ローバーはよく壊れます。これは紛れも無い事実です。
工業製品としての信頼性の欠落、そしてそれを処理するディーラーもお粗末。
その顛末がローバー社の倒産ではないかと思っています。
顧客のクレームに耳を傾けて、常に「改善」を繰り返していれば、
このような事態にはならずに、生き残っていたのかもしれません。
まぁ、そんなことはさておき、それでもローバーが好きな訳です。
これは一種の病気でしょう。一生治りそうにもありません(苦笑)。

ローバー75は「最新」のローバー車ですが、それでも数々の弱点があります。
代表的なものがサーモケースの破損です。
樹脂性なのですが、接合部から冷却水がにじみ出るというトラブルが頻発します。
車検毎の交換を行っている奇特な方もいるようです。
平均的には3万~5万キロ程度で寿命をむかえるようですが、
仕様環境にも随分と左右されるようです。
考えようによっては、ついでに色々な部品のチェックもできるので、
「これはこれで良いのだ。」という超ポジティブな思考もできますが・・・。
個人的には、水漏れしているサーモケースを
わざわざまた漏れやすい純正のサーモケースに
変えるというのは全く納得できないことです。
声を大にして「Not acceptable!」と叫びたいですね。

そこで思い切った行動(暴挙)に出てみました。
サーモケース自体をアルミで製作していただくという方法です。
型取りが必要ですので、かなりの費用を覚悟しなくてはなりませんが・・・。
思い切って見積もりを取ったところ約16万円!
高い!純正サーモケースは約1万円です。
毎回交換した方がよっぽど安いですね・・・。
ところが、もう一方購入希望という方が現れ、
お値段は13万円と多少安くなりました(それでも相当高価・・・。)。
どうしたものかと悩みましたが、お金よりも何よりも、
「改善」という行動を今は無きローバー社が取れない以上、
自分が「改善」の手を打つしかないだろうと決断しました。
1月中にはワンオフ・サーモケースが完成しそうです。
(これ、本国では結構売れるんじゃないかなぁ・・・。)

そうそう、最近純正のオイルクーラーホースからのオイル漏れを直しました。
やはり部品のクオリティが問題のようで、かしめの部分から滲んでいました。
これもそのうちワンオフかもしれませんね・・・。
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Posted at
2012/12/27 13:56:57