ミッションマウント&クッションラバー交換
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今回は、ミッションマウントをSTI製の強化品に交換してやります。
また、マウントを介してミッションを支えているのがクロスメンバーなんですが、このクロスメンバーの固定箇所のクッション材(クッションラバー)もSTI製の強化品に交換してやります。
なお、ミッションマウント自体は7年ほど前にCUSCO製の強化品に交換していました。
さすがに7年も経ってしまったのでヘタリも出ているはずで、今回、STI製の強化品に交換してやる事にしたわけです。
クッションラバーは新車購入時より無交換の純正品を強化品に交換してやる事になります。
以下、我流の整備内容となります。
参考にされる際には自己責任にてお願い致します。
さて、ミッション下部にアクセスする必要がありますので、車両をジャッキアップ、ウマにのせたら作業開始です。
【STI品番】
強化ミッションマウント(6MT用);
ST410224S000
強化クッションラバーシートセット;
ST41022ZR00
※共にGR/GV/VAシリーズ向けとしては品番設定がありません。
GDシリーズ向けとして設定されているものを流用します(流用可能です)。
ちなみに、STIあるあるですが、スバル純正の非強化品よりも安価に購入できます。
純正品はGD→GR/GV→VAと世代交代のたびに価格が上昇する一方、STI製品はGD向けとして価格設定が据え置きされている為です。
2
画像はミッション下部のものです。
ミッション・ロアカバーは取り外し済みですが、過去のミッション・デフオイル交換の整備手帳にカバーの脱着方法は記載してあります(今回は割愛)。
フロントとリヤに各々横方向のクロスメンバーがあり、これらがボディと取り合っています。
また、フロント・リヤのクロスメンバーと縦方向に取り合っているのがセンタークロスメンバーです。
フロント・リヤ・センターの各クロスメンバーが、ちょうどH型に組まれてボディと取り合っている形になります。
そして、ミッション下部に取り付けられたマウントをセンタークロスメンバーで支える構造になっています。
WRXではミッションが縦置きされておりボディ下部が鞍型形状です。
メンバー・マウントの構造・配置もFRのそれに近くなりますね。
さて、今回のマウントとクッションラバーの各交換に際しては、フロントとセンターのクロスメンバー、それにミッションマウントを取り外す事にします。
(リヤクロスメンバーは取り外しません)
ミッションのオイルパンをジャッキで下支えした後、ミッションマウントとセンタークロスメンバーが取り合っているナット2箇所(赤○部、14mm、締付トルク35N・m)、それに、フロント・センターの両クロスメンバーが取り合っているナット2箇所(緑○部、14mm、締付トルク70N・m)をリリースします。
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画像はフロントクロスメンバー部分を横から眺めたものです。
ミッションオイルパンをラバーを介してジャッキで下支えしているのが分かると思います。
フロントクロスメンバーとボディーとを取り合っているボルト2本(画像では片側のみで切れちゃっていますが… 赤○部、17mm、締付トルク140N・m)をリリースします。
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画像はリヤクロスメンバー部分のものです。
今回はリヤクロスメンバーは取り外しませんので(赤○部のボルトはリリースしません)、センター・リヤのクロスメンバーが取り合っているボルト2本(緑○部、14mm、締付トルク70N・m)をリリースします。
以上のボルト・ナットのリリースでフロント・センターの両クロスメンバーを取り外す事ができます。
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画像は、センタークロスメンバーを取り外し、ミッションマウント(CUSCO製)が直視できる状態となったものです。
ボルト4本(赤○部、14mm、締付トルク35N・m)をリリース、ミッションマウントを取り外します。
6
画像は、取り外したフロント・センターの両クロスメンバー、クッションラバー、それにミッションマウントです。
換装するSTIのクッションラバーとマウントも並べています。
クッションラバーは、フロントとセンターのクロスメンバーの取り合い部分、それに、センターとリヤのクロスメンバーの取り合い部分に装着されています。
各ラバーとメンバーの取り合い順序を下記しておきます。
◆フロント・センターのクロスメンバー取り合い部
上部から下方に向かって、
(1) ボルト付プレート
(2) カラー付クッションラバー
(3) センタークロスメンバー
(4) クッションラバー(カラー無し)
(5) フロントクロスメンバー
…の順番になります。
◆センター・リヤのクロスメンバー取り合い部
下部から上方に向かって、
(A) 金属プレート
(B) カラー付クッションラバー
(C) センタークロスメンバー
(D) クッションラバー(カラー無し)
…の順番で最後(最上部)にリヤクロスメンバーと取り合います。
(2')や(4')、(B')、(D')は各々がSTI製の強化ラバーとなります。
ちなみに、取り外したCUSCO製強化マウントですが、ガタは無いものの強化ブッシュに僅かな変形が見られました。
僅かにヘタっていただけでした。
7
画像は、クッションラバーをクローズアップしたものです。
ナンバリングは先の画像のものと同様です。
(1)と(A)のプレートはそのまま再利用します。
また、(2)と(B)のカラーは新品クッションラバーに移設して再利用します。
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新しいミッションマウントとクロスメンバーを取り付けたら交換作業は終了です。
クロスメンバーとクッションラバーは仮組してから取り付けると作業がしやすいと思います。
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