膨大な資料を底本として作成されたアニメーション『東京マグニチュード8.0』を見終えました。最後は泣けてしまいましたが、改めて地震の恐ろしさや、人と人とのつながりの大切さを強く感じました。正直なところ、コレを見ていて、何度もフラッシュバックを味わっていました。…今回の実際の地震を体験し、被災地にも臨み、人生観が少し変わった…というと大げさかも知れませんが、本当にいろいろ考えさせられました。今回の地震で、多くの人が傷つき、亡くなってしまった。どんなに取り戻したいと思っても、取り戻せないものが、あまりにも沢山ある。津波に荒らされた畑地に落ちていた、子供の絵本やおもちゃを見て、どうしてもどうしてもこみ上げてくる涙が止められなかった…。私はまた、必ず、必ず気仙沼市の本吉地区へ、あの場所へ訪れたいと思う。そこが、私のもう一つの原点だから。どんなヒドい状況でも、それに力強く耐え、生き抜こうとしていた現地の方々。気が付けば、私は、その姿に支えられていた。今も。たぶん、これからも。一人でも多くの方に、生きる力を取り戻して欲しいと思う。抱えきれないほどの痛みはあるけど、負けないで欲しいと思う。みんなに、生きていて欲しい。今はつらくても、いつか必ず、生きていて良かったと思える日をみんなが迎えられるよう、強く、強く祈ってる。戸惑いつつも、今あるここから少しでも前に向かって歩いてゆきたい。