お久しぶりの投稿です。
長い間不安を抱えていたライトの交換をしました。
一度ハイビームにするとなかなかローに戻らず,
そうこうしているうちに,ローに戻るまでの操作回数が伸びる一方笑
HID H4タイプのハイロー切り替え式なのですが,
配線図ばっかりで制御の仕方をわかりやすく解説するサイトが
ないので備忘録を兼ねてメモっておきます。
まずH4タイプは,車両側に凸型の3極カプラーがついています。

それぞれの位置は違うかもしれないので,テスターで要確認。
プラスコントロール・マイナスコントロールの違いというのは
スイッチの位置が電装品から見てプラス(上流)側か,マイナス(下流)側か。
イメージ的には,プラスコントロールは2本の配線がプラス側で,
電流を1本に流すか2本に流すかで制御する。マイナスは固定。
マイナスコントロールは2本の配線がマイナス側で,
一つを接地するか二つを接地するかで制御する。プラスは固定。
ここからはFDのプラスコントロール制御のテストの話。
HIDの切り替え不良なら,車両側の故障かどうかを疑います。
・ライトオンでロー位置の時は3極カプラーのLOW-GND間で約12V,
HI-LOW間はほぼ0V。接地してないものもあるので,0.3Vくらいかも。
HI-GND間も0V。
・ライトオンでハイ位置の時はLOW-GND間で約12V,
HI-GND間で約12Vとなります。
つまり,HIの時はLOW,HIのどちらの配線にも12Vがかかるということです。
車両側の異常がなければライトシステムの故障です。
HID H4タイプのプラスコントロール配線はこちら
本来HI側(切替線)の配線はソレノイドの種類によって全然違う構造をしているので
この図はもっとも簡素に描いただけです…。
とりあえず,スイッチに連動してヘッドライトが光っているなら
メインの配線に問題はありません。
切り替え不良なら切替線の周辺の故障です。
バルブか,リレーか,ということです。
バルブの形状と切り替えの仕組みはここでは省くとして,
スライド式のバルブの場合,スプリングとダブルソレノイドがあります。
①LOWはスプリング,HIはソレノイドの磁力で保持するもの
スプリングのステーが疲労で折れることが主な原因
スプリングが遊んでいてスライダーをLOW位置に固定できない
バルブ側の故障が多い
②LOWはLOWのソレノイド,HIはHIソレノイドの磁力で保持するもの
どちらかのソレノイドに電流が流れないことで,片方固定になる
切替電流を制御しているリレー側の故障が多い
自分のFDはmonobeeのダブルソレノイドなので
おそらくリレーの故障でした。ただしもう廃盤なのと,
汎用品のリレーに取り換えても動作しないことが多いので
おとなしくスフィアライトにそっくり交換しました。
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Posted at
2016/06/12 00:16:05