ターボ遮熱板脱着（磨き）

CVビットソケットの状況チェックを兼ねて向学のためターボの遮熱板を脱着し、ついでに艶消しアルミ遮熱板を磨くことにしました。

インテークパイプなどを外してエアクリケースを外した後、遮熱板の固定部を取り外しましたが、遮熱板上部3か所とバキュームのアルミパイプを固定してるブラケット、O²センサーハーネス用ブラケットの左側がRibe-CVボルト　M7（角張ったトルクスのような形）でした。
とにかくキチキチで融通が利かない形で、真っ直ぐでないと入らないと言う曲者でした。
それを外して右側にあるO²センサーハーネスを固定してるブラケット（赤四角内）も外すのですが、固定ネジの右側はエアクリケースの固定ロッドになっていて、外し方わからず悩むこと数分。鏡で下をのぞくとネジが突出し、上からのぞくと内部に穴が開いた丸棒がわかりました。上から4ｍｍの6角レンチを挿したらぴったりはまり「そう言う事ね」

遮熱板上側５か所を外すと、手前側も固定されてるのがわかりました。
ラジエーターとの間で作業性激悪です。エンジンルームに向かって右側は、斜め横から何とか目視できたので、まずは首振りギヤラチェットで緩め、スイベルラチェットに替えてからハンドルの切替部を指先で押さえつつ外すことに成功。
問題は左側でほとんど目視できず、鏡で位置を確かめつつセミディープソケットを何とかはめ込んで外しました。
本来ナットが外れるはずが、スタッドボルトごと外れてしまいました。
このため取り付けはさらに厄介になりそうです。

外れました。
艶消しのアルミ複合板をプレスしたものでしょう。バリが出ていて危ないってことはありませんが、見た目は気にしてない成型精度。

研磨パッドで異物を削り落としてからメタルポリッシュで磨きました。

これが問題のスタッドボルトですが、手も入らず見えない穴にどうやって入れるか悩んだ末、ピックツールで何とか穴の入り口まで差し込みましたが、角度が悪く押し付けられないし、ピックツールが邪魔してソケットを挿すこともできず小一時間格闘。
その挙句こいつを落っことしてしまい、リフトアップしアンダーカバー外してマグネットで当たっても見つからず、手持ちのM6首下20で代用することにしました。

結局ボルトをブチルでソケットに固定し、スイベルラチェットを使って（角度は110°くらい必要）何とか穴にネジがかかりましたが、振り幅が少なすぎて締められず。

今度はロータリーラチェットを横から差し込んで、上からプライバーでハンドルの背中を押しつつ右手でハンドルを回して何とか固定できました。
スタッドはナットから先が腐食し固着するは決まり切ってるので、このままにしようと思います。（スレッドコンパウンド吹いておきゃよかった！）
あとはエアクリケースを戻して終了です。
厄介なボルト1本の脱着ために3時間ほどかかってしまい、内容以上に時間がかかりました。
それでもお助け工具のお陰で何とかなりましたが、5年前だったら外すこともできずに諦めたと思います。

完了後。
写真ではあまり変わり映えしてないですね。

実際はアルミ板からトタン板ッぽい見た目になり、良いのかどうかビミョーでした。

カバーの内部。
右側にO²センサーが見えます。
これを交換する練習にもなったようです。