ロンサムカーボーイ、アンプＧＭ－４　リレー

本日は、アンプＧＭ－４のリレー修理について。
ＧＭ－４には、カセット側からの１２Ｖ出力を受けてＯＮするスイッチングの目的で、オムロンのリレーが入っています。
が、この生産終了となっている２回路Ａ接点のリレーですが、同じ仕様（足の配置やリレー自体の外形）の物が見つけることができません。

しかしこの手のリレーは”接点”が当然ありますが、ここが電食で酸化膜ができて抵抗をもったり腐食したり、ひどい場合は、動いているのにオープンという事も起こり得ます。
代替品は無いけど、どう直すか。

有り難いもので、世の中にはオーディオマニアや、古いギターアンプのコレクターなどの先駆者がいるもんで。
その人達からのやり方を、今回実施してみました。
まずはソルダーウイックで半田を吸い取り、リレーを基盤から外します。次にカッターを用いて透明の蓋を割らない様に、開けます。ツメがかかっているだけなので、慎重にやれば割ったりしないハズです。

使うのは、接点復活材と紙。私はコピー用紙を使いました。

紙に接点復活材を吹いて浸みこませ、この紙を接点部を通してコシコシという感じで擦ります。
紙に汚れが付いてこなくなるまで、力は入れずに。
間違ってもサンドペーパーは使わないでください。かえって接点をダメにしてしまう可能性大です。
ラップフィルムで磨くというのも、接点が小さすぎるのでこの方法がベストです。
乾かした後に蓋を閉じて、基盤に半田付けして戻すだけです。
以上で作業終了。簡単ですが、くれぐれも自己責任で。