最近、ナウなヤングにバカウケな分裂騒動に関しては、ここでは一切触れませんよ。
閑話休題。
レッドブル、翼を授ける!
今回は授けすぎるほどに授けて、ヴェッテルがぶっちぎりのハットトリック。
ウェバーも2位に入ったし、圧倒的じゃないか我が軍は!
応援しているチームとドライバーが勝つと、面白みの無い独走レースでも楽しく見られて嬉しいな☆
以下雑感。
その1
RBR、1-2フィニッシュ。
大幅アップデートを施したRB5が、これでもかと威力を発揮して中国GP以来の1-2フィニッシュ。
今週のRBRは完璧であった(ちゃんとオーストリア国歌も流れたし)。
どこかの白いクルマなんて、指先一つでダウンさ。
それにしても、テスト禁止にも拘らず、ニューエアロをばっちり機能させるニューウェイ先生は天才すぎる。
ノーズが幅広になって格好悪くなったけど、十二分に威力を発揮してくれたので超問題無しだ。
真面目な話をすると、今回の結果は、低い気温に助けられた側面が大きいので、ずっとこの調子が続くものではないと思われる。
とは言え、BGPとの差は確実に縮まっているはず。
このまま開発の手を休めず、勝利を上乗せして言って欲しい。
その2
BGP惨敗。
バリチェロが3位に入ったが、ウェバーに25秒もの大差をつけられての結果。
ポイントリーダーのバトンは6位入賞がやっとと言う状態。
中国GP以来の惨敗である。
タイヤに優しいと言う特性がBGP001の美点だが、路面温度が低くなった途端に欠点となってしまう。
今回も、欠点が出てしまったレースだったように思う。
最終スティントのバトンがソフト側にも拘わらず、発熱させるためのウィービングを行っている様は、中国GPのデジャヴを見る思いであった。
さらには、今回はタイヤ戦略もいまひとつだった。
結果論に過ぎないが、ソフト-ハード-ソフトでつなげたのは失敗と言わざるを得ない。
ソフト-ソフト-ハードで繋げたなら、少なくともバトンはもう少し上のポジションを狙えた筈だ。
でもまあ、今回盛大に負けてくれたお陰で、チャンピオンシップが多少面白くなってきたので、暫くこんな感じでもいいかもしれない。
鈴鹿が消化レースになってしまうのは嫌なのさ。
その3
フェリペくん、がんばる。
予選でまともに走ってQ2落ちと言う屈辱を味わったマッサだけど、重タン作戦を見事に成功させて、予選11位から見事に4位フォニッシュを果たした。
決して相性の良くないシルバーストーンで、しかも、今のフェラーリの戦闘力でのこの結果は、値千金と言っても過言ではないような気がする。
あれですか、なぜかフェラーリのピットに遊びに来てた某ジャックさんに、なにか仕込まれたりしましたか。
冗談は兎も角、ポディウムを狙うのも厳しい現状では、地味でもポイントを稼いでいく事が重要である。
次のドイツも、精一杯がんばって入賞を目指すんだ、マッサ。
某酔っ払いもおがんばり。
その4
一貴さん、明日はどっちだ。
自身最高の予選5位をゲットした中嶋一貴さん。
抜き辛いシルバーストンなので、まともに走ればまず間違いなく入賞できた筈なのに、11位で終わるとは摩訶不思議。
ハード-ハード-ソフトと言う、傍目から見ても無茶すぎるタイヤの繋ぎだったけど、同じ戦略だったニコが予選7位から5位でフィニッシュしてるんだから、言い訳は一切出来ないし、聞く道理も無い。
来年のシートがあるといいですね。
その5
BMWの敗北。
今回からシーズン終了まで、KERSの搭載を断念する事になったそうな。
KERS搭載を誰よりも推してきたBMWがこの有様である。
KERSありきで開発されたF1.09が、今後どう開発されていくのか分からないが、今回の結果を見る限り、前途は限りなく暗い。
昨年終盤を棒に振ってまで、開発してきたものは一体なんだったのだろうか。
クビサがまったく報われなくて、涙が出てくるのだぜ。
その6
さらに重症マクラーレン。
BMWもかくやという有様のマクラーレンは、今回も超低空飛行。
昨年、ワールドチャンピオンを輩出したチームが、一気に最下位争いをするまでに落ちぶれるなど前代未聞ではないか。
仮にもホームGPで、この結果は見ていて痛々しくなるほど。
ハミルトンもやけくそ気味なのか、罰金を承知でファンサービスのドーナツかましたり、シーズンが進むにつれてぐだぐだになってきている気がする。
ガチでフォースインディアに追いつけなくなりそうな気がして、実に楽しみ、もとい、実に恐ろしいですね。
次はドイツGP。
放送でも言及していたが、気温が低くなると、今回と同様にRBRにチャンスが回ってきそうな感じである。
個人的には、次もBGPには自重してもらって、RBR無双でもいいんじゃないかなという気がするのだがどうか。
3週間も期間が開くので、各チームの大幅アップデートで勢力図が変わったりしても可。
以上、特にオチも無く終筆。