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2007年03月05日 イイね!

【試乗記】BMW E36型M3

【試乗記】BMW E36型M3自分の試乗記は辛口ばかりなのだが、雑誌やWeb上の試乗記でいいことしか書いてないような“売る”ための試乗記だけでは、そのクルマのホントのところがどうなのか見えてこないことが多い。(クルマだけでなくパーツにしてもショップの言ってる良いことばかりを鵜呑みにするとデメリットが見えてこないのと一緒)


そんな自分が何も知らずにE36型///M3、そして6N型POLO GTIを試乗したら・・・またそれに近いクルマを試乗したらどう感じるのかを、今の自分の感覚で残しておこうと思う。


まずはE36型///M3。


車幅1.7mを超える3ナンバー専用ボディの車両ばかりになった今、ほぼ5ナンバーサイズ(///M3 Coupeは全長4.44m/車幅1.71m、///M3 Limousineは全長同じで車幅が1.7m)のE36を見ると、国産でいうとプレミオとかブルーバードシルフィ(全長4.6m/車幅1.7m)よりも小さく見える。


そんな小さな(今となってはだけど)クルマに3.2L(前期型は3L)でリッターあたり100ps超えで、しかも直6のNAエンジンを載せてるというのだから驚きだ。




実際に車両を目の前にすると、シャープな直線基調でやや無骨とも思わせる外装。内装も今のクルマのような包み込まれるような感じではなく、ドライバーズシートメインに作られたとしか思えない男臭さを残すインパネ。ただデザインはそうであってもセンターコンソールスイッチ類がドライバー側を向いてるので操作系が機能的、そして分かりやすく配置されてるところなどは、どこか飛行機のコックピットに通じるところがあるようにも感じる。そういうところからもE36型が如何にドライバーズカー(助手席に座る人は操作してはいけない?)を意識してるのがヒシヒシと感じ取れる。




まぁ、言い方を変えると一昔・・・いや二昔前のクルマにあったデザインだ。(^^;


しかし、このクルマの真髄はエンジンをかけてからだ。


キーを捻りエンジンを始動すると、これがメーカが作ったノーマル車か?と思うほど野太く、そして排気圧が高いのが聞いただけで分かるようなやや金属音が混ざったサウンドがマフラーで奏でられる。これはノーマルでステンレスのマフラーが驕られてることもあるのだが、BMWはこういうサウンドのチューニングも巧い。すでにこの時点でヤル気モードにさせてくれる。(笑)


またエンジンからステアリングやシートに伝わる振動も、このエンジンが並じゃないよ!ということを言ってるよう。アクセルを軽く煽るとアクセルペダルとスロットルが直に繋がってるのではないか?と感じてしまうくらいに機敏だ。(昔ながらの機械(ワイヤー)式スロットル)そしてアクセルをリリースしたときのエンジンの回転落ちも早い。


しかし、クラッチはふつうの国産スタンダートMT車と変わらないくらい軽い。これはスニーカーを履いた女性でもふつうに踏めるだろう。


クラッチを切り、シフトノブを1速に入れ、ゆっくりとクラッチを繋いでくると、発進トルクがあるエンジンの恩恵でスゥ~っと車体が動き出すので、発進は楽だ。


しかし、そこから踏むアクセルには注意しなければならない。アクセルペダルはスロットルだけでなく、トランスミッション、プロペラシャフト、デファレンシャルギア、ドライブシャフトを越え、路面を蹴るタイヤまでもが直結されたような感覚なのだ。


しかも0-100km/hが5.5秒(CGの実車テストでは5.4秒)、最高速が250km/h(CGの実車テストでは256km/hを記録。自分もテストコース走行でメータ読みで“ふおわ”km/h)のリミッターが効いてしまう豪快な加速とパワー。


つまりアクセルを踏む僅か1mm・・・その瞬間が、路面を蹴り出してるの感覚となって分かるのだ。なので今の電子式アクセルのクルマで見られるような、アクセルを踏んでからワンテンポ遅れて加速するようなことはない。


それもあり、アクセルの踏み方も丁寧にならざるをえない。電子式アクセルのようにデジタルアクセルをしようなものなら、クルマそのものがどこに飛んでいってしまうか。


またアクセルをリリースするときも同じだ。エンジンの回転落ちが早いので、無用にアクセルを離そうとするとガクン!とギクシャクした挙動になってしまう。それもあり、アクセルを戻すときも丁寧に戻すようになってしまう。


ギアチェンジも同様だ。シフトチェンジするときはアクセルをやや残しながらクラッチを切るようにするのが良い。(先にアクセルを戻すとガクン!となってしまう)


それもあり、アクセルワーク、そしてクラッチワークでいかにクルマをスムーズに走らせられるかを、クルマそのものが教えてくれる今となっては貴重な存在の1台だ。


ただ、定常走行時は余裕あるトルクのおかげでかなり楽だ。言い方が悪いがクラッチとアクセルさえ巧く使えるようになると、街中だけなら3速固定でAT車のように乗れてしまうだろう。(笑)




車内に響くエンジン音も静かではない。これもヤル気にさせるサウンドチューニングの一つなのだろうが、とても心地よいエンジン音である。なのでオーディオに凝ろうとしても、このエンジンサウンドを下味に加えたオーディオ選びとなってしまうので、オーディオ好きにはいい意味で悩み多きタネになるのかも。


