• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

MA;のブログ一覧

2010年07月12日 イイね!

'10 第10戦 イギリスGP

レッドブル、セバスチャンには翼を授けない。

改修されたシルバーストン最初のウィナーは、顎の割れたオージーでした、まる。
個人的には、PPだったヴェッテルが案の定トラブル(スタート直後にリアタイヤパンク)に襲われたお陰で泣き笑い状態である。
なんでウェバーには何も起こらないのに、ヴェッテルはああなんだろうね…。
でも、ヴェッテルの怒涛のオーバーテイクショーを見られから大丈夫さ!
と、無理くりにでも心の安寧を計るわたくし。
とりあえず分った事は、マンディよりキズモノな筈のリズの方が速かったと言うことくらいかなコンチクショウ。

以下雑感如例。

その1
勝てないセバスチャン。
シルバーストンでRBRが無双な事は分りきった事だった。
そのうえ、ウェバーのモノコックは、破損があるって言ってたリズ(ただし修復済みらしい)だったし、新Fウィングもちゃっかりウェバーからガメちゃったし、PPを獲って当然。
決勝はもうスタートした後はチェッカーまでクルマを運ぶ簡単なお仕事だった筈なのに、終わってみたら7位とかどういうことなの。
スタートの出だしがイマイチだった所為で、ウェバーに先行され、ハミルトンにつつかれ、挙句右リアタイヤのパンク。
そして最後尾へ…。
なんだか、書いてて改めて悲しくなってきた。
SCが入ったお陰で、7位まで挽回できたのは僥倖と言わざるをえぬ。
あと9戦残っているとは言え、勝てるレースで勝利を積み重ねられないのは痛い。

その2
カムイ覚醒継続中。
前回、素晴らしいレースを見せてくれたカムイは、今回も素晴らしかった。
と言うか、派手さこそ無かったが、レース内容は前回より良かったように思う。
12番グリッドから9位にジャンプアップした後、上位勢と遜色ないタイムを刻み続けられた点は大きい。
さらに最初のピットでも、素晴らしいピットワークで、うまい事シューマッハをかわせたのも良かった。
クビサのリタイヤや、アロンソのピットスルーに助けられた面もあるが、6位入賞を果たしたのはお見事の一言。
この入賞で、チームもSTRを抜いてコンスト8位に上昇。
すごいよ! コバヤシさん!
それにしても、今回も国際映像に映りまくりだったし、いい加減どこかスポンサーについてあげても良いと思うんだ。

その3
マクラーレン、してやったり
予選までのマクラーレンは、新設セクションのバンプに翻弄されてにっちもさっちも行かないような状態だった。
ハミルトンは辛うじて予選4位につけたが、バトンは全く良い所がなく、Q2落ちの14位と言う有様。
これは決勝は期待できないなあと思ったら、アレだけ予選で苦労してたのが嘘みたいな好走を見せてびっくりである。
ハミルトンはウェバーに引けをとらないタイムで走り続けて見事に2位フィニッシュ。
バトンは、14位からスタートでジャンプアップし、お得意のタイヤマネジメントで最初のピットを遅らせたのが好を奏して、最終的に4位フィニッシュを果たして見せた。
RBRは確かに爆速だったが、終わってみれば1-7フィニッシュ。
それに対してマクラーレンは、上記のように2-4フィニッシュ。
危なげなくコンスト暫定1位を堅守してしまうあたりに、マクラーレンの揺ぎ無い強さを感じる。
この調子なら、ドライバーは厳しくてもコンストは攫っていってしまいそうだなあ。

その4
ペースを取り戻すメルセデス
前回は散々だったメルセデスだけど、今回はだいぶ調子を取り戻せたようだ。
ニコが中国以来の3位フィニッシュを果たしたのは、ちょっと予想外の結果である。
決してペースが良かった訳ではないけれど、前を行くドライバーのトラブルに乗じて、ちゃんとポジションを固められるようになったのは良いことだ。
これでセブンタイムスチャンピオンが、もうちょと仕事してくれれば、もっと良くなるんだけどねえ。

