GDBCオートDCCD化　準備 その２ ＆ 製作設置編

あと、オートDCCDの場合、ABSセンサを使って各輪の回転差を検出してロック制御をしています。

ABS無し車の場合、ABSセンサ＆トーンホイールが必要だといったのはこの為です。

GDBCオートDCCD化したい場合、ABSレス化でハイドロリックユニットは撤去してもABSセンサとトーンホイールは残してください。

で、ここでもABSセンサの車両側のコネクタも用意できると仕上がりがスマートです。

うちは友達の廃車にするGC8のハーネスから剥いできました。
矢崎総業製
https://connectors-catalog.sys.yzk.co.jp/yazaki-web/servlet/SubServlet?forward=7222-1424-40&plist=list&select=05
購入
https://auto-eparts.ocnk.net/product/309

そしてこのABSセンサの配線には2芯シールド線が７mほど必要です。
通販かなにかで購入してください。

うちは、電気屋なので同業の方からタダで分けてもらいました。

そしてGDBCオートDCCD化の鬼門、ABSセンサ信号変換装置の製作です。
純正部品はありませんので自作です。

オペアンプのコンパレータ機能を使った電子回路です。

GDBC純正は、車輪回転信号はABSセンサからの500mV交流信号がABSハイドロリックユニットに入り、12Vの矩形波になってDCCDコントローラに送られています。
GC/GFのABSユニットにはそんな信号は出て来てないので、これと同等の機能をする電子回路が必要なワケです。

この電子回路についてはこちらを参照してください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/189027/car/76886/1905270/note.aspx

さてハーネスの製作の前に・・
まずは、DCCDコントローラのピンアサイン。

海外マニュアルを参考に自分なりに調べてみました。

こんな感じです。

※　自己調査です。間違いがあるかも。
　　 自己責任で参照ください。

これがGC8/GF8にGDBCオートDCCDを移植した場合の電気配線図です。

スバル謹製のようにVisioで描いてみました。（笑）

ケッコーな配線本数です。

画像はJPGになってますので文字が読めないかもしれません。
詳細を確認したい方はDMください。

※　自己調査です。間違いがあるかも。
　　 自己責任で参照ください。

配線系統はこんな感じ。
要所要所でコネクタを使って各パーツの配置、整備性を考えながら配線図、ピンアサイン表を元にハーネスを作成します。

配線図、ピンアサイン表を見て理解できない方にはハードルが高いと思いますのでDIYはあきらめてください。（笑）

ある程度、電気のわかる方であれば難しくはないと思います。

こんな感じで出来上がりました。

ちょっと根気の要る作業です。

さて、設置です。

DCCDコントローラーはココです。
運転席足元の上、クラッチペダルとステアリングシャフトの間です。

GC8/GF8 E型以降であればすでに取り付け穴がありますので設置はM8ボルト１本で固定するだけのポンです。

ラテラルGセンサはセンターコンソール、サイドブレーキ前に設置します。

純正のGセンサを外し、前の穴とテーピングしてある穴を使うとGDBCのラテラルGセンサがブラケット毎、ポンです。