フラットボトム化をメインとした空力性能改善(13/16)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
さてさて、次はパネル下面の空気の流れを整えるためのテコ入れをしていきます。
フロントのタイヤハウス後部(緑○部)やジャッキポイント(黄○部)付近では、どうしても空気の流れが乱れてしまうイメージ。
このグシャグシャに乱れた流れがパネル中央部付近のメインの流れ(赤矢印部)を少なからず乱してしまうはず。
乱された流れは速度が落ちてしまうはずで空力的にはマイナスになるかなと。
乱れた流れをメインの流れから隔離しつつ整流できる様なフィンを装着してやることにします。
2
先ずは画像の様なフィンを製作してみました。
アルミ複合板3枚を並べたものです。
こいつをタイヤハウスの後端に取り付け、ハウス近辺で乱れてしまった流れを車体側部に導いてやろうという狙いです。
3
画像は、先のフィンをタイヤハウス後端に取り付けてみたところです。
タイヤハウス近傍でグシャグシャに乱れた流れを緑矢印方向(車体側部方向)に導くイメージですね。
早速、街乗りでテスト走行をしてみますが…
近所のコンビニの出入りで数cmの段差を超えた瞬間にフィンが地面に激突しました(笑)
フィン下端から地面まで5cm程度のクリアランスしかなかったんですが、タイヤのすぐ近くなので大丈夫だろうと勘違いしてしまっていました。
タイヤが段差を下りた瞬間にフィンが地面に激突しました(そりゃぁそうなりますね)。
フィンの高さを低くすると(地面とのクリアランスを大きくしてしまうと)導風効果が落ちちゃうわけですが…。
4
地面との接触対策としてフィン部分をアルミ複合板からプラダンに変更してやりました。
プラダンの目地にさえ気を付けてやれば風圧にも負けませんし、それでいて地面と接触しても大きなダメージは出ないだろうと。
この後に製作する一連のフィンには全てプラダンを使用してやることにしました。
5
小ネタを一つ。
OLFAのカッターを愛用していますが、「刃」については、断然、特専黒刃がお勧めです。
画像の黒いケースで売られているヤツですね。
通常の刃は黄色のケースだったと思います。
特専黒刃は、通常刃より数十円高いだけですが、切れ味が全然違います。
プラダンを切るだけでもケッコウな差が出ると思います。
6
さて、タイヤハウスとジャッキポイントで乱れた空気の流れを車体側部に導き、パネル中央寄りのメインの流れに悪影響が出ない様にフィンを追加していきます。
ミドルパネルの左右部分を取り外し、プラダンのフィンを装着するためのベースを取り付けてやります。
フィンのベースにはパネルの補強にも使用したA6063系アルミアングル材(1m厚×12mm×12m)を使用しました。
パネルの追加補強を兼ねてそのアングル材を接着材とM5ボルト・ナットでパネルに取り付け、そこにプラダンのフィンをタイラップで固定してやるわけです。
赤矢印の様にフロントのタイヤハウスとジャッキポイントを車体側部に導く様にフィンを配置。
また、リアのジャッキポイントやタイヤハウスを避ける流れ(黄矢印)を作れるフィンも設けてやります。
7
先ほどパネルに取り付けたベース材にプラダンのフィンを装着してやりました。
なお、フィンの高さは、低過ぎると整流効果に期待が持てないし、高過ぎると地面との接触しやすくなるし… で悩みましたが、40~50mm程度の高さとしてやりました。
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先ほどのミドルパネルの左右部分を車体に取り付けなおしました。
ジャッキから下ろした状況では、フィン下端の地上高は約50~60mmとなります。
大きな段差を超えた時などは地面とフィンが干渉しますが、そこはプラダン製のフィンなので特に問題にはなっていません。
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