暫定税率の復活により、ガソリン価格の再高騰は必至のようです。
円安などの影響で更に卸値が上がるとの話もあります。
ということは、遅かれ早かれ売価も税率復活+更なる値上がり?
ホント、ため息出ますヨorz
年間走行距離8,000km程の方が多いのでしょうか?
燃費が10km/Lのクルマですと、単純計算すれば800L/年のガソリンが必要になります。12ヶ月で単純に割りますと、約667km/月、約66.7L/月の消費となりますね。
そこで、暫定税率停止中の現在価格が維持された場合と復活+値上がりした場合とでは、月当たりどの程度差が出るのでしょうか。
暫定税率復活が必至の今、荒唐無稽な計算となりますが、どの程度苦しさが増すのかを見る指標にはなってくれそうです。
なお復活後の価格は、復活と同時に5円値上がりし、その値段が1年間維持されるものとして仮定して計算しています。小数点以下切捨。
<ハイオク>
停止中:66.7(L/月)x130(円/L)= \8,671.-
復活後:66.7(L/月)x165(円/L)=\11,005.-
<レギュラー>
停止中:66.7(L/月)x120(円/L)= \8,004.-
復活後:66.7(L/月)x155(円/L)=\10,338.-
この試算では、月当たり\2,334.-値上がり、年間ですと28,008円・・・の値上がりです凹
うちのラン君の場合年間2万kmは走りますので、このままでは増加分だけで年7万越えになります。(滝汗
今後ガソリン価格の高騰が進めばクルマやバイクの使用量を減らすドライバー/ライダーさんの増加は必至で、結果的に種々の影響が出ることも予想されます。
利用者の減少により一方では大気汚染の進行が減速しますが、他方で安価ながら環境に悪い粗悪なガソリンが一部で出回る危険性もあります。
また道路予算の温存で徒に新たな道が切り開かれ、それまで森林・海浜地域であった自然環境が破壊されたり、近隣地域へのごみの不法投棄を誘発する可能性もあります。ですので、単に道路財源確保のための税率復活は、環境に悪い可能性も。
全体として利用者が減り、場所によっては採算が取れない/赤字が増える有料道路も出てくるでしょう。
クルマやバイクの販売台数が減り、クルマ産業全体にとって痛手となります。
観光客が減り、地方の観光産業の衰退に拍車がかかります。
地方の小売業も大半がマイカーでの来客と店員により支えられていますから、死活問題ともなりかねません。
老人たちの足である地方バスの民営化により運行台数の減少や値上げがなされ、ますます福祉の質が下がります。老人をターゲットにした種々のサービス業にも影響してくるでしょう。介護保険料の増加に加え、病院への通院に伴う費用も値上がりしますので、”介護危機”あるいは救急車不足による”医療危機”とでも言うような事態になりかねません。
遅かれ早かれ、私たちの給与にも影響は出てくるでしょう。
こうして将来的には私たちの生活の質、そして日本の国力にも影響してきます。
クルマ産業はその国の技術力を映す鏡であると同時に、経済力をも反映するものですから、日本のおかれた状況がほの見えてきます。
厳しいですねえ・・・。
Posted at 2008/04/26 18:23:09 | |
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ランティス | クルマ