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オザミの愛車 [スバル WRX STI]

整備手帳

作業日:2020年12月20日

パワステフルード交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
パワステフルードの交換をしてやります。
約2年半ぶりの交換になります。

以下は我流の作業要領となります。
参考にされる場合には自己責任にてお願いします。

さて、パワステフルード交換の方法としては、いったん古いフルードを全抜きしてから新しいフルードを充填するやり方と、リターンラインから古いフルードを抜きつつポンプサクションラインから新しいフルードを注ぎ込むことを繰り返して少しずつフルード置換していくやり方があります。
前者は、新しいフルードを無駄にしなくて済むメリットはありますが、古いフルードをしっかり抜き取るためにギヤボックス周り他の配管を外す必要があったり、新しいフルードを充填する際のエア抜きも必要となるので、けっこうな手間がかかります。
後者は、作業自体はシンプルなんですけど、新旧フルードをシステム内で混ぜてはそれを捨てて… を繰り返しながら少しずつ新しいフルードの割合を高めていくわけで、新しいフルードをかなり無駄にしちゃうことになります。

ちなみに、パワステシステム全体のフルード量は約0.7L(リットル)です(スバルの整備マニュアル記載値)。
新しいフルードとしてスバル純正のパワステフルードを使用しますが(これまでも同フルード)、高いものではないので(上記した)後者の交換方向を採用してやります。

経験的に全フルード量の2~3倍くらいの新フルードを注ぎ込めば概ねOKなので(ほぼ新しいフルードに置換されるので)、スバル純正フルードを2リットル(1リットル×2缶)用意しました。

さてさて、フルード交換に際してはステアを左右にきりまくるので、フロントをジャッキアップしてウマにのせます。

※画像ではエンジン下にも色々なモノを置いていますが、同時進行でエンジンオイルの交換をしているためでパワステフルードの交換には特に関係はありません。
2
パワステフルードのリザーバータンク(赤□部)です。

リザーバータンク内のフルードは、タンク底部の①からサクションホースを通ってパワステポンプに送られます。
パワステポンプから送出されたフルードがステアリングギヤボックスで仕事をして③から出てきます。
③から出てきたフルードがリターンホースを通って②の部分からリザーバータンクに戻されることになります。

今回の作業では③部分のリターンホースの接続を切り離し、リザーバータンクに向かって戻ってくるフルードを回収してやります。

③部分でリターンホースを切り離す際にフルードが漏れ出てきますが、少量(数cc程度)しか漏れ出てこないのでウエスで軽く養生しておけば問題ありません。
単純にホースを引っこ抜くとフルードが飛散しちゃうと思うので、最後は優しくコジるようにしてやると良いです。
3
リターンホースを切り離したら、別途に用意したホースを接続します(黄○部)。
用意したホースは内径10mmのものです。
フルード回収だけの用途ですから材質は何でもOKと思います。
このホースの出先には廃油受けとして5~600ccサイズのペットボトルを準備してやりました。

もっと大きなペットボトルでも悪くはないのですが、回収するフルードが少しずつキレイになっていくのを確認していきたいんですね。
フルードを数百cc回収する毎にペットボトルを交換していくので、これくらいのサイズのペットボトルにしています。

切り離したリターンホース端部(赤○部)は適当に養生、リザーバータンクより高い位置になるようにすればOKです。
4
リザーバータンクには液位を示すラインが4本あります。
COLD(冷間時)のMIN.とMAX.、HOT(温間時)のMIN.とMAX.です。
一番高位となるのがHOT MAX.で一番低位となるのがCOLD MIN.です(当然ですね)。

ちなみに、COLD(冷間時)はフルード温度が約20℃の時、HOT(温間時)は同温度が約80℃の時を想定しています(スバルの整備マニュアルより)。
とまれ、HOT MAX.~ COLD MIN.の範囲に液位があれば、(当然ですが)エア噛みは起こらず、リザーバータンクの働きにも問題は出ないことになります。

リザーバータンク内の古いフルードをCOLD MIN.の液位までスポイドで吸い取り、新しいフルードをHOT MAX.まで注ぎいれます。
パワステフルードのリザーバータンクは注ぎ口がとても小さいので(指が入らないレベル)、フルードを注ぎ入れる際にはジョウゴ必須と思います。
5
画像はスバル純正パワステフルード(1リットル缶、1,300円/缶、品番:K0515YA000)です。

数年前までは殆どのスバル・ディーラーに常備されていましたが、最近は電動パワステが主流になってきた為、いわゆる「取り寄せ」になる場合が多い様です。
6
それではフルードを回収しつつ、新しいフルードを注ぎ入れていきます。
エンジンはかけないでハンドルロックのみを解除、ステアをロック・トゥー・ロックで回していきます(右いっぱい→左いっぱい→右いっぱい→左いっぱい… の繰り返し)。

けっこうな勢いでリザーバータンク内のフルードが減って、それと同量のフルードがペットボトルに送り出されてきます。
エアが噛むと面倒なので、リザーバータンクの液位がHOT MAX.~ COLD MIN.の範囲になるように常に気を付けてやります。
右いっぱいから左いっぱい(または、左いっぱいから右いっぱい)にステアをきると概ねHOT MAX.→ COLD MIN.となります。
かなり小まめに新しいフルードを注ぎ入れてやる必要があります。

最初ははっきりと分かるレベルでペットボトルに出てくる回収フルードがキレイになっていきます。
新しいフルードを1.2~1.3リットル注いだあたりで、回収フルードの液色に殆ど変化が無くなってきました。

最終的には1.6リットル程度の新しいフルードを注いだあたりでOKとしました。
システム全体のフルード量の2倍強の新フルードを使ったことになります。
7
リザーバータンクの液位をCOLD MAX.に調整後、リターンホースを復旧してやります(赤○部)。

この状態でロック・トゥー・ロックを繰り返すと、リターンホース内のエア分だけリザーバータンクの液位が下がります。
あらためてリザーバータンクの液位をCOLD MAX.に調整、今度はエンジンをかけてロック・トゥー・ロックを繰り返してやります。

リザーバータンクの液位が下がらないことやホース周りからの漏れが無いことが確認できたらウマから下ろして作業完了です。
8
回収したフルードの参考画像です。

⑤が新品フルードです。

①が最初の5~600ccの回収分です。けっこう黒っぽく汚れていますね。
②がその後の5~600ccです。
③が更にその後の約300ccの回収分。このあたりから回収フルードは殆ど変化しなくなりました。
④が最後の約200ccの回収分です。
コーティング

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