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2007年11月04日 イイね!

'07 F1GPを総括してみる 続き

昨日の続き。
各チームごとの総括と言うか、個人的感想。

1. Scuderia Ferrari Marlboro
ポストシューマッハ最初の年を最高の結果で締めくくった。
今年の勝因は、チームの結束力。
シューマッハ時代より、結束に陰りが見えたと思うのだけど、マクラーレンよりは遥かに良かった。
もっとクルマに信頼性があれば楽にタイトル獲れてたはずだけど、おかげでシーズンが面白くなったから万事OKである。
来シーズンは、よほど下手打たない限り、今年レベルの競争力を維持すると思われる。
あとは、お家騒動が無いことを祈るのみ。

2.BMW Sauber F1 Team
大躍進の一年。
ルノーが大コケしたという要因があったかもしれないが、時にフェラーリやマクラーレンを喰って見せたりと大活躍。
チーム2年目にして101Pを荒稼ぎ。
そりゃあ、マリオ・タイセンも浮かれるってモンである。
F1.07は手堅いマシンデザインだったけど、その手堅さが功を奏した形である。
恐らく、来シーズンも手堅いマシンデザインになるんだろうけど、ここの手堅さは、しっかりとした理論に基づいた故の手堅さなので、大きく外すことは無い筈。
願わくば、ニックとクビサの初優勝が見られますように。

3.ING Renault F1 Team
アロンソが抜けた途端にこの体たらく。
マシンデザインも外したうえに、BSへの適応も時間がかかったのが痛恨。
ドライバーは2人ともがんばってはいたけど、コヴァライネンは前半戦がダメダメすぎたし、フィジコはシーズン通して真ん中あたりをウロウロするばかり。
マシンが良くなかったにせよ、曲がりなりにも昨年のチャンピオンチームなんだから、もっと意地を見せて欲しかった。
とは言え、来期もこのまま沈んでいるとは到底思えない。
今年、十分にBSの特性は学習したろうし、二年続けてマシンデザインを失敗すると言うことも考え辛い。
うまいこと、アロンソが戻ってきてくれれば、もう一度タイトルへ挑戦することも可能になる筈だ。
アロンソが戻ってこなかった時は、えーと、とにかくがんばれ!

4.AT&T Williams Team
去年の惨憺たる状況に比べたら、十分以上に評価できるシーズンになった。
久々に表彰台にも上がったしネ!(当のブルツ本人はシーズン終了前に引退しちゃったけどな)
去年より壊れなくなったことは勿論だけど、ニコの成長が素晴らしかったことも今年の復活の要因の一つ。
昨年は最初だけ良くて、後は著しい尻すぼみだったけど、今年はシーズン通して速さを発揮し続けた。
本当に良いドライバーになったねえ。パパも安心してるぞ、きっと。
来年も今年の調子を維持してもらって、強かった頃のウィリアムズに戻って欲しい。
90年代半ばあたりの強さまで戻られちゃうと、ちょっと困るが。

5.Red Bull Racing
去年よりはマシなんだけど、個人的には大いに期待はずれの年であった。
ニューウェイ謹製のクルマになったし、今年こそクルサード先生がまろやかにタイトルを獲ってくれると思っていたのに!
RB3、素性自体はそれほど悪くなかったと思う。
しかし、あまりにも信頼性が無さ過ぎた。ほぼ毎回のようにギアボックストラブルで止まっていたのは心底勘弁して欲しいと思った。
大荒れのヨーロッパGPでウェバーが3位フィニッシュしたのが最大のトピックと言うのは寂しい。
信頼性を確保したうえで、ニューウェイ先生がその才能を遺憾なく発揮してくれればトップチームに暗い付くことは可能だと思う。
来年は本気で期待してるので、がんばってクダサイ。