その5
終わらないフェラーリの憂鬱。
アロンソが予選で3位を獲得した時は、RBRに敵わないまでも、ポディウムぐらいは狙えるんじゃないかなあと思っていたのに、どう言う訳かアロンソ14位、マッサ15位と言う惨憺たる結果に。
今回のフェラーリについては、お粗末の一言に尽きる。
アロンソがスタートでハミルトンとクビサに先行されたのあと、マッサと接触。
これが原因でマッサのタイヤがパンク。後方へ脱落。
その後も、クビサとポジションを争っていたアロンソが、うっかりコースをショートカットして抜いちゃったのにポジションを戻さなかったり、これが原因でドライブスルーぺナを喰らった直後にSCが導入されて大幅にポジションを落とす羽目になったり、イレギュラーなピットだったとは言え、無線のやり取りが不十分でタイヤが用意されていなかったりと散々である。
てゆうか、GP2チームでももうちょっとマシなレースマネジメントできると思うのだが、新規チームに対してGP2で走れ!とか言ってたモンテゼモーロさんに置かれましては如何お過ごしですか?

その6
今週の新規チームの皆さん
ロータスは最後のビッグアップデートを持ち込んだけど、既存チームとの差はあんまり詰められなかった。
でも、トゥルーリもコヴァライネンも今回のクルマは良いって言ってたし、、一生懸命がんばってる様子は伝わってきてるので、応援を続けたい。
ヴァージンは、多少ロータスとの差を詰めた感じだけど、信頼性の低さは相変わらず。
HRTは、なぜか山本左近がブルーノに変わってレースを走ったりと、新規チームの中では一番のサプライズを与えてくれた。
まあ、肝心の速さは例の如くだったんだけど、ちゃんと2台揃って完走を果たした事は褒めてあげたい。
左近も、3年ぶりのレースでチャンドックに大きく離される事なくフィニッシュできたのはよかったんじゃないかな。
次は無いみたいだが。

その他、バリチェロの好走とか、クビサのリタイヤとか、スーティルの巧みな防戦とかは申し訳ないけどスルー。

次回はドイツGP。
しかし、今年はニュルじゃなくてホッケンと言う悪夢。
森の中走らねえホッケンはホッケンじゃねえんだよ!
と言っても、もうどうすることも出来ず。
ともあれ、ヴェッテル、シューマッハ、ヒュルケンベルグ、スーティル、グロッグはホームGPだからがんばるんだ。
特にヴェッテルに頑張ってほしいけど、何かしらトラブルが起きるんだろうなと、今からげんなりして終筆。
Posted at 2010/07/12 00:00:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | '10 F1感想録 | クルマ
2010年06月27日 イイね!

'10 第9戦 ヨーロッパGP

空中に舞い上がるほどの大クラッシュしたウェバーが無傷で本当によかったです。
無事だった事を確認した上で、不謹慎な発言をするけれど、彼のクラッシュのお陰で、超面白いレースになったことを感謝。

と言う訳で、レッドブル、いろんな意味で翼を授ける!
ヴェッテルが超久々PPから一度もポジションを譲ることなく優勝してくれて、なまら嬉しい(ファステストを取り損ねたのが残念)。
しかし、今日の主役はグランドスラム寸前だったヴェッテルではなく、コース上のデブリを全力疾走で回収してくれた勇気あるマーシャルさんでもなく、カムイだったと思うのですよ!
兎にも角にも、今回のカムイはファンタスティックすぎた。
今年のザウバーで、アロンソをオーバーテイクしての7位は値千金どころか値万金くらいの価値がある。
ヴェッテルは勝ったし、カムイは大活躍だし、圧倒的じゃないか今回のヴァレンシアは!
本当に、過去2年のクソレースが嘘みたいに良いレースだった。

レースのカミサマに感謝を捧げつつ以下雑感。

その1
カムイ超覚醒
正直、18位と散々だった予選の時点で、どうひっくり返っても今回は駄目だろうと思っていた。
しかし、その予想は見事に裏切られた。それもとんでもなく良いほうに。
冒頭のウェバーのクラッシュのよるSC導入の際、ほとんどのドライバーがピットインする中で、タイヤ交換をせず走り続けたカムイ。
一気に3番手まで順位を上げた後は、前を行くヴェッテル、ハミルトンと遜色のない素晴らしいペースを刻み続けて周回を重ねたことが、なにより素晴らしい。
このまま残り1周まで引っ張れば、タイヤ交換を行ってもブエミとアロンソの前、7位に入れると思っていた54周目でピットに入ってしまったときはガッカリしたが、本当に凄いのはここから。
アロンソの真後ろに戻った後は、新品オプションのグリップを武器に、アロンソを見事にオーバーテイク。
これだけで、拍手喝采モノだが、今回のカムイはまだ終わらない。
前を行くブエミを猛追し、ファイナルラップ、それも最終コーナーでオーバーテイクして見せるなど、余りに凄すぎて鼻血が出そうになるほど興奮した。
断言する。
このカムイのパフォーマンスだけで、過去2回のレースの100倍くらいの価値がある。
カムイのパフォーマンスが素晴らしすぎて、わたくし胸がいっぱいデス。

