
今回のM3愛好会のオフミのコース。時間的にはいっぱいいっぱいだったけど、ドライビングという観点からは素晴らしく愉しいコースだった。
(幹事のtoto_m3さんには感謝感謝です。)
松本市内から上田市内に抜けるR254は信号が少なく適度なUp/Downと緩やかなワインディングが続く道。この道を窓、サンルーフを開け、人も車も涼しいフレッシュエアを取り入れ、常に新鮮状態でMTの2速、3速、4速のトルクバンドを活かし、エンジンに無理をかけず、それでいてエンジンを唄わせ、車や路面の凹凸と対話するするかのように走る。
コーナーでも急な挙動にならないよう、スローイン~ファーストアウトとアウト~イン~アウトのホントに基本的な運転であるが、十分すぎるくらいスムーズなコーナリングで駆け抜けていける。
そのコーナリングと同調するように、コーナーに入る前に息を大きくゆっくりと吸い込み、コーナーの中ではアクセルをパーシャルにして息を止めるか止めないかくらいで少しずつ出し、コーナーを抜けるくらいからアクセルを徐々にアクセルを踏みつつ息もゆっくりと吐き出しながらギアを上げていく。
それが自分の思い描いているようなラインで走れると、アドレナリンが吹き出てるかのような感覚になり、とても気持ちいい。
これらの状況で、日向と日陰を繰り返すような秋色に染まりつつある山々の間を縫うように走れるのだから、こういう道を走ることが大好きな人(もちろん自分も含まれる)にはタマラナイ悦楽だろう。
クライマックスは県道62号線 巣栗キャンプ場付近から美ヶ原高原美術館までの標高差1000m以上をわずか12kmで
一気に駆け登るスペシャルステージ。
登るにしたがって、空気が張り詰めてるように澄んでくるが、エンジン音の割にスピードが乗らない。空気が薄くなってきてるのだろうか。
そこで無理をして踏むより、景色に溶け込むように走る方を選んだのは自己流とてもいおうか。
また、登るほどに木々の間から隣に見える山肌がどんどん離れていくのと同時に、紅葉が山全体に広がってるのが分かる。
そして
白樺並木の間を抜ける頃には、頂上の
巨大風車が見え始め、ゴールが近いことも教えてくれる道であり、とてもドラマチックなスペシャルステージだった。
また機会があれば走りに行ってみたい。
Posted at 2006/10/24 14:15:23 | |
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Drive | クルマ