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2007年11月04日 イイね!

'07 F1GPを総括してみる 続き

昨日の続き。
各チームごとの総括と言うか、個人的感想。

1. Scuderia Ferrari Marlboro
ポストシューマッハ最初の年を最高の結果で締めくくった。
今年の勝因は、チームの結束力。
シューマッハ時代より、結束に陰りが見えたと思うのだけど、マクラーレンよりは遥かに良かった。
もっとクルマに信頼性があれば楽にタイトル獲れてたはずだけど、おかげでシーズンが面白くなったから万事OKである。
来シーズンは、よほど下手打たない限り、今年レベルの競争力を維持すると思われる。
あとは、お家騒動が無いことを祈るのみ。

2.BMW Sauber F1 Team
大躍進の一年。
ルノーが大コケしたという要因があったかもしれないが、時にフェラーリやマクラーレンを喰って見せたりと大活躍。
チーム2年目にして101Pを荒稼ぎ。
そりゃあ、マリオ・タイセンも浮かれるってモンである。
F1.07は手堅いマシンデザインだったけど、その手堅さが功を奏した形である。
恐らく、来シーズンも手堅いマシンデザインになるんだろうけど、ここの手堅さは、しっかりとした理論に基づいた故の手堅さなので、大きく外すことは無い筈。
願わくば、ニックとクビサの初優勝が見られますように。

3.ING Renault F1 Team
アロンソが抜けた途端にこの体たらく。
マシンデザインも外したうえに、BSへの適応も時間がかかったのが痛恨。
ドライバーは2人ともがんばってはいたけど、コヴァライネンは前半戦がダメダメすぎたし、フィジコはシーズン通して真ん中あたりをウロウロするばかり。
マシンが良くなかったにせよ、曲がりなりにも昨年のチャンピオンチームなんだから、もっと意地を見せて欲しかった。
とは言え、来期もこのまま沈んでいるとは到底思えない。
今年、十分にBSの特性は学習したろうし、二年続けてマシンデザインを失敗すると言うことも考え辛い。
うまいこと、アロンソが戻ってきてくれれば、もう一度タイトルへ挑戦することも可能になる筈だ。
アロンソが戻ってこなかった時は、えーと、とにかくがんばれ!

4.AT&T Williams Team
去年の惨憺たる状況に比べたら、十分以上に評価できるシーズンになった。
久々に表彰台にも上がったしネ!(当のブルツ本人はシーズン終了前に引退しちゃったけどな)
去年より壊れなくなったことは勿論だけど、ニコの成長が素晴らしかったことも今年の復活の要因の一つ。
昨年は最初だけ良くて、後は著しい尻すぼみだったけど、今年はシーズン通して速さを発揮し続けた。
本当に良いドライバーになったねえ。パパも安心してるぞ、きっと。
来年も今年の調子を維持してもらって、強かった頃のウィリアムズに戻って欲しい。
90年代半ばあたりの強さまで戻られちゃうと、ちょっと困るが。

5.Red Bull Racing
去年よりはマシなんだけど、個人的には大いに期待はずれの年であった。
ニューウェイ謹製のクルマになったし、今年こそクルサード先生がまろやかにタイトルを獲ってくれると思っていたのに!
RB3、素性自体はそれほど悪くなかったと思う。
しかし、あまりにも信頼性が無さ過ぎた。ほぼ毎回のようにギアボックストラブルで止まっていたのは心底勘弁して欲しいと思った。
大荒れのヨーロッパGPでウェバーが3位フィニッシュしたのが最大のトピックと言うのは寂しい。
信頼性を確保したうえで、ニューウェイ先生がその才能を遺憾なく発揮してくれればトップチームに暗い付くことは可能だと思う。
来年は本気で期待してるので、がんばってクダサイ。

