L210S リアサスペンション かずちゃんまんの後脚

L210ミラオーナーが悩まされているであろう(？)リアサスペンションの部品の無さからくるチョイスについて、完成版といいますか、個人的に満足のいく組み合わせが出来ましたので公表します。

L210に使えるダウンサスとしては、L610ムーヴ用のRSRのTi2000やテイクオフ、エスペリアの製品などがあります。

これらをこのままポン付しても使えますが、ムーヴ用故にリア車高が激しく上がってしまいます。

写真はムーヴ用Ti2000の2.2キロ(たしか)とエスペリアスーパーダウンサスの4キロです。

ちなみに、これらのバネは純正ショックのまま装着しても遊ばず、車検もそのまま行けます。

そこで、バネを切ります。
Ti2000の場合であれば、2巻カットまでは純正ショックを使用してもアソビがありませんが、ストロークが少なくなる分バンプタッチして乗り心地が悪くなりますので、バンプラバーをカットする方が良いと思われます。

私は今までTi2000の3巻カットに、200系ハイエース純正ショック(ポン付可能、L210純正よりもショート)を使用してアソビを無くしていましたが、バネレートが低すぎる為バンプラバーを切ってもバンプタッチしてしまい酷い乗り心地でした。

そこで、バネレートを上げるべくエスペリアの4キロを選びました。が、そのままではリア車高が上がりすぎるのでやはりカットします。バネのピッチが詰まっている部分から3巻切りました。1G掛けた際に縮みきる部分であれば、レートには特に問題ないかと思われます。

エスペリア4キロの3巻カットでは流石にバネの全長が足らず、ハイエース純正ショックを用いてもアソビができます。そこで、ハイエース用社外ショートショックを用意します。私はリムコーポレーションのTAKUMI-GHXショックアブソーバーを選びました。これはハイエース純正よりもさらに10〜20ミリショートです。

組み付けるとこのようになります。バネもショックもポン付すればいいだけで、この状態でアソビはありません(スプリング上下のゴムシートが激しくヘタっている場合は遊ぶかも)。

車高はこんな感じです。指二本程度ですが、私としては、L210を普段使いとオンロードでのスポーツ走行を主として使用する場合、この程度の車高(要はストローク)がベストなのではという考えに至りました。これ以上下げると、フレームの形状、構造上ストロークが著しく少ないものとなり激しい乗り心地の悪化に襲われてしまうので、私としては腹八分目の絶妙なセッティング…です…。

フロントのバーディクラブL500用車高調に5キロバネで減衰は1番低と組み合わせていますが、前後バランスが取れていてリアが跳ねすぎない感じになったと思います。

ちなみに、値段についてですが、匠ショックがオクで中古の5千円、エスペリア4キロが新品6千円程度なので、中古のショートショックさえ見つければ割と安く仕上げられると思います。(ハイエース社外ショックなんか、新品入れたらミラの車重じゃ縮まらなさそうですし…)