ウィンド・ディフレクターの固定ピン自作

Ｙ！オクで入手した、ジャンク品のウィンドディフレクターです。中央に、最終モデルの 206 CC RC 専用のライオンマークが入っています。

確かに小傷は一杯ありましたが、ジャンク扱いじゃちょっと申し訳ないくらいでした。

残存していたほうのピン。

当初はもっと曲がっていましたが、手で直しました。あまり頑張ると金属疲労でポキッと折れてしまいそうでしたので、ゆっくりと慎重にやりました。

もう片側はありません（だからジャンク品）から、作らないと使えません。残っている方を採寸し、金属棒に刻みの位置をコピーすればできるハズです。

8mmのロングボルトと、短く切った 10mm のステンレスパイプを組み合わせてノッチ（刻み）を模倣しました。パイプとボルトはとりあえずエポキシ接着剤で固定しました。

後ほど、これを電動ドリルに突っ込んでヤスリを当ててねじ山を削り、削ったねじ山の上にクイックスチールという硬いエポキシのパテを塗り、さらにヤスリで削ってノッチ部分の形を整えました。
どうせ露出するパーツじゃないので、ピンの色や格好まで気にしません。：ｐ

左端の外側の部分がパタンと折れ曲がり、リヤトランクにぴったり収納できる幅になります。

ピンが差し込んである基部の穴の中には、スプリングで動く出っ張りがあり、ノッチがここに当たるとピンが固定されるようになっています。

こういう部分の仕組みは凝ってます。＾＾；

オリジナルのピンをはめたところ。

後席のスピーカーの前方にある直径 1cm ほどの凹みがこのピンの入る場所でした。

何だぁ、そのための凹みだったのか～。

自作した方のピンです。

この写真はノッチの位置をコピーした状態でウィンド・ディフレクターに仮組みし、状況を確かめているところです。前述のクイックスチールの処置を後で行い、着脱時にピンを押し引き操作するノブをつけました。ノブは家具の取っ手をホームセンターで買って加工。

材料費全部で 1,000 円もしません。

後ろの固定用のピンはここへ嵌ります。
覗き込むと「受け」になる部分があります。

少し隙間はありますが、スポンジか何かで隙間を埋めたとしても、どうせ面積の大半がネットですから～。^o^
内装とのフィッティングのよさは純正品ならではです。

装着を確認したところ。

もう一度おろして、ピンのノッチ部分を細かく加工しなおしました。

載せていればこの通り後席に置いたものが見づらくなりますから、目隠しにもなります。おそらく、ライオン部分を寝かせた状態で載せっぱなしになるのでは、と思われます。