3/29に行なわれたF1開幕オーストラリアGPは、ブラウンGPの完全優勝で幕を開けました。
今年は、空力レギュレーションが大幅に変更になり、新規開発部分が多く、どうなるのか楽しみにしていました。
中でもブラウンGPは、3週間前に初めてテストに姿を現し、周囲の予想に反し、いきなりの好タイム連発で、周囲の目を釘付けにしましたが、その速さは、今回のレースで証明される形となりましたねw。
新規参入チームが、開幕戦で予選から本選を通して優勝したのは、55年ぶりの快挙といわれていましたが、その内を見ると、マシン開発は昨年のホンダ時代から行なっていたので、新規参入とは、形式上だけの話しですね。
今年から大きく変わった点として、スリックタイヤになったことも大きく影響していると思います。
特にハードとソフトのポテンシャルの違いが今回のGPでは大きく影響がでました。
本選では、特に最終局面での、クビサとベッテルの争いは、タイヤの使い方において対照的で、タイヤ戦略の難しさを表していました。
他チームもソフトタイヤでのタイム落ちが激しい中、両タイヤで安定したラップを刻んだのが、ブラウンGPでした。
これは、マシンの安定したダウンフォースによりグリップを発揮した結果だと思います。
レース前には、他3チームから、リアセンターディフューザーの件で抗議を受けましたが、FIAは、問題なしとの結果にひとまず安心しました。
しかしリアセンターディフューザーが強く言われていましたが、ブラウンGPの強さは、08年の当初に、ブラウンが「09年を目指して開発を進める」発言からして、他チームとは、半年以上の開発期間が先行していた結果だと思います。
もともとホンダ時代から、空力デバイスの開発力はあったものの、チームが一環して継続性が無かったのが原因で成功しなかったと思いますが、やはり昨年ロス・ブラウンがマネージメントしだしてから開発の方向性が統一されたことにより成功したといえそうです。
あと、メルセデスエンジンは、パワー面でも優位性を持っていると認めざるを得なくなりました。
ブラウンGPは、チーム存続の危機を乗り越え、現在は、チーム全体の士気が上がる中、開幕1-2フィニュッシュと幸スタートを切りました。
しかし、今後は他チームとの開発力の差により、今後厳しい戦いが予想されますが、まずは、前半4戦までが、今シーズンを占う上で重要となってきますので、この勝利に満足せずに戦って欲しいと思います。
また、トヨタのマシンもブラウンGPと同様、開発の優位性があるものの、戦略面での問題があると思いますが、このチームも今年、優勝しないと来年がなさそうなので、こちらにも期待したい気持ちもあり、複雑な感じです。
とにかく、ブラウンGPとなり、ロス・ブラウンのマネージメントに魅力を感じますのでシーズンを通して応援したいと思います。
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F1 | スポーツ
Posted at
2009/04/03 00:19:19