6.Panasonic Toyota Racing
ホンダがあまりにもヒド過ぎたおかげで、あんまり目立ってなかったかもしれないけど、トヨタも十二分に酷いシーズンであった。
散々なシーズンといわれた06年でさえ35P稼いでいたのに、今年はたったの13Pしか獲得できていない。
予選での速さは素晴らしいのに、決勝では、その速さを全く生かすことが出来ないという状況から最後まで抜け出せなかった。
なんか、このチーム、05年を除いて毎年同じようなパターンに嵌ってる気がしてならないのだが気の所為であろうか。
あとは、ラルフがなあ。
ポイントにこそなかなか繋がらなかったが、常に全力を尽くしていた感のあるトゥルーリに対して、明らかにラルフのモチベーションは低く見えた。
今年限りでチームを離脱するのもむべなるかな。
来年もこんな状況なら、参戦そのものを問われる事態になりかねないので、しっかりして欲しい。

7.Scuderia Toro Rosso
ベッテルが加入した終盤の速さは素晴らしいものだった。
親チームのRBRを喰わんばかりの速さを見せたこともあったし、若いって素晴らしいよね。
ベッテルが加入してから、リウッツィのモチベーションも上がったように見えたし、今年のSTRは何は無くともベッテルに尽きる。
スピードについてはそっとしておいてあげよう。
ただ、来年に関しては不安が残る。
未だにカスタマーシャシー問題が解決を見ていないので、ひょっとすると来期はRBRと同じシャシーを使えない可能性があるらしい。
もしそうなったら自前シャシーを用意せざるを得ないのだが、今から用意できるわけも無く、参戦できないなんて事態も。
たぶん、大丈夫だとは思うけど、グレーゾーンに居るチームだけに油断は出来ない。

8.Honda Racing F1 Team
昨年の総括で、私はこんなことを書いていた。
「何とはなしに、大ハズレなマシンを作って(新風洞のキャリブレーションにミスがあったとかそんな理由で)、眼を覆いたくなるような結果を見せ付けそうな気がひしひしと」
ほぼ予想通りの結果に、我ながら吃驚である。
何はともあれ、第3期で最悪の一年であったことは間違いない。
今年の敗因の一つはRA107の空力設計の失敗だが、それよりも問題は、今年のクルマの空力の何が悪くてこのような結果になったのかが、解析しきれていないことである。
思えばBAR時代、04年の006が何故あんなに速かったのか解析出来ず、翌年の007は大コケしたと言うことがあったが、あの時から全く進歩していない。
また、空力コンセプトを取り纏める立場にある、テクニカルディレクターが未だに不在なのも問題。
どんなに素晴らしい空力アイディアが集まっても、それを一本筋の通ったコンセプトにまとめられなければ何の意味も無いのである。
来期のクルマは、今年のコンセプトを全て捨て去って0から開発を進めているようだが、上記の要因が解決できない限り、期待をするだけ無駄である。
今年よりはマシになるかもしれないが、大きな飛躍は無いだろう。
来期は今年より1Pでも多く獲得できれば御の字である。

9.Super Aguri F1 Team
4P獲得は上出来を超えて、もはや奇跡!
えらい、すごい、よくやった!
特にカナダでのサトー氏の6位は痺れた。
アロンソをオーバーテイクしての6位なんだから値千金。
惜しむらくは、シーズン序盤の勢いが最後まで持たなかったことだが、資金に難があるチームなので如何ともし難し。
あとは、STRと同じくカスタマーシャシー問題が頭の痛いところ。
もし、ホンダと同じシャシー仕様不可だったら、SA07継続使用になるのかしら。
RA107使えって言われるより遥かにマシだけど。

10.ETIHAD ALDER Spyker F1 Team
1年でチーム売却て。
Bスペックを投入したり、やる気はあったと思うのだが、財政難には勝てなかった。
クルマ自体は結構好きだったし、スーティルも良かったから、記念にミニカーが出たら買うよ。
来期からはフォースインディアF1と言う、名前だけは凄く強そうなチームになる。
スパイカーより遥かに財政状況は良い筈なので、ガスコイン効果が現れれば、今年より良いパフォーマンスを見せてくれる筈。
てゆうか、去年もおんなじ様なこと書いたナ…。

