2008年11月09日
北海道ツアーの画像を整理しながら、慣らし計画を振り返っておきます。
宮号のエンジンO/H & iDingマシン化しようと具体的に動き始めたのは去年の春でした。(M3CノーマルEg.特有の高回転域の微振動、&油温上昇の問題で悩み始めてたのは2005年くらいで、それをどうにかして軽減したいといろいろ相談して9年目の車検のときには方向性は決まっていました。)
当初はiDingスペシャルパーツの完成予定が昨年秋くらいだろうと言われていたので、iDingのテストを受けて年内には入庫、今年の春前くらいには完成するのではないかと想定してました。
しかし、匠の納得するパーツがなかなか出来上がってこなかった(匠が拘りに拘って設計したパーツのようで、試作品ができてきても匠のチェックが通らなかったのが何回も続いたとか・・・。)ようで、ようやく納得するモノが出来てきそう・・・と言われてたのがALL M3 Meetingの準備をしてる5月ごろ。
その頃からファクトリーとより具体的にいろいろ相談しながら、いつから入庫するとか、入庫期間がどのくらいになるかとか詰めていって。。。
その結果、7月末頃に入庫、9月後半頃完成ということに。 またそのときに慣らしが2ステージ構成で、1stステージは約2千km、2ndステージは数千kmというのを知ったのです。 さらには2ndステージで如何にエンジンを仕上げていくかで、そのクルマの良し悪しが出てくるとのこと。
しかも、慣らし2ndステージは高回転域を常用(!)し、且つ、回転を下げないで維持し、一度走ったらあまり時間や日を空けないでエンジンを鍛えていった方が良いとのことも。(1stステージでも中回転域を数十分以上維持するという非日常的な運転をしなければならなかったけど。)
そういうことから検討すると、ギアチェンジしてもそれなりの速度が維持できて、距離を稼げるところ・・・ということで2ndステージを北海道で・・・いうのが思い浮かんできたのです。
ただ、北海道に行くにしても最も心配してたのが天気。 一昨年行ったときは10月上旬で降られただけに遅くとも11月初めには降ってくるだろうと予想。 そこで北海道に行って慣らしをするか、それともまた1stステージと同じようなことをするかを天秤にかけると、北海道に行くならば11月3日(祝)くらいには北海道ツアーの後半に差し掛かるような行程にする必要もありました。
こういうことを考えてたのが7月上旬。 行くなら仕事を含め、いろいろ調整しなければならなかったけど、宿、その他を予約をし始めて。。。
そんな中で最も驚いたのが青函航路の高速フェリー「ナッチャン」が10月末をもって運行終了、及び同社の国内フェリー事業からの撤退のニュース。
こうなると運行してる間に行っておかないと、行きたくても行けなくなるので、かなり綿密に行程を組んでいきました。
しかし自分一人で、しかも自分のクルマで行くとなると、それなりの日数になってしまうだけでなく、家族からも反感をかってしまうので、11月1日(土)~3日(祝)の3連休(実際には前夜に北海道にきてもらうので3日+α)は家族旅行を兼ねることに。 またせっかく北海道に行くのなら、慣らし+α(撮影)+雪が降らないエリアで動物好きの子供たちも楽しめる・・・ということで道東メインに。
雪が降る直前の秋の道東(+美瑛)・・・紅葉は終わっていたとしても、高い山々は雪景色、大地は緑や橙色、そして土色が織り成す景色は、自分が描いてる北海道の景色の中でも最も好きな時期。
そんな憧れの季節の大地を走るなら、少なくとも慣らし1stステージ(約2千km)と2ndステージに向けてのオイル交換や調整でから行きたいのもあり、そういう諸々のことから逆算すると・・・
■ 北海道ツアーに出発する一週間前には、調整後の状態で100km程度走っておきたい。
■ 点検・調整等で一週間程度みておく必要がある。
つまり、9月後半に納車されてから10月前半の国民の休日前後には慣らし1stステージの約2千kmを終わらせなければならないというタイトなスケジュール。
そういうお尻に火が着いた状況もあり、あんな、こんなの1stステージを。
さらには北海道に上陸しても、雪のリスクは負わなければならないのと、慣らしとはいえ、最悪の場合、クルマが動かなくなるということも想定し、各レンタカー会社の道内主要地の営業所(少なくとも家族と一緒にいる期間は宿までは移動しなければならないので。)、そして道内BMWディーラ全拠点の地図と連絡先をプリントアウトしたり。 さらには荷物類も寒さ対策はもちろんのこと、体調を崩したときの薬類、靴も複数用意、簡易工具類など、出発時から荷物はほぼ満載状態。 いろんなリスクヘッジをしていきました。(結果的にはほとんど使うことはなかったけど。)
