2008年01月10日
1/11(金)~13(日)で、幕張メッセに於いてクルマバカの祭典:東京オートサロンが開催されます。
もちろん、自分もクルマバカの端くれなので行く予定です。
でもこのブログで書いた
「パーツを装着した前後のデータやそのパーツを装着することによって考えられるデメリット、また耐久性などを出さないで、ただ大々的に「イイよ~。」みたいな宣伝してるパーツメーカやショップは、ホンネを言うと信用できない。」
と思ったり、こっちのブログで書いた
「最近は国産車/輸入車に限らず、新型車がデビューすると、あまりタイムラグもなく、外装パーツ、マフラー、サスペンションなどのアフターパーツが発売されてくる。 でもそれだけそのパーツのテストをしてるのだろうか?と疑問に思う。」
ということを今まで以上に強く感じるんじゃないかと。。。
最近はショップのデモカーも市場投入されて間もない新型車に、あれやこれや、次から次にテンコ盛りにしたり、新しいパーツが出てはとっかえひっかえしてるのを見かけます。
その後から装着されたパーツがノーマル部品で至らないところがあり、それを補ってさらに性能を向上させたり、より耐久性が上ったりする、もしくは、乗り心地が悪くなろうが、快適性が欠けようが、目指す目的や目標が明確になっているのなら、それはそれで良いと思う。(ただ、目的や目標が自己の欲求を満たすだけで、万一、他者や他物に対して安全でない、迷惑をかける、危険とされるものは大反対!)
でも、どうみても耐久テストや信頼性試験等をしてないんだろうなぁ・・・と思うようなのもあったり。。。
また、デモカーも次から次にいろいろ装着したりしてるので、目的や目標をもっているというより、「何かしなきゃけない。。。」という魔物にとりつかれてるかのように痛々しくも見えたりもします。 ← ショップのデモカーに限らず、最近はユーザでも魔物にとりつかれてるような方もお見受けします。
例えば・・・あくまでも自分の主観でしかありませんが、新型M3のアフターパーツ。 すでに脚やマフラーが出始めている。 新型M3でM-Driveパッケージをオプション装着する人も多いと思うのだけど、そこにあるEDCを殺してまで別の脚に変える必要性ってどこまであるのだろうか・・・と思ったり。 ← 見た目の車高を変えるだけの目的? まぁ、それが目的ならそれはそれでいいのかもしれませんが、走りが目的というのなら、ノーマルの車高では、どういう走行条件でどこがNGだから、こういう車高が望ましい。。。というところまで踏み込んでほしいです。
新型GT-Rもマフラーや脚、CPUチューンの話題もいくつか上ってきています。 でもGT-Rのメインコンピュータってマフラーや脚を含め、車両のほぼ全ての状況をリアルタイムで管理しているとも聞いているので、社外品を装着したときに、どういう判断をして、それが長期に装着されたときに、どうなっていくのだろうか、不具合が出ないのだろうか、また、日産が提唱している性能保証、そして品質保証に対してはどうなのか。。。など、見えないままでの商品化というのが、ちょっと不思議に思えます。
売る側としては、商売をしないことには仕事として成り立たないし、果ては生活にかかってくるので背に腹は変えられないのかもしれない。
かといって、性能と耐久性、安全性、そして保証なとのバランスの取れてないモノを「売れればいい。」的な発想みたいな感じで製品を世に出すのはどうかと思います。・・・というより辞めてほしいというのが正直なところです。 それとも、そういう責任は販売側ではなく、開発/製造側にあるという考えなのでしょうか。
自動車は一歩間違えると命を奪う凶器にもなります。 もし、その装着したアフターパーツが原因で不具合を起こし、それによって自分のクルマが不具合に陥ったり、あるいは事故を起こしてしまったり、怪我をしてしまったり、誰か全く関係ない人を事故に巻き込んでしまったり、果てはその人の命を奪ってしまったりしたら、誰が責任を取るのでしょう?
おそらくはドライバー、あるいはそのアフターパーツを装着した車両の所有者の責任が最も重くなるのではないかと思いますが、製品を世に出した側や販売した側の責任は問われないのでしょうか?
そう考えると、耐久テストをしてない製品や信頼性のない製品なんて世の中に出せないのではないかと思います。(ノーマルパーツでも不具合を起こすことはあるけど、ノーマルの場合、通常はメーカが保証していることが多い。) また、性能がどう変わるのかというのを、客観的、且つ定量的な表示をしないで、抽象的な表現で販売するのも、なんとかしてほしいです。 あと、販売するのなら、そのアフターパーツそのもの、そして作業等に保証書を発行して、保証内容や保証範囲も明確にもしてほしいところです。(パーツメーカから販売店までは保証書が届いてるのかもしれないけど、ユーザに渡されてるケースはほとんどないと思います。)
また、これも全くの個人的な考えだけど、チューニングの世界って、世間一般的な視点から見ると、どこかアウトローな世界にも感じたりします。 しかし、ノーマルのクルマを乗ってる人はそう見られてないように思えます。 この差ってなんでしょうか。
でも、もし、チューニングの世界でも、安全性や信頼性、耐久性、保証体制などがしっかり整えば、もしかしたら世間からの見方も変わっていくんじゃないかとも思ったり。。。
以前、日産がGT-Rが商品化するときのエピソードかなにかで、「あれだけのハイパワーな高性能車を市場投入する条件として、危険な改造をさせないような仕組みにする。」として、それをお上(国交省?)が了承したというのがあったように記憶しています。
今後、GT-Rのようなグローバルを睨んだクルマが自動車メーカからいろいろ出てくるのではないかと思います。 でもその背景には、性能保証、品質保証、環境性能、そして企業のコンプライアンスみたいなものが、しっかり整っていることがさらに要求されていくことは間違いないのではないかと。 そして、それは自動車メーカにとどまらず、部品メーカ、あるいはショップに至るまで整えられていくのでははないかとも思います。
ユーザとしても、速くて、楽しくて、快適で、味があって、安全で、信頼性が高くて、耐久性もあって、壊れない、それでいて環境にも優しい。。。というのが理想になり、それを実現できるモノを今まで以上に厳しい眼で選んでいくようになっていくでしょう。
それに応えるメーカ、販売店は生き残り、応えられないところは淘汰されたり消えていく。。。自然の摂理なのかもしれません。
変なタイトルにしてしまいましたが、自分が感じてるままを素直に書きたいと思い、こういうタイトルにしました。 あくまでも自分が日ごろ感じてることなので、事実とは異なることが含まれてる場合もあると思います。 しかし、それはそれで宮個人が勝手な想像で書いてることと思い、軽く流して頂ければと思います。
そんなこんなで、明日から開催されるオートサロンですが、今までと同じ視点に加え、ちょっと別の視点からも観てこようと思います。
【関連過去ログ】
■カーショーの視点を変えた見方
■ショーカー
■2007オートサロンレポート
■マフラー騒音規制を考察
■GT-Rはタイムアタック仕様
Posted at 2008/01/10 12:51:23 | |
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カーウォッチング | 日記