11.Vodafone McLaren Mercedes
ドライバーラインナップは随一だった。
クルマの速さも一級品だった。
それでもタイトルを逃したのはチームオペレーションの不味さゆえ。
アロンソは自分がチームNo.1だと信じて疑わなかったが、ハミルトンは予想以上に速く、ドライバーのヒエラルキーは瓦解した。
ここで、上手くチームが2人をいなすことが出来れば、少なくともドライバータイトルは獲得できた筈だ。
アロンソがチーム批判を繰り返す中で、チームがアロンソをサポートできるわけ無いと言う意見もあろうが、ハミルトン一辺倒になったチームもチームである。
結果、マクラーレンはタイトルを逃し、アロンソと言う才能も手放すことになったワケ(ハミルトンさえ居れば問題ないのかも知らんが)。
そして、来期であるが、例のスパイ疑惑の所為で、開発し辛い状況になりそうなのは確か。
今年ほどのパフォーマンスを維持できるかどうかは微妙なところ。
オマケに、ここ数年のマクラーレンは、1年おきに好不調の波が来てるのが、不安を増大させる。
来年もその例に漏れなければ苦戦の一年になりそうな気がするが、果たして。

以上、今年のF1の総括モドキ終わり。
13日からのバルセロナテストで、来年の状況が読めれば良いナーと思いつつ終筆。
Posted at 2007/11/04 21:32:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ
2007年11月03日 イイね!

'07 F1GPを総括してみる

昨年に引き続き、今年のF1を総括すると言う暴挙に及んでみる。
アロンソのマクラーレン離脱も正式発表されたし、いい機会だしね。
なお、完全なる妄言の域を出ないので、適当に読み飛ばすのが吉。

◎ワールドチャンピオン:キミ・ライコネン
世界で一番速い飲んだくれが誕生した年であった、まる。
たぶん、ほとんどの人間がこの結果を予想していなかった筈。
でも、終わってみればライコネンこそがチャンピオンに相応しいドライバーだったという思いが強い。
アロンソとハミルトン、どちらがタイトルを獲っても、スパイ疑惑の所為で、猜疑の目で見られ続けると言うのもある。
なにより、マクラーレンの2人が、レース以外のところで丁々発止を繰り返す中、状況的にそうなるを得なかったとは言え、ライコネンだけがレースに勝つことだけに集中して最終的にタイトルを攫っていたと言うのが良い。
様々な要因が複雑に絡み合う現代F1では、必ずしも勝ちにこだわる必要は無いのに、ただひたすらに誰よりも速く走ることだけを目指したヤツがタイトルを獲ったんだから文句のつけようが無いじゃないか。
もう一度言う。
ライコネンこそチャンピオンに相応しいドライバーである。
例え、今後、マクラーレンの愚にも付かない悪足掻きが通ったとしても、この事実は覆しようの無い事実だ。

◎コンストラクターズチャンピオン:Scuderia Ferrari Marlboro
なんか、マクラーレンのコンスト除外のおかげで獲れたタイトルっぽいけど、実はマクラーレンのコンスト除外が無くても1P差でフェラーリがコンストタイトルを獲っていたと言う事実。
ポイントは、ハンガリーの予選で起こったアロンソとハミルトンの一悶着。
この件で、ハンガリーGPで獲得できた筈のコンストポイントが剥奪されているため(ステップニーゲートによる、今シーズンのコンスト除外が決まったのは、ハンガリーの後である、為念)。
こないだ、某2chのF1スレッドを見たときに、この件について指摘されていて気付きましたよ。
ブラジルGPでロン・デニスがチームクルーから手作りのコンストトロフィーを渡されたと言う記事を読んだとき、良い話だナーと感動したのに、なんと言うか酷いオチだと思った。

☆マン・オブ・ザ・イヤー:ロン・デニス
ドライバーじゃないのかよと言うツッコミがありそうだけど、今年のロンのテンパり具合が尋常じゃない酷さだったので、彼に敵うトピックを持ったドライバーが思い付かなかった。
ハミルトンが可愛いのは分かるんだけど、もうちょっとこう、チームの長としての立場をわきまえるべきだったのでは。

☆カー・オブ・ザ・イヤー:MP4-22
まさにスパイカー!
…こんな、巷間散々言われつくされたであろう駄洒落を頭に持ってくるなんて、我ながら最悪にも程があると思った。
思っただけで反省はしない。
兎も角、ハミルトンの大活躍とか、スパイ騒動とか、良くも悪くも今年を象徴するクルマではないかと思う。
最初は愛してやまないRB3を推そうと思ったけど、どう贔屓目に見ても、そこまで推せる理由が無いと言う悲しい事実に気付いてしまったので思いとどまった。

