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オザミの愛車 [スバル WRX STI]

整備手帳

作業日:2014年7月27日

ENDLESS Racing4 キャリパー & キット・ローター取り付け(リヤ)

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
リヤのキャリパー、ローター、そしてブレーキラインをENDLESSのRacing4キャリパーキットに換装してやります。

尚、ブレーキ関係の作業は、その作業結果に不具合が生じた場合に重大なトラブルを引き起こす可能性が高いため、自信が無ければ素直に信頼のおけるショップさんにお願いすることをお勧めします。
以下は我流の自己責任要領になります。

さて、さくっとジャッキアップ、馬をかけてリヤタイヤを外してやります。
プレーキ周りのボルトは緩める&締める際に高トルクをかけますから、必ず馬をかけましょう。フロントへの輪止めもお忘れなく。

先ず、ブレーキラインの交換準備をしておきます。

ナックルに取り付けられているライン・ブラケットを外します(赤○部)。このボルトはライン換装後も流用することになります(締め付けトルクは33N・m)。

車体側のブレーキパイプとラインの接続部もすぐに取り外せるように「準備」しておきます。
為念、ブレーキラインを車体側パイプから取り外す際の、また、同ラインを同パイプに取り付ける際の手順を下記します。上記の「準備」にて次の2.までを行っておきます。

(ラインの取り外し)
1. 車体側フレアナット①をフレアナットレンチ or クローフットレンチ(ソケット)で緩め、フルードが漏れてこない程度まで手締めし直しておきます。
2. 車体側の座にラインを固定しているクランプ③をペンチ等で抜き取ります。
3. ラインを付け替えるタイミングになったら、ナット①を手で緩めてラインを車体側パイプから取り外します。

ライン交換の経験がある方には蛇足な説明ですが、車体側ナット①に接続するライン端部②の根付部にはクランプが挿入される溝がきってあり、その溝の下にはカムがついています。
参考までに、ENDLESSのライン(A)とSTIのステン・ライン(B)の該当部で説明しますと、赤矢印部が根付部の溝、緑矢印部がカムとなります。
車体側の座には④のあたりに回り止めのリブが設けてあり、クランプを挿入してラインを座に固定した状態では、ライン付のカムがリブと噛み合うのでナット①を締める or 緩める際に共回りしなくなります。

(ラインの取り付け)
4. 手締めでナット①を回しライン端部②を取り付けます。
5. クランプを挿入して車体側の座にラインを固定します。
6. ナット①をフレアナット or クローフットレンチ(ソケット)を使って規定トルクで本締めします。

実際に作業をしてみると分かりますが、車体側のブレーキパイプはかなり自由に上下に動かせます。ライン端部②やフレアナット①に無理な力が加わらないように、パイプを適度に動かして以上の作業を行います。

ちなみに、これも蛇足情報かもしれませんが、ENDLESSのライン端部はフレア構造になっていてクルクル回せるのに対し、STIのステン・ラインは端部が固定されていて回りません。
2
純正キャリパーをサス・スプリングに吊るしておくための針金等を準備しておいて、キャリパーを取り外してやります。

キャリパーは2本のボルト(赤○部)で固定されています(締め付けトルクは65N・m)。
キャリパーを取り外したら、上記の針金等で純正キャリパーをサスに吊るしておきます。

この時点でブレーキ・ラインを取り外すとフルードが漏れてきてしまいますので、ラインは外さずに付けっ放しにしておきます。
ちなみに、純正ラインのキャリパー接続部はユニオン(バンジョー)ボルトで接続する構造になっていますが、ENDLESSの同接続部はライン端部のフレアナット(A)をキャリパー側のニップル(B)に締め込む構造になっています。

ちなみに、ブレーキ・ラインの付け替え作業でフルード漏れをおさえたい場合、フルードタンクの注ぎ口にラップを掛けると効果的です。フルードの漏れがかなり抑えられます。
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キャリパーの次はローターを外してやります。
(リヤなんで、サイドブレーキをリリースしておかないと外れません!)

プラ・ハンマー等で軽く叩いても外れない場合、M8ボルト2本を画像のように締め込んでいけば取り外せる構造になっています。

尚、黄矢印部はサイドブレーキのアジャスト・スクリューにアクセスする穴なんですが、ゴム・キャップでカバーしてあります。
このゴム・キャップはENDLESSのローターに換装後も流用しますので取り外しておきます。
4
純正のローター径は316mmφ、換装するENDLESSのローター径は332mmφになりますので、バックプレートのミミが邪魔になります。
また、4POTキャリパーとバックプレートの端部が干渉するので、当該部分もカットしてやる必要があります。
GR/GVBではバックプレートがサイドブレーキの構成部品を兼ねている部分があるので、気軽に撤去するわけにもいきませんので…。

バックプレートは金バサミ等でも何とか加工できる厚みなんですが、大変過ぎるのでサンダーを利用しました。
サンダーでしたら、片側で5分はかからないくらいでカット加工できると思います。

サンダーを使用しますので画像のように養生してやります。
サンダー使用時、サイドブレーキやサスペンションの養生にはアルミホイルが活躍してくれます。
まず燃えることはありませんし、養生対象を包み込みながら適当にクシャクシャってやるとテープ等を使わなくてもキレイに養生できちゃいます。
5
サンダーで切り飛ばしたバックプレートのミミと端部です。

2mm厚砥石を使ったんですが、1mm厚のものの方が楽だったかも。。。
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換装するキャリパーにグリスを塗ったパッドを仕込みます。

純正キャリパーはハウジングへとの接続部が一体となっていますが、ENDLESSの4POTキャリパーはキャリパーボディと接続ステーとが別々になっています(異なるローター径にする場合、ステーを変更することでキャリパー本体は流用できるようになっているんですね)。

ステーとハウジングの固定(赤矢印部)、ステーとキャリパーの固定(黄矢印部)はキャップボルト(六角ボルト)で行います。
8mmアーレンキーのボルトがM10で締め付けトリクは58N・m、10mmアーレンキーのボルトがM12で同トルクは108N・mになります。
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ハウジングにステーを取り付けたところです。

付属のマニュアルがかなりアバウトですので、仮組しないと取り付け向きが分かりませんでした。
(画像の向きであっています。あっているはずです。。。)
8
ローターをはめこみ、キャリパーを取り付け、ラインの接続をします。
ラインの車体側及びキャリパー側の接続部を過大なトルクで締め付けるとフレアがとんだり、逆にフルードの漏れ・滲みが出ることもあるので、規定トルクを守ってやります。

尚、最初の作業時、黄矢印部のカバーの移植を忘れており、後日に「あっ!」って感じで慌てて取り付けました。。。

2箇所のブリーダースクリュー(黄○部、裏側にもあります)から、交互に何度かのエア抜きをします。
同時にフルードの滲み・漏れが無いかもチェック、エア抜きが完了すれば換装終了です。
慣れちゃえば、片側30分強で作業できると思います。

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