6.Panasonic Toyota Racing
ホンダがあまりにもヒド過ぎたおかげで、あんまり目立ってなかったかもしれないけど、トヨタも十二分に酷いシーズンであった。
散々なシーズンといわれた06年でさえ35P稼いでいたのに、今年はたったの13Pしか獲得できていない。
予選での速さは素晴らしいのに、決勝では、その速さを全く生かすことが出来ないという状況から最後まで抜け出せなかった。
なんか、このチーム、05年を除いて毎年同じようなパターンに嵌ってる気がしてならないのだが気の所為であろうか。
あとは、ラルフがなあ。
ポイントにこそなかなか繋がらなかったが、常に全力を尽くしていた感のあるトゥルーリに対して、明らかにラルフのモチベーションは低く見えた。
今年限りでチームを離脱するのもむべなるかな。
来年もこんな状況なら、参戦そのものを問われる事態になりかねないので、しっかりして欲しい。

7.Scuderia Toro Rosso
ベッテルが加入した終盤の速さは素晴らしいものだった。
親チームのRBRを喰わんばかりの速さを見せたこともあったし、若いって素晴らしいよね。
ベッテルが加入してから、リウッツィのモチベーションも上がったように見えたし、今年のSTRは何は無くともベッテルに尽きる。
スピードについてはそっとしておいてあげよう。
ただ、来年に関しては不安が残る。
未だにカスタマーシャシー問題が解決を見ていないので、ひょっとすると来期はRBRと同じシャシーを使えない可能性があるらしい。
もしそうなったら自前シャシーを用意せざるを得ないのだが、今から用意できるわけも無く、参戦できないなんて事態も。
たぶん、大丈夫だとは思うけど、グレーゾーンに居るチームだけに油断は出来ない。

8.Honda Racing F1 Team
昨年の総括で、私はこんなことを書いていた。
「何とはなしに、大ハズレなマシンを作って(新風洞のキャリブレーションにミスがあったとかそんな理由で)、眼を覆いたくなるような結果を見せ付けそうな気がひしひしと」
ほぼ予想通りの結果に、我ながら吃驚である。
何はともあれ、第3期で最悪の一年であったことは間違いない。
今年の敗因の一つはRA107の空力設計の失敗だが、それよりも問題は、今年のクルマの空力の何が悪くてこのような結果になったのかが、解析しきれていないことである。
思えばBAR時代、04年の006が何故あんなに速かったのか解析出来ず、翌年の007は大コケしたと言うことがあったが、あの時から全く進歩していない。
また、空力コンセプトを取り纏める立場にある、テクニカルディレクターが未だに不在なのも問題。
どんなに素晴らしい空力アイディアが集まっても、それを一本筋の通ったコンセプトにまとめられなければ何の意味も無いのである。
来期のクルマは、今年のコンセプトを全て捨て去って0から開発を進めているようだが、上記の要因が解決できない限り、期待をするだけ無駄である。
今年よりはマシになるかもしれないが、大きな飛躍は無いだろう。
来期は今年より1Pでも多く獲得できれば御の字である。

9.Super Aguri F1 Team
4P獲得は上出来を超えて、もはや奇跡!
えらい、すごい、よくやった!
特にカナダでのサトー氏の6位は痺れた。
アロンソをオーバーテイクしての6位なんだから値千金。
惜しむらくは、シーズン序盤の勢いが最後まで持たなかったことだが、資金に難があるチームなので如何ともし難し。
あとは、STRと同じくカスタマーシャシー問題が頭の痛いところ。
もし、ホンダと同じシャシー仕様不可だったら、SA07継続使用になるのかしら。
RA107使えって言われるより遥かにマシだけど。

10.ETIHAD ALDER Spyker F1 Team
1年でチーム売却て。
Bスペックを投入したり、やる気はあったと思うのだが、財政難には勝てなかった。
クルマ自体は結構好きだったし、スーティルも良かったから、記念にミニカーが出たら買うよ。
来期からはフォースインディアF1と言う、名前だけは凄く強そうなチームになる。
スパイカーより遥かに財政状況は良い筈なので、ガスコイン効果が現れれば、今年より良いパフォーマンスを見せてくれる筈。
てゆうか、去年もおんなじ様なこと書いたナ…。