☆テクノロジー・オブ・ザ・イヤー:ブリッジ・ウィング
テクノロジーと言うか、エアロデバイスだけど、初めて見た時のインパクトが大きかったので選出。
マクラーレン以外にも、いろんなチームが真似したしね。

☆ルーキー・オブ・ザ・イヤー:ルイス・ハミルトン
まあ、鉄板だねえ。
他のルーキーと比較して、クルマが飛びぬけて良かったという事実はあるにせよ、アロンソを相手に互角以上のパフォーマンスを見せたのは、やっぱり純粋に凄い。
ハミルトンが一頭地抜けて良かったけど、今年はルーキーの当たり年であった。
クラッシュ癖が珠に瑕だったけど、走らないスパイカーで度々光るパフォーマンスを発揮して見せたスーティル。
最年少ポイント獲得記録を更新し、STRで見事4位入賞を果たしたベッテル。
前半戦はダメっぽかったけど、シーズンが進むにつれて才能を発揮しし、FSWでルノーにシーズン初のポディウムをもたらしたコヴァライネン。
いずれも素晴らしい才能の持ち主である。
そう遠くない将来、このルーキーたちがタイトルを争う日が来るかもしれない。

☆ワースト・トピック:マクラーレンに関する騒動全て。
モナコのチームオーダー疑惑を筆頭に、ステップニーゲート、ハンガリー予選の悶着、アロンソとチームの確執、ブラジルGPの燃料温度問題と、ぐだぐだっぷりが目に余る。
中でも燃料温度問題に対する上訴は、筆舌に尽くしがたい暴挙であると断言してしまっていいだろう。
ウィットマーシュ曰く
「私たちが控訴の意向を申し立てなければ、ファンやF1関係者から、私たちが自チームのドライバーたちの最大の利益を支援しなかったとして、確実に非難されただろう」
との事だが、少なくともイギリス以外のファンの多くが、この上訴を非難しているのが実情である。
そうまでしてハミルトンにタイトルを獲らせたいのだろうか。
本人は抗議でタイトルを獲りたくないとまで言っているのに。

☆ベストGP:ブラジルGP
レース自体はカナダとヨーロッパの方が面白かったと思う。
ブラジルでのレースそのものは、フェラーリが逃げ切っただけなんだけど、三つ巴の最終戦と言う要因がレースを最高に面白くした。
今期一瞬たりとも目を離せない(地上波組みなのでCM入っちゃうんだけど)と思ったのは、このGPだけであり、そのうえ、あの大逆転劇である。
これはもう選ばざるを得ない。
たぶん、こんな最終戦は暫く無いだろう。

とりあえず、ここまで。
チームごとの総括は日を改めて。
Posted at 2007/11/03 19:21:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ
2007年10月22日 イイね!

'07 最終戦 ブラジルGP

最終戦にして、今期のベストレース。
そう断言してしまおう。
酸いも甘いもF1のほとんど全てが凝縮されたレース内容だった。
大逆転の初戴冠、おめでとう、ライコネン。
最後の大一番で、完璧にライコネンをサポートしきったマッサも素晴らしかった。
史上初のルーキーチャンプは潰えちゃったけど、ハミルトンは手放しで賞賛に値する。
グダグダな状況の中で、逆転こそ叶わなかったが、ハミルトンと同ポイントまで持っていったアロンソにの意地に乾杯。

ぶっちゃけた話、今年はライコネンがタイトルを獲るのが最適解だったと思うのだ。
アロンソかハミルトンがタイトルを獲得した場合、例のスパイ疑惑の所為で、不当なアドバンテージがあったからタイトルを獲れたと色眼鏡で見られてしまうことは避けられなかっただろう。
結果的にまるく収まったんじゃないかな。
本当に良いレースだったし。

