2008年03月25日
ご存知の方も多いとは思いますが、先日の未明にアクアラインで死亡事故が起きました。
ニュースでしか見てないのですが、乗用車(CR-V)を追い越そうとしてスピン、そして追突した後で左側壁に衝突したようです。
不幸にも追突したクルマ(R32 GT-R)のドライバー、及び同乗者が命を絶たれました。(追突された側は軽症との報道がされてます。)
どのくらいのスピードだったのかは分かりませんが、ほとんどストレートのアクアラインでのスピン、そして追突・・・衝突後の事故車両の画像から憶測するに、追突する数秒前はかなり大きな速度差があったのではないか?というのが伺えます。
実は、私も10年近く前のアクアラインで友人のM3の同乗で似たような速度から側壁に当たったことがあります。
気持ちイイ速度で追越し車線を飛ばしてたら、ずっと前方彼方に見えたクルマが追越し車線に入ってきたのに気付き、ハンドルを握る友人が慌ててブレーキを踏んだものの、まるで止まってる車か?と感じるくらいに、どんどんと姿が大きくなって迫ってきます。
そこで無理に車線変更すると返ってこうなって回ってしまいコントロール不能になると判断した友人は、追突を避けるために自分のクルマの側面を側壁に擦り当て強制減速することを決意。
とっさにクルマが回らないくらいの舵角で右側壁に側面だけを擦るように当てます。 ザザザっ! グジャァァ~~~~っと表現できないような音。 ・・・と同時にパ~ンっ!と焦げた臭いがして自分の右腕の辺りからサイドエアバッグが開く。 ある程度速度が落ちてきたところで、スゥ~っと左側車線に移動し、スピンすることもなく停まりました。
友人のM3の右サイドは見るも無残なキズだらけの姿になり、右前輪がバーストし純正ホイルのスポークがリムから離れてしまい、外側にめくれた状態になりましたが、友人の当て方が上手かった?のか、二人ともケガ一つすることなく、それだけ済みました。 その後、道路公団に連絡し、レッカーにもきてもらったのですが、結果的には右前輪をスペアと交換しただけで自走して帰っただけでした。
オイ! ヤバイよっ!と思ってからわずか十数秒のことだったのですが、あのときだけは死を意識した瞬間だっただけに、今も鮮明に覚えてるだけでなく、こうして書いたり後から読んだりするだけでもドキドキします。 停まった後も、後続車がなかったので二次被害にならなかったのはホントに運が良かったのかもしれません。 神様がいるかどうかは分からないけど、そのときだけは、いたのだと今も信じています。 また、事故をしてしまったものの、命ある状態でクルマを停めてくれた友人に感謝でした。
話を戻して、先日の事故がどういう状況の事故だったのかの真相は分かりませんが、スピードを出すということは、それだけのリスクを伴う。。。ということを改めて思い知らされた思いです。
とかく高速で運転してるときに急に何かを避けようとすると、人の本能としてステアリングを切りながらパニックブレーキを踏んでしまうことが多いようです。 しかし、それをすると上で紹介した動画のようにコントロール不能に陥る可能性が高いので、要注意です。
事故とは違いますが、先月のiDing Driving Lessonのプロドライバーの運転による同乗をしてグラベルに陥ったときも、プロドライバーはブレーキングしながら、ステアリングを大きく切るようなことはしてなかったように思います。
公道でクルマが停められない速度で走ることが最も大きな問題なのは分かりますが、停める仕組みがあればいいじゃん!ではなく、停めるためにクルマの荷重がどう移動してるか、その荷重が移動してるときにしてはいけないことは何かを、改めて考えて運転する技術を身につけたいと思います。
最後になってしまいましたが、原因はどうあれ、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
事故のニュース
Posted at 2008/03/25 00:35:02 | |
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