2008年10月27日
iDing Free-Way
iDingマシンになったことで、3年 or 10万km(どちらか早い方)の保証書が発行されました。 サービス・フリー・ウェイならぬ、iDing Free-Wayです。
新車ならまだしも、10年超 / 約10万kmのクルマに保証書が付くというのは、正直、トンデモなくスゴイことです。
製品や施工した作業を保証するということは、ユーザが販売側で定めた範囲内で使用する限りは販売者が責任を負います。。。ということでもあり、自動車関係でメーカや正規ディーラで以外で発行するというのは、よほどの自信と責任がないとできないことだと思います。
仮に新車であっても、チューニングをするということは純正に対してのリスクを負うことになるので、相当・・・というよりほぼ完璧にチューニングする素材(クルマ)を理解してない限りは保証なんてできないのではないかと。
実際に今年のオートサロンで日産GT-Rのアフターパーツメーカ、及びチューナにそのことを聞いても、明確に答えてくれるところがなかっただけに、たった一枚の紙ですが、その重みは途轍もなく大きいものです。
でも、よ~く考えてみると購入したモノや作業に保証が付くというのは極めて自然なことなのに気付きます。 ・・・というより、ショップとかでアフターパーツを購入したり作業したりしてるのに、領収書やレシートの発行のみで、保証書が発行されないというのはちょっと変なのではないかとも思います。(領収書やレシート、もしくは製品パッケージのどこかに保証に関しての明記がどこかにされてればいいけど。)
本来であれば、アフターパーツメーカがショップ経由で販売する際でも、製品にはメーカとしての製品保証書があるはずなので、販売者は販売日を明記しユーザに渡すのが自然な形ではないかと思います。 なのに何故か発行されないケースがほとんど。。。
世間一般的には製造者と販売者が販売契約を交わすときには、購入者に対して販売者が保証書を発行するような契約になってると思うのだけど、なぜかカー用品業界がそれがほとんどありません。
(POLO用で予備のBBSホイルを購入したときには、梱包箱内に保証書が添付されてましたが、販売者の販売年月日の記入や社判の押印はなかった。)
ただし、正規ディーラで純正部品を購入したり作業をした場合は、請求明細の裏側が保証書になってて、そこに販売者とユーザの責任分解点が明記されてます。(このブログのコメ返参照)
ちょっと話が逸れて辛口になってしまうのですが、ショップによっては口頭で保証するから大丈夫!とか言うところもありますが、ならばそれを第三者からも見える形の証で残さないのか不思議に思います。
数年前に友人と初めて行ったとある輸入車系ショップで「これはウチのオリジナルの商品だけど、これ付けるとスゴイよ! 性能は保証付き。 なんてったって私(ショップの店長?)が自信をもってモノを保証するから。。。」・・・と言われたことがありました。 でも、その傍らで別の商品を購入したお客さんにレシートや領収書も発行しないでお金のやりとりをしてるところを見て、いくら安価でもこの店では買ってはいけない・・・と感じたことがあります。
また、販売店によってはメーカの商品は保証してくれるところはあるけど、作業やその商品を装着したことで他のところや車両に不具合が発生した場合に、商品のみの対応(不具合があった場合の新品交換、返品、返金等)はしても、それによって車両が変な状態になっても、その面倒は診てくれず、それはユーザが選んだ商品だから。。。とか、どう走ってるか分からないから。。。等で責任を負うことから逃げてしまうケースもあります。
まぁ、その商品によって不具合が生じたという証拠を提示しなければならないので、面倒といえば面倒だけど、実際には装着した社外品が原因で車両が変な状態になり、どこも面倒を診てくれず泣き寝入りしてしまった。。。という話を聞いたこともあります。
中にはショップで社外品を装着して調子が崩れたクルマを、ディーラに持ち込んで「車両そのものが不良品なんじゃないの?」とかいうお門違いなユーザもいるらしいけど、これはこれでまた別問題なので、今回は触れずにおきます。
たしかにユーザが選んで購入した商品(社外品)なので、ユーザの自己責任の部分もあり、それでユーザが納得してることなら仕方ないと思います。 でも商品として販売してる以上、販売側の責任というのも必ず付いてくるものと個人的には思います。
例えが異なるけど飲食店の料理。 原材料の製造責任は生産者だけど、それを購入して調理して、客に料理として提供してるのは飲食店。 万一客が料理が原因で体調を崩したら、生産者に責任が及ぶ場合もあるけど、まずは飲食店がなんらかの責任を負うのが一般的ではないかと思います。 責任の負い方にはいろいろあるけど、少なくとも利用者(客)の体調が戻るまでの責任を負ってる例がほとんどかと思います。
業界が異なるので、そういうことがまかり通らないのかもしれないけど、ユーザ(利用者)にしてみれば、業界が違えど同じようなことなんじゃないかと。 それとも飲食業界ではできて、自動車業界にはできない・・・それともタブーなことなのでしょうか。 できないというより、販売店の逃げ道でやらないのでしょうか。 でも逃げ道は用意してる割には、誇大広告のように宣伝してるところが多いような。
それともカー用品アフターマーケット業界は、製造側が保証書を発行してても、販売者が発行しなくてもいい。 もしくは販売者と購入者の顔のつながりで保証するみたいな暗黙のルールみたいのがあるのかな?
ま、その辺りのことを含め諸々の疑問を書くと、長くなってしまう(もうここまでで十分に長いけど)ので、また今度にでも。
話を戻して、チューニングをして3年 or 10万km保証が付いてくるというのは、iDingの製品に対する自信と責任の表れ、且つホンモノのチューナーという証だと思うので、ユーザとしてもその自信に恥じないよう乗っていきたいと思います。
【関連過去ログ】
■ ショップの煩悩
■ GT-Rチューニング
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iDing | 日記
Posted at
2008/10/27 12:00:00
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