いやあ、良いシーズンだったなあ、トラックの中だけは。
政治的な問題は最低だったけどな。

以下雑感如例。

その1
ライコネン、初タイトル。
BMWとウィリアムズの車検の問題が急に持ち上がったおかげでドキドキしたけど、結局お咎めなしに落ち着いたので、晴れてタイトル確定おめでとう。
一時期27Pまで開いた差から、見事としか言うほかない大逆転タイトルである。
中盤くらいまでは、パッとしない状況が続いたから、ただの飲んだくれになってしまったのかと落胆していたけど、終盤戦から猛チャージ。
ラスト4戦で3勝上げるとか、やっぱりただの飲んだくれじゃなかったんだね!
でも、ブラジルの表彰式のあと、トロフィーを持たずにシャンパンを抱えて退場した辺りを見ると、やっぱり飲んだくれな気がしないでもない。

その2
マッサ空気を読みまくった。
ポールから飛び出して完璧にハミルトンをブロックし、そのままトップ独走かなーと思ってた矢先に、最終コーナーで絶妙なミスをして、その後のピットでのライコネンとのポジション入れ替わりを演出するとか、師匠のシューマッハでも、なかなか出来ることではない。
これ以上完璧にサポート役を演じたドライバーが、かつて居ただろうか。
いや、冗談でも嫌味でもなんでもなく、タイトル争いでは絶体絶命だったチームメイトを、こうまで確実にサポートするなんて、ホントに凄いことだと思うのだよ。
母国GP連勝を願ってたハズだけど、チームの為に仕事こなしたマッサに心からの賞賛を送りたい。
最後の最後でサポート役に徹したんだから、来年はタイトル争いに最後まで絡んでくれますように。

その3
タイトルの壁。
レースが始まる直前まで、私はハミルトンがタイトルを獲るものだと信じて疑わなかった。
それが、この結果である。
スタートでマッサに完璧に押さえられ、アロンソとのサイドバイサイドでブレーキミスを犯し、挙句原因不明のギアトラブルで大きく後退するなど、誰が想像出来たと言うのだ。
恐らく、最後の最後でプレッシャーに晒されたのと、運に見放された所為なのだろう。
F1、58年の歴史でルーキーチャンピオンが生まれてこなかった理由の一端を見る思いだった。
タイトルを逃したとは言え、ここまでのハミルトンの活躍は本当に見事だった。
残念ながら、今年がダメだった分、来年こそはタイトルを獲って欲しい。
最年少チャンプの記録更新を期待している。

その4
王者の意地
フェラーリの2台に完全に置いてけぼりにされたり、クビサにあっさりオーバーテイクされたり、今回のアロンソは完全に速さに劣っていたけど、それでもルーキーに負ける訳には行かないと言う意地だけは伝わってきたような気がしたのだがどうか。
なんだかんだで3位フィニッシュしたしな。
2位獲得回数でランキングはハミルトンの下になっちゃったのはご愛嬌と言うことで。
あとは、来期の行き先がどうなるか。
戦闘力のあるチームで、今年の雪辱を晴らして欲しいものだ。

その5
中嶋一貴のデビュー戦
予選19番手だった時にはがっかりしたのだけど、終わってみれば10位フィニッシュ。
ファステストラップについては、5位の速さとニコを上回って見せたし、結構良くやったと思う。
思うのだが、最初のピットでクルーを轢いちゃったおかげで、そっちの方しか印象が残っていない現実。
えっと、クルーの人が打撲だけですんで良かったと思いマス。

その6
見苦しいマクラーレン。
上に書いたBMWとウィリアムズの燃料温度の件、マクラーレンが不服として抗議するそうである。
多くは語らないけど、見苦しいこと極まりない。
仮にこの抗議が通って、ハミルトンがタイトル獲っても嬉しいのだろうか(嬉しいんだろうが)。
タイトルくらい、トラック上の斬った貼ったで決めさせてくれ。頼むから。

その7
今週のホンダ
正直に告白するとですね、序盤からタイトル権利者3名の動向が面白すぎて、バトンがリタイヤするまでホンダの存在が完全に頭から消え去っていましたが、何か。
えーと、気温が高すぎた為に2人揃ってオーバーヒートになったとか、お陰でバリチェロにいたっては母国GPで派手なエンジンブローを喫するとか最低なレース内容だと思った。
で、バリチェロは15年のF1人生で初のノーポイントシーズンになってしまったわけだが、とりあえずホンダの中の人はバリチェロに謝るべき。
嘆息。

これで今年のF1も終了。
今シーズンを戦った全てのドライバー達に、惜しみない賞賛と慰労の念を表して終筆。
Posted at 2007/10/22 20:07:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ
2007年10月07日 イイね!

