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オザミの愛車 [スバル WRX STI]

整備手帳

作業日:2022年2月27日

ブレーキホース新替(ENDLESS製ブレーキホース交換)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
ENDLESS製のブレーキキットに換装してかれこれ8年くらいが経過しました。
ブレーキホースの被覆の一部に破れが出てきちゃったので、ぼちぼちよホース交換をしてやることにします。
(内部のスチールメッシュの状態には全く問題は無い状況ではあります)

ちなみに、ブレーキホースの交換自体は難しい作業ではありません。
緩めて締める事がメインの単純な作業なんですが、フレア接続部を潰しちゃうとかなり面倒な状況になります。
言わずもがな、走行中のブレーキトラブルは重大な事故を引き起こす可能性もあります。
下記する作業内容を参考にされる場合には自己責任にてお願いします。

さて、車をウマに乗せ、タイヤを外して作業を開始します。
なお、今回は四輪全てのブレーキホースを交換します。
2
画像は左リアのブレーキホース周りのものです。

① ブレーキホース(ENDLESS)
② 車輪速度センサーの配線
③ TEIN EDFC配線(減衰圧調整ステッピングモーター用・社外追加品)
④ ブレーキパイプ
⑤ フレアナット(ブレーキパイプ端部)
⑥ クランプ
⑦ ブレーキホース(車体側端部)

ブレーキホースのガイドが固定されているボルトを取り外します(赤○部、12mm、締付トルク 33N・m)。
ブレーキホースを外すとフルードが漏れてくるので、ホースを外す前に新しいホースの取り回しを確認します。

ちなみに、陰になって見えませんが、ブレーキホースとキャリパーとの接続部分が緑○部になります(後述)。
また、取り付けられているブレーキホースが汚れいて車体側取り合い部(⑤⑥の接続部)が分かり難いでので、新品ホースの車体側端部の画像ものせておきます(右上の画像)。
3
画像はリアキャリパーとブレーキホースの接続部分です(緑○部)。

ブレーキホース端部がフレア、キャリパー側がそれを受けるニップルになっています(右下・右の画像参照)。
4
新しいホースへの換装準備ができたら、ブレーキホースと車体、及びホースとキャリパーの接続を緩めます。
フルードの漏れ量を少なくするため、車体側とキャリパー側、各々を手で回せるくらいまで緩めてから取り外し作業に入ってやります。

どうしたって少量のフルード漏れは出ます。作業箇所の下にフルード受けを置く様にします。
なお、作業の最後のフルードエア抜きを簡単にするためにもエンジンルームのフルードタンク液位を高目に維持してやります。
また、ブレーキフルードは塗装をガビガビにしちゃいますので、漏れ出たフルードは小まめにパーツクリーナーで拭き取ります。

ちなみに、フレアナット⑤がなめちゃうとパイプ④と共にアッシー交換する事になります。
緩める時と締める時、画像の通りフレアナットレンチを使用することを強くお勧めします。

車体側のフレアナットは10mm、締付トルクのメーカー推奨値が15~20N・mとなっています。
スバル整備書での締付トルク指定値は15N・mです。

キャリパー側のフレアナット(ホース端部)は12mm、締付トルクのメーカー推奨値が12~15N・mとなります。
車体側のホース接続は、ENDLESS製でもスバル純正でも(STIステンメッシュホースでも)構造的に同じです。
ブレーキパイプ端部がフレアになっていて、それをホース端部に押し付ける用にフレアナットで締め付けるものです(次項にてフレア画像をのせておきます)。

前項の画像の通り、ENDLESS製キャリパーとホースとはフレア接続なんですが、スバル純正の場合(STIステンメッシュホースでも)はユニオンボルト(バンジョーボルト)での接続になります。
純正のユニオンボルト(バンジョーボルト)のガスケットは再利用不可ですので、新品ガスケットの準備が必要です。
ちなみに、純正ユニオンボルト(バンジョーボルト)の締付トルクは18N・mです。

【注意】
ブレーキホースの換装作業において注意が必要な箇所は、ホース車体側のフレア部分くらいだと思います。
注意点としては次の3項目くらいでしょうか。

・とにかくフレアナットをなめないこと。

・また、フレアナットを締め込み過ぎないこと。これはキャリパー側の接続でも同じことが言えます。
(けっこう簡単にフレアが変形してフルード漏れが止まらなくなる or ホース端部が破損します)
トルクレンチを使ってフレアナットを締め込む場合、クローフットレンチ or 相当品が必要です(ある程度の経験があれば手ルクレンチでOKと思います)。

・あとは、クランプ⑥の抜き取るタイミングくらいです。
 レンチを使ってフレアナットを緩める作業、及び、最後にレンチでフレアナットを締め込む作業は、クランプ⑥でホース端部を固定した状態で行います。
 クランプの脱着はペンチを使えばOKです。
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画像は、右リアのブレーキホースを取り外した状態です(ホース車体側部分)。

ブレーキパイプ④の先端がフレア⑧になっていて、フレアナット⑤をホース端部に締め込めむことでタイトがとれる構造になっているのが分かると思います。

ホースはクランプで車体ブラケットに固定します。
ホース端部の切り込み(ピンク矢印部)があって、ここにクランプが噛み合うことでホースの上下方向の動きを固定します。
また、ブラケットにはリブ(赤矢印部)があって、これとホース側面の平らな部分(緑矢印部)とがフィットすることで回り止めになり、また、水平方向の動きを固定します。

当然と言えば当然なんですが、ホースの切り込み部分とクランプとの噛み合いには余裕がありません。キツキツです。
ブラケット部分に砂がのった状態でクランプを押し込むと必要以上にホース端部にテンションがかかって、ホース端部が破断することがあります。
(左下の画像は破断したホース端部です。8年前のものです。)
クランプと接触するブラケット部分は十分に清掃してやりましょう。
6
フロントのブレーキホースとその接続も基本的にはリアのものと同じです。
ブレーキパイプのフレアとホースの接続向きが上下逆になっているくらいの差異しかありません。
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画像はフロントのクランプです。

フロントのクランプには画像の通り抜け止めのカエシがあります。
リアのクランプにはカエシがありませんが、ホースとの噛み合い方はフロントもリアも同じです。
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再び左リアのホース周りの画像です(新品ホースへの換装作業後)。

ホース換装が終わったら、ブレーキペダルをベカベカと何度も踏み込んでやって、ホース接続部からフルード漏れがないかを確認してやります。
ブーレキフルードのエア抜きを十分に行い、タイヤを装着したら作業終了です。
作業後しばらくの間、ホースからのフルード漏れがないか、また、ブレーキフルードのリザーバタンクの液位下がりがないかをマメにチェックします。

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