからといって部品調達についても、特別困ることは無くむしろ迅速に入手できたし、ディーラーでの部品発注でもDIYをとくに拒むような感じもない。


　

　漸く、実燃費データ第一回目が出た。それは走行354.0km/給油量34.18L=10..36km/L
うーん、微妙。もう少し行ってくれるかな、という期待もあったのだが、冷却系の機能試験で長くアイドルしたり、チョイ乗りも多く、条件は決してよくない中で２桁いったのは、せめてもの救いである。
ヴィヴィオもこの時期12km/Lしか出ないときもあったので、ひどく悪いというわけでもない。

　冷却系のサーモスタットにも、フェールアウトの故障ではないが、暖気が遅いかなというダウトがかかっている。予防保守もかねて、近じか交換してみようと思う。
　遠出のパターンもいれたり、運転習熟でよりエコランできたり暖かい季節で夏タイヤに替えたりすれば変わってくるかもしれない。まあ、今回は参考データとして、様子見。



ちなみに、隣に並んでいるダイハツDuetとスペックを比べてみると、エンジンの実力は同程度、車体の大きさも大差ないが、車両重量は200kgも違うのには驚いた。
この重量の分、どっしり重厚なドアの開閉音や静粛性、、すわりのいい走安性に利いていると思うが、こと燃費に関しては・・・。
ゴーストップが多いと、燃費にはかなり利いて来ると思う。が、このDuet、タコメーターを速度計と区別できない人が乗っているので、燃費のデータがない（笑）