数日前に、矢沢ファンのあいだゆあ・・・じゃなく間で、衝撃が走ったNEWアルバム「YOUR SONGS 4,5,6」のリリースについて、とりとめの無い感想を。
昨年5月にリリースされた「YOUR SONGS 1,2,3」については、当時のブログで酷評したんですけど、俗に“コアファン”と言われる、熱狂的な永ちゃん好きほど、過去の作品を焼直しする商法を批判したと思うんです。矢沢自身が昔は、頑なに否定してたからね・・・。
詳しい曲目等は、関連情報URL(矢沢の公式HP)をご覧いただきたいのですが、前作と違って、“曲によってはボーカルを録り直してる”部分は、永ちゃんも仕事してるんですね。でも、喉の劣化は確実に進行してるわけで、チョイスする曲次第という心配はありますけど。その曲目(全39曲)ですが、幻と言われた「この道の向こうに」が入ってたり、今回は少しだけマニアックになってると感じました。・・・もしかして、私がこのブログで昨年、永ちゃんの曲解説をやってたんだけど、少し考慮されてる??反面、がっくりきた点としては、2004年&2005年の曲からも、少なからず選ばれている事かな。たった2、3年で弄るという行為がね・・・。あっ、シングルカットされる「夏の終り」もね・・・。原曲の1974年版(キャロル時代)を、1995年に再度レコーディングしたのに(当時は矢沢自身も出演してた、サントリーBOSSのCMソングにも使われたんで、その絡み?)、12年経ってまたまたですか?まぁ、昨夏にDMでネット配信したミニLIVE(相沢氏・木原氏が参加したやつ)でも急遽、練習して披露したし、キャロル時代にコレが有線でヒットしたとき、口ずさみやすいメロディが一般リスナーにウケるんだなと、感じたそうなので・・・。夢よもう一度ってところでしょうか?
矢沢永吉という男は「歌手」の他に、「作曲家」「プロデューサー」「CMタレント(元・俳優?も含む)」「会社社長」「○○」と、様々な顔(肩書き)を持ってます。私個人は「歌手」としての永ちゃんを1978年の時間よ止まれで知り、長年にわたって追い続けているのですが、新曲も出さずに過去の遺産をリサイクル(←確かに今はリサイクル時代ですが・・・)する現状から、作曲家の矢沢は死んだと言わざるを得ません。で、近年はCDの不振を補填しようと(?)、GOODSを乱発してるのですが、昨年の“似てないフィギュア”があまりにショックで、私としては昔ほど食指が動かないですね・・・。ステージについても、昨年のロクオペ2で、新しさの無さに限界が見えたというか・・・。もしかして、
大殺界に突入しちゃったんでしょうか?
ただね・・・じゃあ、お前は矢沢に見切りをつけるの?と訊かれたら、それは「NO!」なんです。歌手の世界に限らず、どんなに偉大な記録を残した人でも、いつまでも頂点に君臨できるわけじゃないし、老いからは逃げられませんよね。私が小学生の頃から憧れ続けた男が、どんな晩年を過ごして一生を終えるのか・・・枯れていく様を最後まで見届け、自分が老人になっていく際はどういう道を進んだらいいのか、(反面教師であっても)その指針にしたいんです。
タイトルは【永憂会/横浜】さんのブログから引用したのですが、作曲家・矢沢は死んだとしても、社長・矢沢は元気元気…。でも・・・永ちゃんは9月で58才なわけで、日本人男性の平均寿命が75才くらいでした?もし、自分が永ちゃんなら、ステージはタオルが儲かるから続けるけど(笑)、これまでレコーディングしてた時間は、趣味(クルーザーとかバイクとか)に費やしたいなー。ODENスタジオで収入源は確保したし・・・。余命の10数年は遊ばせろよって、思うよな。
まぁ私は…DVD-BOXでしばらく楽しみますよ
Posted at 2007/07/22 05:47:40 | |
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永ちゃん | 日記