その2
帰ってきたヴェッテル
ここ数戦、精彩を欠いていたヴェッテルだったけど、今回は久々にらしいレースを見せてくれてほっとした。
見事としか言いようのないアタックで、中国GP以来のPPを獲た時点で今回の結果は見えていたようなものだ。
PPからスタートした後は、ほぼ独壇場。
SCが導入されても何処吹く風。
ピットインしてもまったく危なげなくポジションキープ。
あとはペースコントロールしながらクルマをチェッカーまで運ぶ簡単なお仕事状態である。
あまりにも、圧倒的過ぎて勝ったのに空気状態と言う有様は、応援している身として喜ぶべきなのだろうか。
ともあれ、今回の勝利でチャンピオンシップを3位まで戻せたのはなにより。
次のシルバーストンはRB6向きの高速コーナーがあるコースなので、次も期待しても良さそうだ。

その3
SCにまつわるエトセトラ。
ウェバーのクラッシュによるSC導入の際に、よくわからない順位の変動が起きたのだった。
例えば、2位走行中にSC導入されたハミルトンは、SCインした後も2位をキープできたのに、ハミルトン真後ろを走っていたアロンソはSCインしたあと、何故か10番手前後に落ちちゃったり、おや?と思う事態になった。
なんでこんな事態になったかと言うと、抜いちゃいけないSCを抜いちゃったりとか、SCが出た直後にピットしちゃったりとか、なんかよくわかんないけどイロイロあったらしい。
因みにSCを抜いちゃったハミルトンは、ドライブスルーペナルティを喰らったけど、後続とのギャップが大きかったため実質ノーペナで2位で戻れたと言う、なんだかなあと言う状況に。
でもって、SCラン中にやらかしたと思しきドライバー達がレース後審議に掛けられることになった。
対象のドライバーは、バトン、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、クビサ、ペトロフ、スーティル、リウッツィ、ブエミ、デ・ラ・ロサの計8名。
もし、全員にピットスルーペナルティに相当する違反が認められた場合、レースリザルトに20秒のタイム加算がされることになる。
要するに、どう言うことになるのかと言うと、カムイの前でフィニッシュしたドライバー、バトン、バリチェロ、スーティルにタイム加算されるわけだ。
なので、ことによるとカムイは4位になれちゃう可能性があるわけですよ!
バトンとのギャップがもう少し小さければ、最終結果3位なんてのも夢じゃなかったのだが、贅沢を言っても仕方ない。
仮に全員ノーペナだったとしても、今回のカムイの7位と言う結果が色褪せる事はないし、いっこでも順位が上がったらラッキーくらいに考えておくのが良い感じじゃないかしら。

その4
メルセデス撃沈。
今回、ビッグアップデートをおこなったメルセデス。
たぶん、中の人たち的には、よーし、これでトップ3との差を詰めちゃうぞー!くらいに考えていたのだろうが、これがもう清々しいほどまでに大外し。
クルマが思うように走ってくれないのが、素人目にも分るくらい苦労しまくっていた予選は、シューマッハは兎も角、ニコまでQ2落ちと言う散々な結果に。
決勝でも、特に印象的なパフォーマンスは発揮できず、ニコがなんとか12位に入るのがやっと。
シューマッハに至っては、散々どころか暗澹とでも言うべきひどい有様で悲しくなっちゃう。
最終的にはレースを捨てて(たぶん)タイヤテストに移行しちゃうとか、どうしちゃったのセブンタイムスチャンピオン!
意地で一瞬だけファステストをマークしたのが、せめてもの救いかな…。

