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2012年09月07日 イイね!

波佐美物語 2

昨日の続きです。今日は朝から忙しく(嬉しい誤算ですが)、予定していた分を書ききれなかったです。ごめんなさい。m(_"_)m

青銅器時代
ある時、緑色をした不思議な石を見付ける。初めは打ち欠いたり、磨いたりした。たまたま、火の中に落ちた。あるいは粘土を焼いたように、わざと火に入れたかもしれない。するとどうだろうか、この石は他と違い、形を変えた。つまり、溶けたのである。こうして発見された「銅」は、それまでの石のように脆く(モロク)なく、溶けて固まるまでの間に形をいじる事ができた。

こうして幼稚ではあるが、ともかくも、人類は金属を手に入れた。
さらに錫(スズ)と合わせ青銅が作られると、色んな形になり、最も丈夫な道具に姿を変えた。そして、ようやくハサミが作り出されるのである。
人類が道具を作り出すようになって青銅器時代(の終わり頃)まで、じつに200万年余りを費やした。

ハサミ誕生の背景
鋏とは、相対する2枚の刃をすり合わせて物を挟み切る道具である。これは非常にデリケートな刃物であり、とうてい石で作れる物ではない。金属加工技術の一つの頂点とも言えるのである。

当時の金属が幼稚な方法によって作られていた事は、古代の壁画から想像できる。火力を上げるためのフイゴもなく、火吹き筒などに頼っていた。だから一塊の金属を得るのにも、長い時間と多くの労働力を要した。ゆえにそれは、現在の金やダイヤモンド以上に貴重な物であり、宝であった。
その所有者は、王や一部の有力貴族・神官などに限られ、民衆にとっては無縁の物であった。

この貴重な金属を使い、既にあらゆる刃物が作られていたのに、さらになぜ人間は鋏を必要としたのであろうか。すると、鋏が他にはない長所を持っている事に気付く。
すなわち、たいていの刃物が切断する場合に台を必要とするのに、鋏はなくても切断できる。これを逆説的に捉え、台を使わずに切断したいものがあったからに違いない。
おそらくそれは、髪の毛であり、動物の毛であったろう。

古代、髪の毛を切るには、石器を使い任意の長さで切断する方法と、焼き切る方法であった。あるいは、石器で髪の根元から剃る方法や、手で引き抜く方法もある。
以前見た映画で、ジャングルに住む原住民が焼いた2個の石で挟み切っていた。おそらく太古そのままのやり方であろう。

さて、これらの方法は人間に限り有効であり、牛や羊などの家畜に対して行うのは無理だ。どのやり方も相手を傷つける危険があるし、第一、動物の方でおとなしくしてくれない。生きた動物の毛を安全に、そして合理的に刈り取るためには、どうしても鋏が必要なのだ。

と、今日はここまで。続きはまた来週~。(^_-)
Posted at 2012/09/07 17:04:44 | コメント(3) | トラックバック(0) | 波佐美 | 日記

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