荷物は出発一週間前くらいから準備し、ルートや天候、そして峠の様子のライブカメラはかなり頻繁にチェック。 さらには悪天候時の回避ルートやそこに費やす時間などもシュミレーションしたり、念には念を入れてた一週間前にこんな事件が。。。
結果的には戻ってきてホントによかったのですが、もし・・・だったら、行けなかった可能性が高かったです。
そして全ての準備を整え、10月29日(水)の早朝に出発しました。
【関連ログ】
■ 10/29(水) 神奈川 → 函館
■ 10/30(木) 函館 → 美瑛
■ 10/31(金) 美瑛 → 釧路
■ 11/1(土) 釧路 → 川湯温泉
■ 11/2(日) 川湯温泉 → 美瑛
■ 11/3(祝月) 美瑛 → 帯広
■ 11/4(火) 帯広 → 函館
■ 11/5(水) ~ 6(木) 函館 → 仙台 → 神奈川
Posted at 2008/11/09 23:58:28 | |
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iDing | 日記
2008年11月06日
仙台を7時前に出発し、3枚のETCカードで通勤割引をフルに利用して、昼すぎにファクトリーに到着。
匠は不在だったものの、スタッフの方に無事帰着の簡易報告。
北海道で食べなかった味噌ラーメンが食べたくなり、ウチまでの帰路で小林屋に寄って、3時前に帰宅して荷物を整理したところで睡魔に襲われ軽く昼寝。
・・・ということで無事に戻ってきました。
Posted at 2008/11/06 19:45:55 | |
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iDing | 日記
2008年11月01日
まだ慣らし2ndステージの途中で全てのデータが取れてないのですが、ちょっとだけネタばらし(?)を。
羽休め中にどういう調整をしたのか分かりませんが、2ndステージではEg.回転数を上げているのに非常に安定しているように感じます。
例えば油温。
今は2ndステージに入って2千kmになろうとしてるので加速時6千rpmリミット、60分の負荷保持が5千rpmリミットで走ってるのですが、負荷保持5千rpmで60分走っても油温は95℃で安定。
油温計が壊れてしまってる?と思って、ギアを上げて保持回転数が下げると、すぐに油温計の針も下がってくるので計器は正常じゃないかと。
それにしても意味がある/ないは別として、5千rpm維持で60分走り続けるって人間の方がキツイです。(>_<)
でも、Eg.の回り方は確かに軽くなってきているように感じます。
Posted at 2008/11/01 07:41:21 | |
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iDing | 日記
2008年10月31日
(画像のみ)
Posted at 2008/10/31 18:09:02 | |
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iDing | 日記
2008年10月27日
iDingマシンになったことで、3年 or 10万km(どちらか早い方)の保証書が発行されました。 サービス・フリー・ウェイならぬ、iDing Free-Wayです。
新車ならまだしも、10年超 / 約10万kmのクルマに保証書が付くというのは、正直、トンデモなくスゴイことです。
製品や施工した作業を保証するということは、ユーザが販売側で定めた範囲内で使用する限りは販売者が責任を負います。。。ということでもあり、自動車関係でメーカや正規ディーラで以外で発行するというのは、よほどの自信と責任がないとできないことだと思います。
仮に新車であっても、チューニングをするということは純正に対してのリスクを負うことになるので、相当・・・というよりほぼ完璧にチューニングする素材(クルマ)を理解してない限りは保証なんてできないのではないかと。
実際に今年のオートサロンで日産GT-Rのアフターパーツメーカ、及びチューナにそのことを聞いても、明確に答えてくれるところがなかっただけに、たった一枚の紙ですが、その重みは途轍もなく大きいものです。
でも、よ~く考えてみると購入したモノや作業に保証が付くというのは極めて自然なことなのに気付きます。 ・・・というより、ショップとかでアフターパーツを購入したり作業したりしてるのに、領収書やレシートの発行のみで、保証書が発行されないというのはちょっと変なのではないかとも思います。(領収書やレシート、もしくは製品パッケージのどこかに保証に関しての明記がどこかにされてればいいけど。)