その5
今週の新規チームの皆さん。
まず言っておきたい。
ロータスが500戦メモリアルとか言ってるけど、チーム・ロータスとロータス・レーシングは別物だから。別物だから!
等と言いつつ、500戦メモリアルマークをつけたT127のステキさにクラクラ来てしまう情けないわたくし。
もっとも、500戦メモリアルと嘯くレースは、コヴァライネンがウェバーと絡んで(これがウェバーの大クラッシュ)リタイヤ。
トゥルーリもトラブル(ギアがスタックしたっぽい)で、なんとかフィニッシュしたものの2ラップダウンの最下位フィニッシュと言う残念な結果になっちゃったんだけども。
でも、予選では相変わらず新規チームではトップの仕上がりだし、自称501戦目に向けて頑張ればいいんじゃないかな。
HRTとヴァージンについては、特に進捗が見られなかったので言う事はありません。

その他、クビサがQ2までバカっ速だったとか、地元GPのアロンソがちょっとアレだったこととかについてはスルー。

次回はイギリスGP。
大改修されたシルバーストンが24台のF1をお出迎え。
噂によると、モンツァ以上のアベレージスピードを誇るコースになったっぽいので、ちょっと楽しみ。
マゴッツ、ベケッツ、チャペルの高速S字が健在なのは嬉しい。
おそらくRBRとマクラーレンの一騎打ちになると思われるが、できればRBR(それもヴェッテル)に勝って欲しいものだ。
そう言えば、ロータスはホームGP扱いで挑むのかなあ、なんてどうでも良いことを考えながら終筆。
Posted at 2010/06/28 00:38:05 | コメント(3) | トラックバック(1) | '10 F1感想録 | スポーツ
2010年06月14日 イイね!

'10 第8戦 カナダGP

結論。
タイヤのライフはちょっとくらいアレな方がレースは面白くなる。

兎に角タレない超性能タイヤを供給してくれるBSも、モントリオールのアレすぎる路面の前では、有象無象のタイヤメーカーに過ぎなかったようだ。
基本1ストップで済むポテンザもモントリオールの路面相手では分が悪すぎた。
2ストップは当たり前、場合によっては3ストップと言う、今季最も慌しいタイヤマネージメント戦を制したのはマクラーレン。
カナダを大得意とするハミルトンがポールトゥウィン。
バトンも2位につけて、これで2戦連続1-2フィニッシュを果たした。

今週のマクラーレン、特にハミルトンについては完璧の一言。
RBRの連続PPを阻止したうえに、当初不利と思われていたオプションでのレーススタートも難なくこなして、危なげなく勝ってしまうあたりに、彼の類稀な非凡さを感じる。
バトンも4番手スタートから巧みなレース運びで2位フィニッシュを果たしてみせたし、前回からのマクラーレンの勝負強さには感嘆せざるを得ない。
予選2-3番手から、有利と思われていたオプションでレーススタートしたのに、結局4-5フィニッシュだった赤い牛がトレードマークの某チームは、マクラーレンを見習ったらいいよ!
てゆうか、RBRのレースマネージメントの下手さ加減に流石に萎えた。

いろいろと複雑な思いを抱えつつ以下雑感。

その1
マクラーレン無双。
冒頭でも触れたが、今週のマクラーレンについては見事と言うほかない。
予選では正真正銘無双状態だったRBRからPPを奪ったことももちろんだが、何より決勝でのレースマネージメントが素晴らしい。
今回、極端な性能劣化(予選では4周ほどでタレると言う有様)を示したオプションタイヤでスタートしたにも拘らず、的確なピットタイミングでレースをコントロールし、1-2フィニッシュを決めてしまうあたりは流石名門。
MP4-25のスピードが前回にも増してキレていた点も相まって、RBRを全く寄せ付けなった姿は力強すぎて憎々しく思えるほどだった。
やっぱり、長い事チャンピオンシップを戦い続けているチームは、ここぞと言う時の勝負強さがちがうなあと思わされた週末だった。

その2
アロンソ久々のポディウム。
スペインで2位になって以来、ポディウムから遠ざかっていたアロンソが3位フィニッシュで久々にお立ち台に。
前回までのフェラーリの不甲斐なさを考えると上々の結果に思えるが、今回のアロンソのパフォーマンスは実にキレていたので、勝利も十分にありえた筈だった。
だが、今回はマクラーレンが強すぎた。
あそこまで完璧なレースを展開されては、さしものアロンソも白旗を揚げざるを得まい。
次のヴァレンシアでF10にアップデートが施されるそうなので、そこでの雪辱に期待した。
なお、相棒のフェリペくんについては、あまりにも無残な結果過ぎて触れるのがかわいそうなので、そっとしておいてあげたい。

