勾配をものともせず 高速で通過する特急「南風」
道後温泉と乗り鉄が目的であるが、ここまで遠征したのだからと観光?巡りを考えた。
松山といえば「坊ちゃん」をイメージしてしまうが、漱石が赴任した旧制松山高校の講堂が今でも残っている。あいにく愛媛大学付属中学校の校内のため、授業の邪魔をしないように門の外から見学した。守衛さんの許可をもらえば入れてもらえるかもしれなかったが、今回は早々に立ち去った。
旧制松山高校講堂
市内の中心部は、ことのほか車が多い。中心部を横切るには結構忍耐がいる。郊外に出ると、まあいつものがらがらであるのだが。
その中心部を横切り、市内北部にある松山大学御幸キャンパスを目指す。
御幸キャンパスのすぐ脇に、日露戦争のロシア兵墓地がある。以前はキャンパス内にあったものが、昭和35年にこの場所に移されたそうである。付近は地元のお寺の墓地となっており道が狭い。松山大学の好意でキャンパス内に見学者用の駐車スペースが設けられている。気の利いた大学の好意である。
当時の様子が司馬遼太郎の『坂の上の雲』にこう記されている。
この当時の日本政府は日本が未開国ではないことを世界に知ってもらいたいという外交上の理由もあって、戦時捕虜のとりあつかいについては国際法上の優等生であった。ロシア捕虜をとびきり優しくとりあつかったというよりむしろ優遇した。
その収容所は各地にあったが、松山がもっとも有名であり、戦線にいるロシア兵にもよく知られていて、かれらは投降するということばをマツヤマというまでになり、
「マツヤマ、マツヤマ」
と連呼して日本人陣地へ走ってきたりした。
司馬遼太郎著 『坂の上の雲』 第5巻より
道後温泉本館はあまりにも有名な公衆浴場である。
なんといっても歴史と風格が違う。
ところで火山地帯でもないのに、どうしてここに温泉があるのかというと、断層に関係しているのだそうである。本館のすぐ脇に小さな坂があるが、これが断層崖なのだそうだ。
ここで食べると、坊っちゃん団子もなぜか格別である。
道後温泉本館 正面玄関
道後温泉本館 全景
道後温泉本館横の断層崖?
今回の旅行の目的の一つに、伊予鉄道の全線制覇がある。市内と郊外電車に有効な1日乗車券を1500円で購入。全て乗るなら絶対に得である。有名な「坊ちゃん列車」にも話の種にと乗車する。JRでいう快速並みに駅を通過して松山市駅へ。追加料金が300円必要である。
松山市駅で向きを変える坊ちゃん列車
市内電車を制覇し、郊外電車に乗車。大手町駅で降り、ゴールデンクロス(平面交差)の撮影である。ゴールデンクロスといっても投資の話ではない。鉄道の軌道が直角に交わる珍しい場所のことである。国内には2カ所しかないそうである。
大手町付近のゴールデンクロス
市電と郊外電車が平面上で交差する
貯鉱庫/索道停車場跡から瀬戸内海を臨む
「東洋のマチュピチュ」という雰囲気?
運ばれてきた物資は、インクライン(傾斜面を走る軌道)を通じて荷揚げされていた
今は220段のきつい階段に置き換えられている
狭い山道を再び通り、2時間をかけいざ道後温泉へ…。
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