
今年の床屋旅行はお伊勢参りでした。。。というより、和田金で食事をするのが本当の目的でした。
和田金、それは最高級の松阪牛が食べられるお店。聞くところによると、皇室御用達だそうで、もしかしたら陛下と同じ肉が食べられるんじゃないかと期待も高まる。(もちろんそんな保証はない。)
そこで2年かがりで積立金を貯め、7ヶ月も前に予約をし、行ってみた。当然、ランチである。いや、ランチで精一杯であった。
レンタカーで向かい、和田金がある通りに差し掛かると、ニョキッと高い建物が見えた。近づくと、和田金と大きく掲げてあり、自社ビルであった。オオーッ、さすがは高級店、ビルが建つかぁ!!
大きな玄関を入ると、和服を着たおばさん達が並んで出迎えてくれた。なんか、高級旅館に来たみたいだ。エレベーターを降り、奥の部屋に通された。途中の部屋はどこもお客さんが入っているようで、不景気知らずだ。
部屋には丸いテーブルが二つあり、その真ん中に炭が組んである。うん、炭火焼きだな。ガス台じゃあ、興醒めだもんね。 仲居さんも二人付いた。どうやらテーブルに一人のようだ。
まずはビールと共に小鉢が運ばれてきた。きざみ炙り焼き(アブリヤキ)と言う。酢が利いていて、さっぱりとして美味しい。
炭が熾きたところで網を載せ、網焼きだ。まずは手の平ほどの肉を載せた。しかも人数分載せたので、一人一枚だ。ヒレ肉だという。時々醤油だれに漬けて焼く。するとモウモウと煙が立ち込めた。でも、いい香りだ。
「どうぞ」と言われ、ふと見ればお皿に肉が入っている。しかも、切れていない。てっきり一口サイズにしてくれるのかと思っていたから、軽く驚いた。これは、かぶりつくしかない。でも、かぶりついて食べるのがまたいい! 肉を食っているぞ、と血が騒ぐ。噛めば噛むほど美味しかった。
気がつけば、網には野菜が載っていた。これも醤油だれで焼かれ、皿に入れてくれた。どうやらお客は食べることに専念し、焼けるのを見ているだけで良いと言う。う~ん、偉くなった気分だ。
ここでしばし、仲居さん達と話しをした。たぶん食休みであろう。
次は鉄鍋に替えて、すき焼きだ。鍋底一杯に肉を敷き詰め、砂糖を振りかけ、醤油だれをかけて焼く。こちらは一人二枚だ。先ほどより薄い分、数が多いのかと思いきや、この肉はロースなのでこの厚さが一番美味しいとの答え。う~ん、なるほどぉ。
これまた、その大きさのまま皿に入れてくれた。ヒレ肉よりは薄い分、噛み切れやすかった。うん、美味い! 続いて野菜を焼き、また肉だ。大きめの肉がじつに美味い! 野菜も美味い。
ビールも進み、お腹いっぱいになってきた。が、これからステーキが来るというではないか。しかも、〆のご飯もあるという。さすがに幹事もヤバイと思い、相談の結果、一枚を二人で食べる事にした。だから、写真の肉は半分しか食べていない。
サーロインステーキであった。これにはナイフとフォークが付いてきた。隣の人と半分こして食べた。正直、これには感動はしなかった。。。サーロインステーキなんて食べたことなかったからなぁ。
でも、美味しい牛肉を腹一杯食べた。その満足感は幸福感と同義であった。
金で買える幸せ、、、、あるいは、安い買い物なのかもしれない。
Posted at 2012/11/23 21:14:39 | |
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おでかけ&キリ番 | 日記