その3
RBR完敗。
今回のRBRは、若いチームゆえの勝負弱さを露呈したように思える。
予選でハミルトンにPPを奪われこそしたが、ウェバー、ヴェッテルの順で2-3番手をキープし、レーススタートもタレが少ないプライムタイヤ。
ハミルトンが履くオプションの性能低下を考えれば、早々にキャッチアップしてオーバーテイクした後は、RB6のスピードで突き放せば良いだけの筈だった。
しかし、それが上手く行ったのは最初のピットストップまで。
ここでヴェッテルに入れてオプションを吐かせたのが最初の失敗。
当初はそれなりのタイムを刻んでいたものの、やはりタレが大きく、2回目のピットでマクラーレンの2人に逆転され4位転落。
ウェバーは、プライムからプライムに繋いでトップに躍り出たが、後方から迫るマクラーレンの意識しすぎたのか、プライムのままステイアウトさせすぎた。
これが2つ目の失敗。
10秒以上あったギャップをほとんど使い果たしてしまい、オプションに変える頃には背後のハミルトンと3秒程度まで詰められ、最後のピットを終わらせた後は、4位のヴェッテルにまで先行を許す羽目になった。
今、こうして思い返して書き連ねただけでも、げんなりするくらい拙い戦略である。
もうすこし、ピットのタイミングを考慮しておけば、勝てないまでも、ポディウムの一角を占める事くらいは出来ただろうに。
クルマが速いだけじゃ、チャンピオンシップを制することは難しいと言う事を考えて欲しい。

その4
シューマッハ復活(悪い意味で)
今回のシューマッハはまるで全盛期の戻ったかのようだった。
これでもかと言うくらいの幅寄せ上等スピリットに、いろいろな意味で感激。
ハイライトは、マッサとのバトル。
オーバーテイクを仕掛けてきたマッサに対して、絶妙なラインの閉じ方でマッサのFウィングを破壊せしめる(もちろん自分への物理的被害は0)と言う離れ業を披露。
ううん、さすがマイコー。
こう言う汚い部分が顕著になってくると、かつてのギラギラしていた頃のシューマッハに戻ってきているんだなあと思わずにはいられない。
問題は、肝心の速さがちっとも戻ってきていないことだが。

その5
今週の新規チームの皆さん。
ロータスは相変わらず不運がトゥルーリに集中しているけれど、コヴァライネンがいろいろあったペトロフを押さえて16位フィニッシュしたことは、なかなかの結果じゃないかな。
HRTは、苦しい状況のままだけど、チャンドックがディ・グラッシを押さえて18位フィニッシュしたことは、チームにとって明るい材料の筈。
ヴァージンは、今回もなんだかなあと言う内容。トラブルがあったようだけども、もう少し頑張りなよと思った。

その他、ザウバーの悲惨すぎる週末とか、可哀そうすぎるので触れずにスルー。

次回はヴァレンシアGP。
名前を聞いただけでぐったりするほど期待薄なGPである。
どうせ、今年も見所のない退屈なパレードに終始するのだろうなあ…。
予想に反して超面白いレースになってくれないかしらと、叶う筈のない希望を抱いて終筆。
Posted at 2010/06/14 21:20:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | '10 F1感想録 | スポーツ
2010年05月30日 イイね!

'10 第7戦 トルコGP

…ヴェッテルがノーポイントで終わっちゃったので、悲しみのあまり出家しそうな勢いです。

RBRの二人が絡んじゃったお陰で、ハミルトンが今季初優勝。バトンも2位に入って、マクラーレンが1-2フィニッシュを決めたトルコGP。
相変わらずRBR無双かと思ったら、マクラーレンが全く遜色の無いパフォーマンスを発揮したり、RBRとマクラーレンが超熱い接戦を展開したり、カムイがやっと入賞したり、通算800戦目だったのに完全に空気だった赤いチームが居たりと見所はたくさんあったけど、今回はRBRの同士討ちに尽きると思う。
レーシングアクシデントだということは重々承知しているけれど、あの接触が無ければ1-2フィニッシュを飾っていたのはRBRだっただろうに。
てゆうか、一応ラインを残していたとは言え、ウェバーの幅寄せはどうなのさ!
我慢できずに刺し込んでいったヴェッテルもヴェッテルだけどさ。
なんか今後に禍根を残しそうなアクシデントで嫌な感じ。