'07 第16戦 中国GP

2連続での雨がらみのレースになった中国GP。
なんと言うか、神の見えざる手と言うのを実感したレースであった。
ハミルトンがピットロードのグラベルに突っ込んでリタイヤなんて、予想だにしていなかったし。
ライコネンが勝って、アロンソが2位になったので、3人によるタイトル争いが展開されるわけである。
因みに各々のタイトル獲得条件は

ハミルトン
3位に入れば問答無用でタイトル獲得。ノーポイントでもアロンソが4位、ライコネンが2位にならなければタイトル獲得。

アロンソ
ハミルトンがノーポイントで終われば4位入賞でタイル獲得。優勝しても、ハミルトンが4位以下でフィニッシュしないと、タイトル獲得ならず。

ライコネン
マクラーレンの二人がノーポイントだったら6位入賞でタイトル決定。優勝しても、ハミルトンが6位、アロンソが2位だったら無冠。

たぶん、こんな感じのハズ。
明らかにハミルトンが優位だが、今回みたいに予想外の展開になることも考えられるので予断は許さない。
なんとなく、86年を髣髴とさせる気がしないでもないけども、どんな結果になろうと、各人がベストを尽くして面白いレースになってくれればそれで良しである。

以下、その他雑感。

その1
マクラーレンについて
ハミルトンがリタイヤした時、これ以上ないくらいがっくりしてたロン。
アロンソが2位になったのに、憮然とした表情だったロン。
いろいろと内情が伺えて実に興味深い情景であった。
アロンソ、たぶん今年限りだろうなあ、マクラーレンに居るの。

その2
STR大活躍
ベッテル4位でリウッツィ6位という大活躍。
前回の富士もそうだったけど、雨がらみで素晴らしいパフォーマンスを発揮するようになったな、このチーム。
ニックの追撃を抑えきったリウッツィも良かったけど、なによりベッテルが素晴らしかった。
富士で流した涙が早くも報われましたね。
フィニッシュして歓喜のあまり絶叫するベッテルを見て涙ぐんでしまったおっさんが一人。

その3
ブルツ、引退。
今期限りで引退することになったそうである。
久しぶりにF1に復帰して、ポディウムフィニッシュを飾ったりしたけども、ニコに対してパフォーマンスの面で見劣りしていたことは確か。仕方のないことかもしれないけど、個人的にはちょっと残念である。
一時はプロドライブのシートを得るなんて噂もあったのだがなあ。
あと一戦、渾身のパフォーマンスに期待したい。

その4
今週のホンダ
今期、こんなにRA107が力強く見えたことはありませんデシタ。
ドライに履き替えてからファステスト連発して、一時、3位のマッサまで6秒差まで詰めたバトンに感動すら覚えた。
今回のような状況でのバトンの速さは尋常ではない。
ホンダなんかでドライブしてるのが勿体無いくらいである。
結果的に5位フィニッシュだったけど、現状では、ほぼベストの結果だったのではないか。
もっとも、STRがいっきに8点稼いだので、コンストランクは8位のまま変わってないんだけども。
あと、バリチェロさんはもっと働いたほうが良いと思った。

次は最終戦ブラジル。
中国でタイトル決定しちゃったら、録画してゆっくり見ようかと思ってたけど、この状況では、深夜の生放送を見るしかない。
と言うか、見んでどうする。
嬉しい誤算だけど、睡眠時間が削られてしまうよぅ。

タイトル争いは、ハミルトン、アロンソ、ライコネンに絞られたけど、勝ってしまうのは、昨年よろしくエキセントリックなブラジル国旗カラーのマッサな気がしてならないまま終筆。
Posted at 2007/10/07 19:03:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ
2007年09月30日 イイね!

