
火曜日、ヒマだったので上野の国立科学博物館へ行きました。恐竜展と宇宙展のW開催だったから。☆
9:30の開館と同時に入場、まずは恐竜展へ…。
今回のは「~南半球の支配者」と副題があり、南アメリカ大陸やアフリカ大陸などで発掘された恐竜達の展示でした。
世界初公開の物ばかりでしたよ。\(^^)/
正確には、それまで一つだった大陸(パンゲア大陸)が恐竜時代の半ば(ジュラ紀後期:一億6千万年前頃)で南北に別れ、北側をローラシア大陸、南側をパンゲア大陸と呼び、そのパンゲア大陸にいた古生物達です。なので、現在は北半球にある、インドやマダガスカルも含まれます。
入って、初めての化石がアルゼンチンで発掘された「未命名の新種」。(扉絵↑) これは最古級の恐竜で、まだ命名されていないほどの新しさ。それがこの目で見られるなんて!いきなりの初公開物に度肝を抜かれましたよ。/(^○^;)/ドヒャー
そもそも恐竜とは、狩りのために二足歩行を始めた古生物。つまり、速く走るために前足を浮かせて、後ろ足だけで走れるように進化した種。なので、ヒトのような二足歩行ではなくて、扉絵のように尻尾でバランスをとる形です。
骨格の特徴として、足の付き方が挙げられます。爬虫類は足が身体の横から出ています。ワニやトカゲのように、お腹を擦るように歩きます。それが恐竜では、身体の下から出ます。(直立型)これは馬などのほ乳類と同じなんです。だから、早く走れたんです。
狩りのためなので、当然、肉食です。それが進化の過程で、草を食べるようになったのが、草食恐竜。ついでに、四足歩行へ。でも直立した事で、お腹が地面から離れ、大型化できるようになり巨大化の道を辿りました。爬虫類では、大きくなるとお腹が邪魔で巨大化できなかったんだ。
このように初期の恐竜は、小型で直立して走り、肉食(正確には雑食)でした。それが進化の過程で、空へ(翼竜など)、海へ(首長竜など)と繁栄していきました。でも厳密に言えば、翼竜も首長竜も恐竜ではありません。だって、直立して走れないから。ホントダヨー
今時の恐竜学(古生物学)は、こんな感じになっています。ちなみに、鳥へと進化した恐竜の説明もあり、面白かったよ。それによると、中国での羽毛恐竜の発見により明確な線引きができなくなったんだってさ。色んな道筋があるんだってさ。ただ今議論沸騰中、みたいよ。♪
早くに行ったから人も少なく、初めて見る化石をじっくり見れました。一つ一つの説明文や解説ビデオを見れて良かったです。そのかわり、トリケラトプスやティラノサウルスなどローラシア大陸産の恐竜は、いなかったけどねー。言うなれば、マイナーな恐竜達ばかりでした。でも今は新発見ラッシュに湧いているから、メジャーになる日も…。
出口を出て、時計を見たら2時間余り経っていました。そのまま今度は宇宙展へと向かいました。
それは明日のネタで。m(_"_)m
Posted at 2009/06/18 15:48:46 | |
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おでかけ&キリ番 | 日記