なんともやるせない気分のまま、以下雑感。

その1
痛恨のRBR
前述のとおり、ヴェッテルとウェバーのアクシデントは、シーズンの今後を考えると痛恨過ぎた。
ポイント的にももちろんが、なによりチームメイト同士の余計な禍根を残したことが痛すぎる。
いつぞやのマクラーレンのように、チームメイト同士の確執でタイトルを逃すような事態に発展しかねない。
RBRには、ヴェッテルとウェバー、それぞれの言い分を聞いたうえで、双方の心理を良い方向にコントロールすることが望まれるが、若いチームだけに不安が残る。
ここで手綱を誤ると、シーズンを棒に振りかねないので、慎重な対応をしていただきたいものだ。

その2
マクラーレン大進歩
速いのは間違いないけれどRBRに今一歩及ばなかったマクラーレン。
しかし、今回のトルコでは一味違った。
予選では、ハミルトンがRBRの2台に割ってはいる2番グリッド。
決勝でも、RBRと全く遜色の無いタイムを刻みながら、虎視眈々と前を行くRBRを伺う様子は、やや気味が悪いほどに頼もしかった。
そして、RBRの愚かなアクシデントを尻目に、あっさり1-2体制を気付くとそのままフィニッシュ。
途中、ハミルトンとバトンとの間でバトルがあったものの、実にクリーンなバトルで、見ていて喝采を送りたくなったほどだ。
チームメイト同士でバトルしながらも、ちゃんと結果を出せるあたり、伊達にチャンピオンを2人揃えているわけではないなと思わせる。
てゆうか、RBRは今回ばかりはマクラーレンを見習ったほうがいいと思うのだがどうか。

その3
通算800戦目
F1の歴史そのものであるところのフェラーリさんちは、今回で通算800戦目を向かえたのだった。
そんなメモリアルなGPなのだから、さぞかし華々しい結果を残してくれるだろうと思っていたら、終始空気だったとはどういうことだ。
もっとも予選でアロンソがQ2落ちした時点でヤバそうなのは予想できたワケだが。
トルコが大得意な筈のマッサが7位、予選でコケたアロンソが8位と言う結果が、果たして800戦目に相応しい結果だったろうか。
開幕戦を1-2で飾った筈なのに、気が付いたらRBRとマクラーレンに随分差をつけられてしまったなあ…。

その4
ザウバー、やっとこ入賞。
今まで0行進が続いていたザウバーが、トルコで漸くポイントゲット。
10位1Pと言う慎ましい結果だが、今のザウバーには値千金の結果である。
ペトロフのパンクがあったお陰とは言え、ポイントを持ち帰ったカムイは褒め称えられて良いと思う。
予選でQ3に飛び込み、決勝でも、なんとかアロンソ喰らい付いていった姿はステキだった。
そして、0.2秒差で11位フィニッシュを果たしたデ・ラ・ロサも同じぐらい褒め称えられてもいいと思う。
もう少しだけ運があれば、W入賞できたかもしれない。
ともあれ、走りきれさえすれば、ポイントを手にすることが出来るくらいの力を持っていることは解かったし、あとはこの調子をキープするだけだ。
と思ったけど、次のカナダは路面がたいへんアレなので、ザウバーには辛すぎるサーキットだった罠。
…が、がんばれザウバー!

その5
今週の新規チームの皆さん
ロータスは本当に速くなったと感じた今週末。
残念ながら2台ともトラブルでリタイヤしちゃったけれど、ウィリアムズやSTRを向こうに回して、ちゃんとバトルできるまでになったのはお見事。
イギリスGPで予定している最終アップデートで0.5秒速くなるそうなので、ガチでQ1突破も可能になるかもしれない。
着実に進歩している様子が分って、応援したくなるチームだ。
HRTは、なんとかヴァージンと与することができるくらいにはなってきたが、ダラーラとの提携が正式に解消されて、今後のアップデートがどうなるのかが不安。
本当に大丈夫だろうか、このチーム。
せめて1シーズンは乗り切って欲しいところだがなあ。
ヴァージンは足踏み状態な感じがする。
ディ・グラッシにも、やっとレースを走りきれる燃料タンクが積まれたけど、肝心のスピードに進歩が見られないのがなんとも。
このままだと、チャールズ・ブランソンのCA姿を拝まなければならなくなるので、なんとかしてほしい。
もっとも、なんとかなったらなったで、今度はトニー・フェルナンデスのCA姿を拝まなければならない悪夢。
誰だよ、こんな誰の得にもならん賭けを考えたヤツ。