'07 第15戦 日本GP

現地に観戦に行った人たちには申し訳ないのだが、雨が降って本当に良かった。
4戦ぶりに面白いレースになったのは、間違いなく雨のおかげである。
スタートから18週にわたってSC先導になった時は、赤旗出したほうが良いのではないかと思ったけど、終わり良ければ全て良し。
唯一難点を言えば、アロンソがリタイヤした所為で、タイトルの行方がほぼ決まっちゃったことかしら。
できれば最終戦までもつれて欲しかったのぅ。

以下雑感。

その1
ハミルトン、安定しすぎ。
ポールトゥウィン。
このとっちらかったレースでほとんど危なげなく(一時怪しかったけど)勝っちゃうとか、どうなのだろうか、色々と。
今さらにも程があるが、とんでもないルーキーだ。
アロンソとの差が12Pに広がったので、よほどのことがない限りタイトルを獲得できるだろう。

その2
コヴァライネンおめ
2位表彰台おめでとう。
序盤戦は全然パッとしなかったけど、後半になるにつれてパフォーマンスが上がってきて、ついにポディウムフィニッシュ。
しかもライコネンを抑えきっての2位。正に値千金。
来年、もっと良いクルマに乗れれば、優勝も見込めるはず。
と言うワケで、ルノーの中の人たちはガンバッテクダサイ。

その3
今季最高の6位争い。
最終ラップのクビサとマッサの6位争いに感動した。
クビサを猛追するマッサ。
接触せんばかりの激しい肉弾戦のうえ、最終コーナーでコースオフしたままクビサをを抜き去るマッサに思わず拍手喝采してしまった。
正直、審議対象になりそうなバトルだったけど、見てるほうは楽しかったので万事OK。
このバトルのおかげで、ライコネンのオーバーテイクの印象がかすんだくらいだ。

その4
がんばれ! セバスチャン・ベッテルくん20さい。
雨で荒れたとは言え、一時ラップリーダーを記録して、3位をほぼ手中にしていたベッテルだが、SC中にまさかの追突リタイヤ。
しかも追突した相手が、2位走行中のウェバーなのが痛恨中の痛恨。
わざわざ親チームに追突せんでも…。
阿呆だなあと思っていたのだが、ガレージで背中を震わせる姿を見て可哀相になってきてしまいマシタ。
がんばれ、ベッテル。
今回の失敗はきっと君を大きく成長させてくれる筈だ。
でも次からは、親チームに追突は勘弁な。

その5
浅草寺のご利益。
クルサード先生、ライコネンに抜かれるも、まろやかに4位フィニッシュ。
リウッツィ、ニックのリタイヤのおかげで8位フィニッシュ。
事前に浅草寺でお参りした甲斐がありましたねぃ。
特に先生は、マクレー追悼の為に、マクレーカラーのヘルメットを被ってのレースだったので、この好リザルトは嬉しい。
出来れば表彰台に乗って欲しかったけど、贅沢は言わない謙虚な私。

その6
じゃぱんぱわー
地上波で盛んに喧伝している「じゃぱんぱわー」であるが、完走16台中、下位7位が日本チーム、および日本人ドライバーと言う、地元GPでこれ以上望むべくも無い素晴らしいリザルトであった。
…えっと、この件については、これ以上のコメント無しと言うことで。

その7
今週のホンダ
今週、最も良かった出来事は、不恰好極まりないブリッジウィングがお蔵入りになったことに他ならない。
それ以外に言うことは特に無い。
てゆうか、バトンは追突で折角の6位スタートを不意にするし、バリチェロは余計な給油でポイントを逃す有様で、何をどう語れと。
もっと情けないのは、こんなグダグダな有様だったホンダが日本勢ではべストリザルトだったことだ。
地元GPなんだから、もっとしっかりせんかい、ホンダにトヨタにSAF!

次は中国。
実質タイトルが決まってしまったので、私に出来ることは、ハミルトンのリタイヤを祈ると言う、後ろ向きにも程がある事だけになってしまった。
アロンソがリタイヤしなければ、こんなことにならなかったんじゃよぅ。
もう、面白いレースになれば何でもいいよ…。
以上、終筆。
Posted at 2007/09/30 16:25:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ

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何シテル?   04/25 22:46
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