パワーイージーアクセスシステム機能追加

レクサスや200系、210系クラウンにはついてる、乗り降り時にシートが動いてくれるやつです。
ゼロクラウンには設定が無いのでしゃくなので機能追加してみました。（笑）

もちろん純正でパワーシートで、かつシートメモリ機能が付いてないと出来ません。

まず、使うのはコレ
ヲラはマイコンはわからんので仕事でよく使うPLCというのを使います。

DC12Vで動くPLCってほとんどないのですが、これならOK。

オムロン　プログラムリレー ZEN
型式はZEN-10C1DT-D-V2

ごくカンタンなやつです。
普段の仕事ではもっと高機能なのを使ってます。

原理は・・

エンジン始動したらシートメモリM1を呼び出し。
エンジン停止してドアを開けたらシートメモリM3を呼び出し。

それだけです。
でもエンジン停止したらPLCの電源も切れちゃうので
シートメモリM3を呼び出すか30秒で電源OFFするように電源保持回路としました。

殴り書きですが、ハード図はこんな感じ。

さて車両側配線です。

運転席ドア内装を外してシートメモリスイッチとカーテシスイッチに配線合計4本を追加します。

ドアに追加した配線を車体側に引き込みます。
これがケッコータイヘン。

ドア前部のゴムカバーを止めてるボルト2個を外し、樹脂カバーを外し、巻かれてるテープを剥がしてボディ、ドア間チューブに配線を通し、樹脂カバーを元の状態に戻してゴムカバーをボルトで固定します。

ドアからの配線は運転席足下のMPXコンピュータ付近に出てきます。
そのままだと通しにくいのでコネクタホルダを外し、配線通しを使って、ドアからの配線を引き込みます。

引き込んだ配線にはコネクタを付けてサイドシル内を通して運転席下まで引き込みます。

PLCは運転席下に置きます。

ドアから引き込んだ配線をPLCにつなぎます。

あとは電源系。
これはセンターコンソール内から取ります。
常時電源、IGN、アースです。

配線はこれで終了。

ソフトを組みます。

まぁ、カンタンなプログラムです。

おおざっぱに書いてみました。

これをPLCに打ち込んでデバッグして完成です。

ぁ、スマートキー連動シートメモリ再生機能は解除しておいてください。

動作は
IGN-ONで運転席シートがメモリM1位置に動きます。
IGN-OFFして運転席ドアを開けるとシートメモリM3位置に動きます。
動画参照。

プログラムにタイマ要素を入れてるために動作に間がありますが、使いながら詰めていきます。

動くのが遅いのは純正のモーターの仕様なのでどうにもならんとです。

乗り込んだ時にブレーキに足が届かなくなるので、あまり大きく待避するようにはしていません。
シートメモリの登録位置で動作するので位置は任意に設定できます。

総費用PLC代3900円（新品は1.3諭吉ぐらいします）+送料600円。
他はすべて在庫の材料でまかないました。