その他、シューマッハさんの4位入賞とかは、特に面白くないので触れません。

次回は、カナダGP。
モントリオールにF1が戻ってくるのは3年ぶりくらいだったかしら。
深夜の放送になるのが辛いけど、RBRの2人がどんな修羅場、もとい緊張状態を迎えているかが楽しみなので見逃す手は無い。
本音を吐露すると、いい加減ヴェッテルに勝って欲しいデス。
ヴェッテル優勝祈願にレッドブルを買ってこようかしらと思いつつ終筆。
Posted at 2010/05/30 23:57:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | '10 F1感想録 | スポーツ
2010年05月16日 イイね!

'10 第6戦 モナコGP

レッドブル、翼を授ける!
のは良かったけど、またもウェバーだったのがなんとも。
いや、今週もウェバーは完全無欠だったので結果に異論は微塵も無いのだけれど、ヴェッテルが精彩を欠きまくっていたので、がっかりと言うかなんと言うか。

肝心のレースは、4回もSCが入ったとは言え、概ねいつものモナコらしいトレイン状態だったけど、序盤のリタイヤ祭りと、ピットスタートだったアロンソのオーバーテイクショーと、ファイナルラップ最終コーナーでのシューマッハの逆転劇が面白かったので、それなりのレースだったんじゃないかしら。
中盤、眠くなった事は否定しないが。

以下、その他雑感。

その1
ウェバーの完璧な週末。
微塵も文句のつけようがない速さでモナコを席巻してしまったのは、前述のとおりウェバーだった。
フリーでは特に目立った速さを見せていなかったのに、予選でコースレコードをあっさり破る驚速タイムをたたき出して、決勝もそのまま脅威のペースで危なげなく優勝を攫っていってしまった。
バレンシアに引き続き完璧にレースを掌握してみせたウェバーを見て、もしかするとこのままチャンピオンシップまで攫っていってしまいそうな気がしてきた。
昨年の後半みたいな状態に陥らなければ、その可能性は十分にあると思う。

その2
低迷するヴェッテル
辛うじて2位フィニッシュを果たしたヴェッテルだが、まったく精彩を欠いたレースだった。
良かった点と言えば、スタートでクビサを交わして2位に上がった事のみ。
それ以外の内容については全く評価する事ができない。
4回もSCが入ったレースだったにも拘らず、ウェバーの影すら踏む事ができなかったどころか、逆にクビサに噛み付かれる有様。
モナコで無ければ、確実にクビサにオーバーテイクされていたことだろう。
ウェバーが完璧すぎるほど完璧な内容でレースを制しただけに、今回のパフォーマンスには落胆を覚えざるを得ない。

その3
今週のMVP
今週のMVPは間違いなくクビサである。
トップ4に劣るはずのR30を駆り、予選でRBRに割ってはいる2位獲得。
決勝では、スタートでヴェッテルに交わされこそしたものの、そのヴェッテルに勝るとも劣らない素晴らしいペースを刻み続けて、見事に3位フィニッシュを果たした。
ドライバーズサーキットたるモナコで見せたこのパフォーマンスに、最大限の賞賛を贈りたい。
クビサが持つ非凡な才能が遺憾なく発揮されたレースだったと確信できる、本当に素晴らしいパフォーマンスだった。

その4
災難続きのアロンソ
FP3で起こしたクラッシュによるモノコック破損で、予選をまるっと棒に振った時点で、今週のアロンソが駄目っぽい感じはしていた。
予選に出走できなかったお陰でピットスタートになってしまったが、最初のSC導入の際にタイヤ交換を済まして、あとは順位を上げていくだけの状況に持ち込めたの幸運だったし、その後のオーバーテイク連発もステキだたけど、最後の最後でシューマッハにやらちゃったので全て台無しである。
審議対象になったのでリザルトは確定していないし、仮に確定したとしても6位が7位になるだけなのだけど、最後の最後でしてやられた姿は、ぶっちゃけカッコ悪かった。
せっかく途中までは、自らの腕で逆境を挽回する(元)チャンピオンみたいでかっこよかったのに、画竜点睛を欠くとは、まさにこの事だ。

