朝からぐんぐん気温が上がりました。
お昼過ぎに上野近辺を走っているときの外気温計です。
35度を指しています・・・。どおりで暑いわけです。
ローバーはイギリスの涼しい気候を
想定されて作られているだけでなく、
起伏のない地形も想定されて作られているようで
(イギリスには全く高い山が無いのです)、
とにかく日本の夏と、起伏に富んだ地形が苦手です。
(要は冷却系のキャパシティが明らかに不足しています)
真夏の中央道(下り小仏トンネルあたり)がその最たるもので、
だらだら続く上り勾配とうだるような暑さで、
ノーマル状態ではあっという間に危険な状態になります。
ローバー220クーペはハイファンが108度付近で回りますので、
時によってはすでに遅しで、冷却水が盛大に吹きます。
ローバー75はそこまではいかないにしても、
水温は110度を超え、油温も130度近くになります
(それでも純正の水温計はいつものところを指しています)。
夏場の都内の渋滞におけるローバー75の水温は、
通常95-100度程度で、油温は110-120度程度です。
そのため長く乗るには冷却対策が必須です。
人間は高血圧が続くと、血管系の破綻が早まります。
車の場合は、冷却水、オイルの温度が上がると、
ホース内圧が上昇します。
それが人間の血圧と類似しているところで、
持続的な高負荷が続くと、冷却ライン、
オイルラインの劣化が早まってしまいます。
(きちんとしたデータもあるようですね)
自分のローバー75は、銅2層の特注ラジエターと、
アルミ19段のオイルクーラーを取り付けています。
またサーモの開弁温度を下げて循環を早め、
電動ファンも手動で作動できるように変えてあります。
純正のサーモはおそらく90度付近で安定する仕様のため、
冷却系のキャパシティを上げても90度以下に下がりません。
真夏日の都内を走っても、水温は80度、油温87度。
かなり優秀な冷却能力だと思います。
(水温、油温ともに80度以下にはならないサーモを組んでいます)
改造中のローバー416エステートは、エキマニ装着の後、
特注の遮熱板が取り付けられました。
プラグコードも永井電子のものに変更しました。
タイコが腐っているマフラーは、シビックFD1の純正品を流用です。
FD1は1800ccで、メイン径がローバーのものよりも大きいので、
純正と言っても抜けは良くなるはずだと思っています。
レイアウトは主治医が良いように変更してくれます(笑)。
タイコは完全にパイプをぶった切られています。
出口の位置がだいぶオフセットされていますので、
ここは出口を加工していただき帳尻を合わせます。
また、タイコは目立たないように耐熱のブラックで塗装します。
次はエアロ装着です。
Posted at 2015/07/19 18:17:34 | |
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