先日の試乗記その2。
LEXUS IS350とGS430の試乗は以前にしてるので、今回は
1ヶ月で1.2万台受注したというLS460を試乗してきた。
外観は雑誌を含めいろんなところで紹介されているので割愛するけど、デカイ見た目の割に意外とアッサリした顔。これまでのセルシオみたいな威圧感はあまり感じない。でもボンネット面とかドアのウエストラインまでの高さは高いかな。
試乗したのはVersion SのI Packageとやら。(よく分からないので詳しいことはLEXUS HPから参照してください。)
ボンネットやウエストラインまでの高さは、そのままシートポジションの高さになり、どんなにシートを下げても高く感じる。そのポジションというか目の高さはミニバンに近いかも。
その高さが仇となるのか分からないけど、左側のガードレールが左側のウエストラインで見えなくなるところもあるので、慣れないとキープレフトは難しいかも。
走り出して何よりも感じることはスゴイ遮音性。外の音が何も感じないだけでなくエンジンの音(振動も)さえも聞こえない。
試乗にはレクサスの営業マンも同行してるのだが、お互いで無言にしてるのが異様な感じさえもするくらい。(笑)
そんな遮音性なのだが、街中は2,000回転もあれば十分に走ってくれる。
サスペンションもノーマル、スポーツ、コンフォートの3段階の切り換えができるが、スポーツでも十分柔らかい。まぁ、車が車だから仕方ない・・・というより比べる基準が違うんだろうね。
でも脚で路面の凹凸のほとんどの衝撃を吸収しきっているので、脚は素晴らしいんだろうと思う。その分ロードインフォメーションがほとんど何も伝わってこないが、こういう感じを好む人には、この上ないセッティングなんだろうと思う。
高速試乗もしたけど、加速で踏み込んでやっとエンジン音がちょっと聞こえてくる程度。
しかし、その加速ぶりは2tを超える重量の車がスピードメータの数字が降ってある間を1秒ちょっとくらいで針が駆け抜けていく豪快さ! たぶん、その加速のまま上限までいってしまうような勢い。
そんな加速をしても何食わぬ顔で表情(=車の姿勢)一つ変えずに、それでいて静寂性を保ってるんだから遮音性については世界トップレベルなんだろうね。これはBMWやメルセデスを超えちゃってる。
なにせロードノイズやエンジン音よりも、ドアミラーの風切り音の方が大きく感じるくらい。
まぁ、BMW(7シリーズ)の場合、意図的にエンジン音を聴かせるようなセッティングになっているので、LS460と志向が異なるといえば異なるでしょう。
そんな豪快でいて静寂性を感じれる加速感を何度も楽しもうとしたら、免許証が何枚あっても足りないかも。(この試乗でも
狩人にも遭遇したし。。。)
ブレーキもサーボが強くもなく弱くもなく適度に効くので、必要にして十分でしょう。
ただ、あまりにも全てがスムーズ、且つすべてを難なくこなしてしまうので、車固有の“味”はほとんとない。
うまく表現できないけど、無味無臭の超高性能とでもいおうか。
自分が乗ったら・・・味がないだけに早々に飽きてしまうかも。(←それ以前に買えないけど。。。)
試乗の後で宮号で同じようなコースで
ここに向かったけど、旧臭くガサツでうるさくて乗り心地も悪いけど、運転する愉しさや、操る愉しさは自分の車の方があっていいかな。
(←負け惜しみ。。。)
それにしてもスゴイ車がデビューし、それを1ヶ月で1.2万台も受注しちゃうんだからトヨタはスゴイ。
最初に書いたIS350とGS430の試乗記は・・・また機会があったら書こうと思います。(←書くのか?)
Posted at 2006/10/30 16:21:40 | |
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