
クルマがどんなに発達しても、世の中がどんなに便利になっても、いつまでも残しておきたい景色というのがあります。
クルマや鉄道に限らずいろいろ撮ってて思うのは、そういう景色がどんどん減ってきているということ。
今後も、そういう風光明媚な景色は景観条例とかがあっても、減る方向には間違いないので、目に焼き付けるとともに、カメラに収めておきたいと思います。
そんな残しておきたい景色で、この時期しか見られないシーンがあります。
若苗水鏡。
苗を植えられた直後の田んぼに反射される水鏡の景色です。 若苗の淡い緑の色も映えるので季節を感じる情景にもなります。 そこに無風、もしくは微風の晴れが重なると空の青さも反射されるので、とても爽やかなシーンになります。
しかし、苗は植えてから一週間も経つと早い苗では20cmにもなるので、キレイな水鏡を撮るには植えてから3日以内くらいが勝負。 そこに無風の快晴が重なるというのは、撮る側にとってもとても貴重な日となります。
私の場合、若苗水鏡に富士山を映し出したいという思いをずっと持ってました。 (いわゆる逆さ富士っていう景色です。
先日も若苗水鏡にはなりましたが、富士山は雲に隠れてしまいました。)
さて、今まで御殿場線、そしてあさぎり号を集中して撮りつつも、御殿場線内の最も有名な撮影地での写真を公開していませんでしたが、やっと納得できるのが撮れたので公開します。
撮影地は御殿場~足柄間の狩屋踏切のそば。 富士山をバックに列車が撮れることもあり、鉄道写真好きなら一度は訪れてみたいと思う聖地みたいな場所でもあります。
JR車両のあさぎり号

田んぼの奥側が微風で鏡になりませんでしたが、ほぼ逆さ富士になりました。
小田急車両のあさぎり号

細かいところに気になることがありますが、撮れたことを◎としましょう。
普通列車①

列車の鏡具合としては、この日のNo.1。
普通列車②

逆さ富士の具合がNo.1。 でも奥に見える民家から田んぼくらいまでが日差しが薄雲に遮られてしまい。。。
完全な無風&快晴、そしてあさぎり号と全ての好条件が重なることはありませんでしたが、十分満足です。
この日は年休を取って日が暮れるまであっちこっち行って御殿場線を撮ってましたが、同じようにこの時期にしか撮れない景色を求め、御殿場線を撮ってる方に何人もお会いしました。 この狩屋踏切でアドバイスを頂いた方にもいろいろ教えて頂いたことがとても参考になりました。 まだまだ奥が深そうなので、よりハマってしまいそうです。
最後に、来年もこの景色のまま残っていてほしいと思います。





Posted at 2009/05/17 01:00:47 | |
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鉄分補給? | 日記