
今は倒産したローバー社が誇ったスポーツカーです。
1993年デビュー当時は、FF車として世界発のLSDを純正搭載。
2.0Lターボエンジンは、昔ながらのドッカンターボで、
1200kgの軽量なボディーを離陸するかの如くの勢いで引っ張ります。

国内にほとんどパーツありません。
機関、足回りのほとんどの部品はワンオフパーツです。
フルエアロも、伊東自動車(http://www.itoji.co.jp/)の協力の元に創り上げたワンオフ品です。
型から製作していますので、希望があれば同じものを生産できます。
現存する個体で、このフルエアロを装着しているのは、
自分のローバー220クーペともう1台所有するローバー216クーペのみです。
リアウイングは、純正のものからR34スカイラインのものに変更しています。

足回りは、「いっぴん屋」のワンオフ車高調を(F:7K、R:6K)装着しています。
アライメントをきちんと調節できるように、フロントはピロマウント、
リアは、EKシビック用の調整式アームを流用しています。
ホイールは、個人的に大好きなメッキ(限定!)仕様のエンケイNT-03です。
鋳造ホイールですが鍛造なみに軽量です。

内装は純正の革張りレカロシート!
6連メーターパネルは、もちろんワンオフ品です。
故障の多いこの車には、各種機関の状態を把握するためのメーターは必須です。

リアは後部座席を取り外して収納スペースとしています。
この中には、工具、洗車用具、バッテリーが納まっています。(マスの中心化!)
収納スペースの上はフラットになっており、シートベルトも残していますので、
チャイルドシートを2脚取り付けることができます。

故障の多いエンジンは
フル・オーバーホール、バランス取り、各部面研を行いました。
その後は、消耗品の定期交換のみで、路上で停止するようなことの無い、
安心して乗ることのできる車に仕上がりました。
現在のところ、抜けやすくて有名なヘッドガスケットには、
クリンガーの強化メタルガスケットを使用しています。
ブーストはデュアルSBCを用いて、純正の0.60kg/cm2から0.90kg/cm2に上げています。
それに併せて、ハイパーチップでロムチューンを施行し、
242馬力を発揮している状態です。
ローバー220クーペは、元々がイギリス仕様のため、
夏場の水温が常時100度を超えています。
特にエアコンをかけるとあっという間にオーバーヒートします。
そのため、メインのラジエターをアルミ3層に交換し、
さらにサブラジエターを導入しています。
(レーシングカーなみのツインラジエター仕様!)
クーリングファンは、純正の2機に加えて、
引き込み式の電動ファンをさらに2機追加で設置しています。
ファンの作動はすべて手動に切り替えており、
水温計を見ながらファンのスイッチを適宜ON/OFFします。
(当然ながらスイッチを入れないとオーバーヒートします!)
この仕様で、夏場の首都高渋滞も、エアコンONで85度前後で安定します。
冬はややオーバークールになりますが、サーモの開弁温度が82度ですので、
それ以下になることはありません。
油温の方は、後付けのオイルクーラーのおかげで、
通常走行ではだいたい80~85度前後を推移します。
こちらもオーバークール防止のためサーモを装着しています。
Posted at 2010/12/13 19:34:12 | |
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