11.Vodafone McLaren Mercedes
ドライバーラインナップは随一だった。
クルマの速さも一級品だった。
それでもタイトルを逃したのはチームオペレーションの不味さゆえ。
アロンソは自分がチームNo.1だと信じて疑わなかったが、ハミルトンは予想以上に速く、ドライバーのヒエラルキーは瓦解した。
ここで、上手くチームが2人をいなすことが出来れば、少なくともドライバータイトルは獲得できた筈だ。
アロンソがチーム批判を繰り返す中で、チームがアロンソをサポートできるわけ無いと言う意見もあろうが、ハミルトン一辺倒になったチームもチームである。
結果、マクラーレンはタイトルを逃し、アロンソと言う才能も手放すことになったワケ(ハミルトンさえ居れば問題ないのかも知らんが)。
そして、来期であるが、例のスパイ疑惑の所為で、開発し辛い状況になりそうなのは確か。
今年ほどのパフォーマンスを維持できるかどうかは微妙なところ。
オマケに、ここ数年のマクラーレンは、1年おきに好不調の波が来てるのが、不安を増大させる。
来年もその例に漏れなければ苦戦の一年になりそうな気がするが、果たして。

以上、今年のF1の総括モドキ終わり。
13日からのバルセロナテストで、来年の状況が読めれば良いナーと思いつつ終筆。
Posted at 2007/11/04 21:32:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ
2007年11月03日 イイね!

'07 F1GPを総括してみる

昨年に引き続き、今年のF1を総括すると言う暴挙に及んでみる。
アロンソのマクラーレン離脱も正式発表されたし、いい機会だしね。
なお、完全なる妄言の域を出ないので、適当に読み飛ばすのが吉。

◎ワールドチャンピオン:キミ・ライコネン
世界で一番速い飲んだくれが誕生した年であった、まる。
たぶん、ほとんどの人間がこの結果を予想していなかった筈。
でも、終わってみればライコネンこそがチャンピオンに相応しいドライバーだったという思いが強い。
アロンソとハミルトン、どちらがタイトルを獲っても、スパイ疑惑の所為で、猜疑の目で見られ続けると言うのもある。
なにより、マクラーレンの2人が、レース以外のところで丁々発止を繰り返す中、状況的にそうなるを得なかったとは言え、ライコネンだけがレースに勝つことだけに集中して最終的にタイトルを攫っていたと言うのが良い。
様々な要因が複雑に絡み合う現代F1では、必ずしも勝ちにこだわる必要は無いのに、ただひたすらに誰よりも速く走ることだけを目指したヤツがタイトルを獲ったんだから文句のつけようが無いじゃないか。
もう一度言う。
ライコネンこそチャンピオンに相応しいドライバーである。
例え、今後、マクラーレンの愚にも付かない悪足掻きが通ったとしても、この事実は覆しようの無い事実だ。

◎コンストラクターズチャンピオン:Scuderia Ferrari Marlboro
なんか、マクラーレンのコンスト除外のおかげで獲れたタイトルっぽいけど、実はマクラーレンのコンスト除外が無くても1P差でフェラーリがコンストタイトルを獲っていたと言う事実。
ポイントは、ハンガリーの予選で起こったアロンソとハミルトンの一悶着。
この件で、ハンガリーGPで獲得できた筈のコンストポイントが剥奪されているため(ステップニーゲートによる、今シーズンのコンスト除外が決まったのは、ハンガリーの後である、為念)。
こないだ、某2chのF1スレッドを見たときに、この件について指摘されていて気付きましたよ。
ブラジルGPでロン・デニスがチームクルーから手作りのコンストトロフィーを渡されたと言う記事を読んだとき、良い話だナーと感動したのに、なんと言うか酷いオチだと思った。

