その1からの続きです。この
パーツに関するインプレです。
皆さん興味をお持ちなので、出来るだけ感触が伝わるようにしていきたいと思います。
※あくまで個人的な感想です。運転は好きですが巧くもないしプロでもありません。
※装着車はロワリングキットに可変ダンパーを装着しています。( )内の数字は前・後ダンパーの目盛りで、大きいほど硬くなります。前後の減衰バランスの目安としてくだい。
自動車道~ワインディング(F2/R2 とF1/R2)
手始めに前後の減衰を同じ(
F2/R2)にしてみました。
市街地でガス補給やら洗車に行った程度では、あまり違いを感じません。
むしろ、乗っている間に
クルマに慣れてしまった影響の方が大きいです。
突っ張り感は薄らぎ、普通に乗る分には「やや切り始めが重いかな?」という感じになりました。市街地走行ではたいした負荷はかかりませんから、嫌な面は出てきません。
(要は挙動に慣れたってコトです)
この感触をベースにロング・ツーリング(500km超)に出発です。
フロントの安定が増し
自動車道では恐ろしく快適になりました。
直進安定性はあきらかに向上、見違えるほどです。速度が上がると共にヒョコヒョコしがちなフロントはがっちりして、ハイスピードの連続走行でも疲労は少なく、片手でフンフン、走行可能です。
こりゃあ、楽でいいわ!と思っていたら、ワインディングに入り、少し踏んだ瞬間に
尻がアウトに振られました。
落ち葉か泥か?と思うほど唐突な動きでした。
スロットル操作をゆっくりにして、様子を伺います。
あれれ?何か落ち着きが無いねぇ…
端的に言って
上りは△、下りは×。
上りはそこそこ踏んでいけます。でも下りにかかるとファースト・インプレッションで感じた悪い部分が前面に出てきます。切っても
突っ張って頭が入らず、ブレーキを残すような進入はおっかなくて出来ません。途中でブレーキを踏み増そうものならイキナリお尻がムズムズし始めます。更に切れば曲がれますが、
はっきり言って怖い…
下りなら前荷重は自然にかかるので…荷重不足って訳ではなさそうです。
全然、
気持ちよく走れないので減衰を変更、前を一番柔らかくしました。(
F1/R2)
フロントが少し入るようになり、上りではかなり踏めます。アクセルにクルマが追従して来て、
右足との一体感というか気持ちよさが出てきました。
下りは全然違います。相変わらず前輪が頑張っていて、今度はそこを
中心にして後ろがぐるーっと回る感じ、と言えば伝わるでしょうか。
進入では
アンダーステア気味、向きが変わり始めると
オーバーステア気味。
これがもしかして、噂に聞く
リバースステア?
おお!MGFもついに…
911の域に達したか!
(それは違うと思う)
おおいなる勘違いはさておき
曲がらない訳じゃありませんが、
上りと下りでクルマの挙動にだいぶ差があるので、とっちらかりそうな不安を感じます。
それでも何度か往復しているうちに、根がいい加減なので段々慣れてしまい
「まー、こんなもんかネ」
下りは控えめ、上りはレッドまで。
調子にのってると路面のうねり等でトラクション抜けもしばしば。
前輪は路面を追っているのでリアがイキナリ抜けるとちょっとガッカリ。
上の方を使っているとレブに当たりそうで、かなりショボンとします。
結構、この挙動に慣れてきたところで、ワインディングの最後は
オフ会での
お友達推薦の場所。路面も綺麗、今の状態にピッタリとはまり、物凄く気持ちよく走りました。(上りのみ)
参加された方はコースがおわかりだと思いますが、この日初めて
「お、乗れた!」
と思いました。5分にも満たない時間ですが
幸せを感じました。
停車すると車からは少々香ばしい匂いがしています。
トラクションがうまくかかっていたのでしょう、前・後輪共にほどよい暖かさでした。
最後のステージが
あまりにも気分良かったので
好印象が強いのですが、冷静になって振り返ると、必ずしも
「ステアリングの違和感」という問題が解決したわけではありません。
上りで得られたあの感触を常に発揮させるにはどうしたらよいか
こうなるとリアを締め上げて様子をみる、しかないでしょうねぇ。
(続く)
Posted at 2008/10/25 00:59:19 | |
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