その5
今週の見せ場
というわけで、今週最大の見せ場は、ファイナルラップ最終コーナーで、シューマッハがアロンソを交わすシーンだと思うんだ。
SCインになった直後、チェッカーまで僅か数百メートルと言う短距離で行われた逆転劇が最大のサプライズであった。
もっとも、レギュレーションによるとファイナルラップでSCインになった場合、そのままチェッカー受けなくちゃいけないそうなので、恐らくこのオーバーテイクは無効になるだろうけど(実際、審議対象になったし)、まさかの展開に見ているほうとしては大満足であった。
今回もニコよりも上のポジションでフィニッシュできたし、この調子で、次回以降も(良い意味で)嫌らしい戦い方をしてくれると嬉しい。

その6
今週の新規チームの皆さん。
残り3周で絡んでしまったトゥルーリとチャンドックが完走扱いになったけど、実際にチェッカーを受けたクルマは0台と言う厳しいレースだったモナコ。
伝統のレースは、新規チームに手荒い洗礼をあたえたようだ。
そんな中、チェッカーこそ受けられなかったものの、ロータスはかなり戦闘力を上げてきたようで、もう一踏ん張りすれば、ザウバーの尻尾を捉えられそうな位置までつけてきた。
伊達にガスコインが率いている訳ではないようで、新規チームの中では、最もレーシングチームの体を成してきているようだ。
なので、ヴァージンとHRTはもっと精進したらいいよ!
全くの余談だけど、モナコでセナの名をタイムシートの一番下のほうで見るのは、いろいろと切なかった…。

その他、フォースインディアのW入賞とか、バリチェロのステアリング放り投げ事件とかは、とりあえずスルー。

次回はトルコGP。
今季、いまいちパッとしないマッサが輝く可能性が最も高いサーキットだけど、ここ最近のRBR無双っぷりを見ると、期待薄なんだろうなあ。
とりあえず、ウェバーにやられっぱなしのヴェッテルが、ここいらで挽回してくれると嬉しいなあと思いつつ終筆。


追記)
審議になっていたシューマッハのオーバーテイクは、案の定、レギュ違反だったようだ。
おまけにピットスルー相当の違反と言うことで、最終結果に20秒加算のペナルティまで貰っちゃって踏んだり蹴ったりである。
グリーンフラッグが振られていたのに、オーバーテイクしちゃ駄目というのは、よく分からないけど、スチュワードが裁定を出したんだから仕方ないよね(メルセデスは控訴する気満々だけど)。
見てた側としては、今回の裁定も含めて面白かったので、別にいいんじゃないでせうか。
ただ、よりにもよってヒルがスチュワードの時にこんな裁定出しちゃうと、至極どうでもいい疑惑が噴出しそうで、わくわくしてしまいますネ(ヒトデナシ的な意味で)。
Posted at 2010/05/17 00:08:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | '10 F1感想録 | スポーツ

プロフィール

「業務連絡 http://cvw.jp/b/197823/39667328/
何シテル?   04/25 22:46
彩の国に生息している過走行ビート乗り。 メカ音痴。ドラテク無し。 どちらかが動かなくなるまで付き合っていく所存。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

The Official Formula 1 Website  
カテゴリ:F1
2008/11/08 00:27:36
 
Racing Sports Cars 
カテゴリ:モタスポ関連
2008/11/08 00:15:45
 
AUTOSPORT WEB 
カテゴリ:モタスポ関連
2008/11/08 00:14:04
 

愛車一覧

ホンダ ビート ホンダ ビート
唯一無二。 たぶん、今後こんなクルマは生まれないかも。 乗り手がへっぽこなので、至るとこ ...
ホンダ その他 ホンダ その他
ウチの嫁。 四角い姿がたいへん愛くるしい。 最高速度が40km/hに届かないのも愛くるし ...
その他 その他 その他 その他
免許取って、初めて買った原付バイク。 カテゴリ不明のデザインに一目惚れした。 今思えば、 ...

過去のブログ

2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation