
26日のブログで触れましたが、昨日はJR金沢駅近くの「第4回べついんフェスティバル」に行ってきました。お目当ては大仁田厚選手等が参戦する、プロレスの試合です。プロレスに興味のない人でも、タレントや元・政治家の大仁田さんなら少しはご存じでは?あの、稀代のプロレスラー・アントニオ猪木さんですら、大仁田選手の“毒”を恐れて、現役時代に絡む事をしなかったという噂もあるほど、不思議なカリスマ性を持つレスラーです。正直、ヒザなど身体を(若い頃から)悪くしてるため、スポーツライクなプロレスは出来ないのですが、唯一無二の邪道スタイルを確立して、来年10月で還暦となる今も、試合をこなしています。天候は雨雲に覆われながらも降ることはなく、26日午前までの高温から一転、過ごしやすく本当に助かりました。
さて、イベント内での試合は二つ。第一試合はショーン・ギネス選手vs横山選手の一騎打ちです。ピンクタイツが鮮やかなショーン選手はアイルランド出身で小柄ですが、軽やかな動きが信条。横山選手は5~6年ほど前、フジテレビの「あいのり2」という番組に出てましたね。髪型やキャラクターはかなり変化してますが…。試合は体格に勝る横山選手の猛攻をしのいで、丸めこみでショーン選手が勝利。実は、イベント終了後に近くに居たので握手してもらったのですが「ドウモアリガトウゴザイマス」と日本語で言ってくれました。やっぱり、遠い異国から来日して成功を狙うレスラーは、応援したくなります。今後、ショーン・ギネス選手の名は覚えておきたいと思います。
そして、メインイベントは大仁田、田中組vs大谷、保坂組です(※以下、敬称略)。プロレスに詳しい人なら、普段だと(タッグでの実績が豊富という意味で)大仁田、保坂vs大谷、田中だろ?と驚くと思います。試合前に保坂は前説(?)的な事もしてたのですが、その際も「(師匠である)大仁田さんと闘うのは数年振り」と言ってたほどです。マッチメイクの真意は不明ですが…。その試合はいきなり場外乱闘でスタート!私の近くには大谷と田中がやってきて、客席はグジャグジャ(笑)。リングに戻ってからも、パンダの格好をしたセコンド(パンディータ選手)が大仁田組に加勢して、パイプ椅子やテーブルと言った凶器(?)が持ち込まれます(ある程度の反則はOKという特別ルールです)。大谷も顔面ウォッシュ等を繰り出し見せ場は作りましたが、最後は大仁田がサンダーファイアーパワーボムという技で、保坂から3カウントを奪取。ちなみに、大仁田は右手を骨折してるとの事。ホント、無茶してくれてます。
試合自体は12~13分だったのですが、その後の“大仁田劇場”が、試合以上に長い!!(笑)。仕込みなのか分からないけど、大仁田のTシャツを着た坊主頭の子供をリングに上げ(※リングサイドに、同じTシャツを着た、父親とおぼしき人はいた。ちなみにメイン画像で大仁田とパンディータが肩に乗せている子供とは別人です)、大仁田が子供にマイクを向け、将来は何になりたい?とやりとり開始。しかし、しばらくは下を向いて小さな声しか出さないので、そのたびに大仁田が子供の坊主頭をマイクで小突くから、ゴンという音を拾う拾う…。一歩間違えたら虐待なんだけど(汗)、最後は「プロレスラーになりたいです!」と子供が絶叫したから、観客も大拍手。その後も、ペットボトルの聖水をお客さんにまき散らしながら、お客さんに訴えていくパフォーマンスは続き…。生で改めて感じたけど、ほとんどの観客はプロレスを観た事がないはずなのに、そういう人々の心を掴むのが上手い!そりゃ、政治家もなれるわけだわ。今のところ、大仁田は還暦くらいで引退する考えらしいのですが、この人は過去何回も引退→復帰を繰り返してますので、話半分どころか一切、私は信用してません(汗)。
大仁田は26日は東京で試合、28日は岐阜県で大きな興行を行うそうで、それらはプロレス雑誌に出るかもしれませんが、この金沢の試合は一切、掲載されないと思います(汗)。しかし、プロレス好きとして、レジェンドになるであろう男の試合を肉眼で見たのは、いい記念になりました。ちなみに、関連情報URLで、nWoのTシャツを着てガラケーを構えているのが私です(爆…デジカメ忘れました)。
Posted at 2016/08/28 00:10:33 | |
トラックバック(0) | 日記