
久しぶりに35mmアナログカメラを手に取った。
35mmのメイン機は
CONTAX AX。(Serial No.1888*)
ほとんどのオートフォーカス(AF)一眼レフカメラは、レンズにモータ、あるいはカメラにモータがあり、レンズでフォーカス(焦点)を合わせる方式。
なのでレンズがAF機専用。
対してこのカメラはCarl Zeissのマニュアルフォーカスレンズを使い、カメラボディ内でフィルム面を前後に動かしフォーカスを合わせるという画期的な方式(バックフォーカス方式)。
なのでそれまでラインナップされていたCONTAXの35mm一眼レフカメラ用のCarl Zeissレンズのほぼ全てがそのまま使え、且つAF一眼になる。
ちなみにレンズは
●Carl Zeiss Distagon 25mm F2.8 T*
●Carl Zeiss Distagon 35mm F2.8 T*
●Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 T*
●Carl Zeiss Makro-Planar 60mm F2.8 T*
●Carl Zeiss Planar 85mm F1.4 T*
●Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8 T*
を持っている。
他にストロボなど一通りの機材がある。
手に取り使ってみると、改めてアナログカメラの良さを実感する。
持つ歓び。。。というのか、“カメラ=機械”を使ってるという気になる。
対して、デジカメは家電・・・もしくはPC周辺機器を使ってる感覚である。
実際に撮ったものも、アナログとデジカメとはまるで異なる。
仕上がりの異なるところはたくさんあるのだが、最も差を感じるのが立体感と色(フィルムにもよるが)。
特にこのCarl Zeissレンズを使うと他のレンズは使えなくなるほど描写能力が高く、そしてハマってしまう。
今もデジタル一眼を使っているが、どう撮っても立体感はアナログに劣る。
レンズの性能にもよるが、奥行きを“0/1”のデジタル処理をしてしまうために、どんなに細かい処理をしてもどちらかになる。
また色再現もデジカメの場合、特に最近の機種は少しでも撮ったものを色鮮やかに見せようとするためにハイコントラスト傾向が強い。
まぁ、コントラストが高い方がパッと見がキレイなので紙向きというより画面向きともいえるが。。。
現在はほとんどのカメラメーカーがアナログカメラを撤退(
CONTAX=京セラはカメラそのものから撤退)しているが、アナログ機はこれからも大切に使っていきたいと思う。
Posted at 2006/06/24 11:47:14 | |
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