本来であれば、アフターパーツメーカがショップ経由で販売する際でも、製品にはメーカとしての製品保証書があるはずなので、販売者は販売日を明記しユーザに渡すのが自然な形ではないかと思います。 なのに何故か発行されないケースがほとんど。。。
世間一般的には製造者と販売者が販売契約を交わすときには、購入者に対して販売者が保証書を発行するような契約になってると思うのだけど、なぜかカー用品業界がそれがほとんどありません。
(POLO用で予備のBBSホイルを購入したときには、梱包箱内に保証書が添付されてましたが、販売者の販売年月日の記入や社判の押印はなかった。)
ただし、正規ディーラで純正部品を購入したり作業をした場合は、請求明細の裏側が保証書になってて、そこに販売者とユーザの責任分解点が明記されてます。(このブログのコメ返参照)
ちょっと話が逸れて辛口になってしまうのですが、ショップによっては口頭で保証するから大丈夫!とか言うところもありますが、ならばそれを第三者からも見える形の証で残さないのか不思議に思います。
数年前に友人と初めて行ったとある輸入車系ショップで「これはウチのオリジナルの商品だけど、これ付けるとスゴイよ! 性能は保証付き。 なんてったって私(ショップの店長?)が自信をもってモノを保証するから。。。」・・・と言われたことがありました。 でも、その傍らで別の商品を購入したお客さんにレシートや領収書も発行しないでお金のやりとりをしてるところを見て、いくら安価でもこの店では買ってはいけない・・・と感じたことがあります。
また、販売店によってはメーカの商品は保証してくれるところはあるけど、作業やその商品を装着したことで他のところや車両に不具合が発生した場合に、商品のみの対応(不具合があった場合の新品交換、返品、返金等)はしても、それによって車両が変な状態になっても、その面倒は診てくれず、それはユーザが選んだ商品だから。。。とか、どう走ってるか分からないから。。。等で責任を負うことから逃げてしまうケースもあります。
まぁ、その商品によって不具合が生じたという証拠を提示しなければならないので、面倒といえば面倒だけど、実際には装着した社外品が原因で車両が変な状態になり、どこも面倒を診てくれず泣き寝入りしてしまった。。。という話を聞いたこともあります。
中にはショップで社外品を装着して調子が崩れたクルマを、ディーラに持ち込んで「車両そのものが不良品なんじゃないの?」とかいうお門違いなユーザもいるらしいけど、これはこれでまた別問題なので、今回は触れずにおきます。
たしかにユーザが選んで購入した商品(社外品)なので、ユーザの自己責任の部分もあり、それでユーザが納得してることなら仕方ないと思います。 でも商品として販売してる以上、販売側の責任というのも必ず付いてくるものと個人的には思います。
例えが異なるけど飲食店の料理。 原材料の製造責任は生産者だけど、それを購入して調理して、客に料理として提供してるのは飲食店。 万一客が料理が原因で体調を崩したら、生産者に責任が及ぶ場合もあるけど、まずは飲食店がなんらかの責任を負うのが一般的ではないかと思います。 責任の負い方にはいろいろあるけど、少なくとも利用者(客)の体調が戻るまでの責任を負ってる例がほとんどかと思います。
業界が異なるので、そういうことがまかり通らないのかもしれないけど、ユーザ(利用者)にしてみれば、業界が違えど同じようなことなんじゃないかと。 それとも飲食業界ではできて、自動車業界にはできない・・・それともタブーなことなのでしょうか。 できないというより、販売店の逃げ道でやらないのでしょうか。 でも逃げ道は用意してる割には、誇大広告のように宣伝してるところが多いような。
それともカー用品アフターマーケット業界は、製造側が保証書を発行してても、販売者が発行しなくてもいい。 もしくは販売者と購入者の顔のつながりで保証するみたいな暗黙のルールみたいのがあるのかな?
ま、その辺りのことを含め諸々の疑問を書くと、長くなってしまう(もうここまでで十分に長いけど)ので、また今度にでも。
話を戻して、チューニングをして3年 or 10万km保証が付いてくるというのは、iDingの製品に対する自信と責任の表れ、且つホンモノのチューナーという証だと思うので、ユーザとしてもその自信に恥じないよう乗っていきたいと思います。
【関連過去ログ】
■ ショップの煩悩
■ GT-Rチューニング
Posted at 2008/10/27 12:00:00 | |
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