☆マン・オブ・ザ・イヤー:ロン・デニス
ドライバーじゃないのかよと言うツッコミがありそうだけど、今年のロンのテンパり具合が尋常じゃない酷さだったので、彼に敵うトピックを持ったドライバーが思い付かなかった。
ハミルトンが可愛いのは分かるんだけど、もうちょっとこう、チームの長としての立場をわきまえるべきだったのでは。

☆カー・オブ・ザ・イヤー:MP4-22
まさにスパイカー!
…こんな、巷間散々言われつくされたであろう駄洒落を頭に持ってくるなんて、我ながら最悪にも程があると思った。
思っただけで反省はしない。
兎も角、ハミルトンの大活躍とか、スパイ騒動とか、良くも悪くも今年を象徴するクルマではないかと思う。
最初は愛してやまないRB3を推そうと思ったけど、どう贔屓目に見ても、そこまで推せる理由が無いと言う悲しい事実に気付いてしまったので思いとどまった。

☆テクノロジー・オブ・ザ・イヤー:ブリッジ・ウィング
テクノロジーと言うか、エアロデバイスだけど、初めて見た時のインパクトが大きかったので選出。
マクラーレン以外にも、いろんなチームが真似したしね。

☆ルーキー・オブ・ザ・イヤー:ルイス・ハミルトン
まあ、鉄板だねえ。
他のルーキーと比較して、クルマが飛びぬけて良かったという事実はあるにせよ、アロンソを相手に互角以上のパフォーマンスを見せたのは、やっぱり純粋に凄い。
ハミルトンが一頭地抜けて良かったけど、今年はルーキーの当たり年であった。
クラッシュ癖が珠に瑕だったけど、走らないスパイカーで度々光るパフォーマンスを発揮して見せたスーティル。
最年少ポイント獲得記録を更新し、STRで見事4位入賞を果たしたベッテル。
前半戦はダメっぽかったけど、シーズンが進むにつれて才能を発揮しし、FSWでルノーにシーズン初のポディウムをもたらしたコヴァライネン。
いずれも素晴らしい才能の持ち主である。
そう遠くない将来、このルーキーたちがタイトルを争う日が来るかもしれない。

☆ワースト・トピック:マクラーレンに関する騒動全て。
モナコのチームオーダー疑惑を筆頭に、ステップニーゲート、ハンガリー予選の悶着、アロンソとチームの確執、ブラジルGPの燃料温度問題と、ぐだぐだっぷりが目に余る。
中でも燃料温度問題に対する上訴は、筆舌に尽くしがたい暴挙であると断言してしまっていいだろう。
ウィットマーシュ曰く
「私たちが控訴の意向を申し立てなければ、ファンやF1関係者から、私たちが自チームのドライバーたちの最大の利益を支援しなかったとして、確実に非難されただろう」
との事だが、少なくともイギリス以外のファンの多くが、この上訴を非難しているのが実情である。
そうまでしてハミルトンにタイトルを獲らせたいのだろうか。
本人は抗議でタイトルを獲りたくないとまで言っているのに。

☆ベストGP:ブラジルGP
レース自体はカナダとヨーロッパの方が面白かったと思う。
ブラジルでのレースそのものは、フェラーリが逃げ切っただけなんだけど、三つ巴の最終戦と言う要因がレースを最高に面白くした。
今期一瞬たりとも目を離せない(地上波組みなのでCM入っちゃうんだけど)と思ったのは、このGPだけであり、そのうえ、あの大逆転劇である。
これはもう選ばざるを得ない。
たぶん、こんな最終戦は暫く無いだろう。

とりあえず、ここまで。
チームごとの総括は日を改めて。
Posted at 2007/11/03 19:21:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1感想録 | スポーツ

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