ハンドリングはとても素直。ステアリングを切ったら切った分だけ曲がる。なので自分がトレースしたいラインを思うように描ける。 ただ、ややアンダーステア気味なので、ホンネを言うとエンジン搭載位置がもう少しでも後ろにあるといいのかもしれない。 ただ、ボアが大きい3.2Lの直6の鋳鉄ブロックのエンジンと6速のギアなので、これ以上後ろにするのは難しいのだろうとも想像がつく。


BMWはアルミ素材やマグネシウム素材でエンジンブロックを造るのを得意としてるが、Mエンジンのように高出力の場合、クーリングを考慮すると比熱やコストの関係からも鋳鉄にせざるをえないのかもしれない。


ブレーキは片押しのシングルピストンだが、必要にして十分な効き。(サーキット走行とか攻めたりする人には不足気味だろうが。)そして今のクルマによく見られる初期制動を重視しそこからは緩めに効くブレーキではなく、踏んだら踏んだ分だけ制動するのもちょっと昔風だが分かりやすい。またドイツ車特有のローターを削りながら制動する構造なので、ブレーキダストは多いのだろうが、ふつうに走る分には問題ないだろう。


ただ、ボディの剛性感は今のクルマと比べると特段高い訳でもなく、むしろホントにこれで大丈夫か?と感じてしまうかもしれない。このクルマだけ乗っていればそうは感じないのかもしれないが、今のクルマに乗った後でこのクルマに乗るとやや不安感も感じたり。まぁ、言葉良くすると“適度な緊張感のまま運転できる。”となるのかも。(^^;


また洗練された加速感や静寂性、そして機能的なユーティリティも望んではいけない。(笑) それらに於いては、過去のクルマであることを考慮する必要がある。


リアの居住性は乗ってしまうと大きな問題はない。(乗るまでは2ドア特有の苦労はあるが。。。) まぁ、E36のセダンに比べるとリアウィンドウの傾斜がやや寝てたりするので理想はセダンなのだが、正規車両に拘りがなければ///M3 Limousineという選択肢もある。


また、このE36型///M3の生産が終了してから最終モデルでも9年目を迎えてることもあり、車両そのものよりもメンテナンスの費用にある程度余裕をもっておかないと、このクルマを維持していくのは難しくなるのかもしれない。ただドイツ車の特徴でもある、メンテナンスをしっかりしていけば姿ある限り、性能を維持したまま乗り続けることができるメリットは大きいだろう。


以上を総じて一言二言でこのクルマを表現するなら、「アクセルからタイヤまで直結された感覚。そして幅広い意味でクルマの運転方法を教えてくれるクルマ。」とでも言おうか。 この感覚はドライビングする上で基本中の基本、且つとても大切なことなので、今のクルマにも見習ってほしいところだ。




・・・と感じるでしょうね。(^^;


Posted at 2007/03/05 11:47:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ
2007年03月05日 イイね!

【試乗記】New MINI COOPER S

【試乗記】New MINI COOPER Sこの方Audi RS4を試乗したのと恐らく時同じくして、自分はフルモデルチェンジしたMINIのホットバーションでもあるCOOPER に試乗していた。


元々、試乗のために外出したのではなく、ランチを食べた店の前がMINIのディーラになってて、「おっ、ナンバー付のCOOPER Sだ。早くも納車かぁ。。。」と思ってたところ、他の車で来店した客がそのMINIを舐めるように見てたかと思うと営業マンらしき人を乗せて路上へ。


「えっ!?試乗車なの?」と思い、ランチを終え、吸い込まれるようにMINIディーラに行ったのがきっかけ。(笑)


ディーラに入り、試乗車であることを確認すると「MT車ですが、よろしいですか?」と尋ねられたので「無論。望むところです。」と。


スペックも分かってないままだけど、ずっと前に試乗したCOOPER Sのことを思い出しながらこのモデルを試乗。(笑)


ドライバーズシートに座り気付いたのだが、オドメータがまだ32km。聞くと今朝卸したばかりの新車を試乗車にアサインしたという。そして自分が3人目。


加速し始めてはじめに感じるのは、これ・・・過給器付?ということ。先代COOPER Sがスーパーチャジャーだったのに対し、この新しいモデルはターボ車。 ふつうのターボ車なら加速していくとどこかでトルクの盛り上がりがあるのだが、それをほとんど感じないで加速していく。そしてとても速い。


脚は縮み側がややゆっくりめ、伸び側が速いという路面からタイヤを離さないような理想的な猫脚。オプションの17インチと45%扁平のランフラットタイヤを履いてるとは思えないくらいにしなやか。


    【画像をクリックすると大きくなります


乗り味もBMWがプロデュースしてるだけあって、どこかBMWに通じるものがある。ただ、BMWらしすぎて軽快感はほとんどない。その辺りはVWとかの方が上手いかも。



    【画像をクリックすると大きくなります

COOPER 専用色のレーザー・ブルー・メタリック。


ターボ車になりインタークーラがフロントバンパーのエアインテーク内にあるので、ボンネットダクトはCOOPER S専用のイミテーションとのこと。


今日は10kmあまりしか試乗できなかったが、また日を改めて行きたいと思う。


その前にもらってきたカタログをちゃんと見てからかな。(笑)


Posted at 2007/03/05 00:00:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

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