土曜の撮影に続き、日曜はレトロ横濱号に子供たちと一緒に乗車してきました。
乗ったのは午前の小田原→横浜の
2号。 ますは1号発車前の横浜駅に行き、子供たちに「これが、あとで乗る列車だよ。」と前説。(笑) でも乗る前の列車を見ても、あまり興味のない様子。(悲)
それでも日曜で快晴、そしてイベント列車入線ということもあり、横浜駅の発車ホームは半ば小パニック状態。 特に両端の機関車(小田原寄りに
EF65 501、東京寄りにEF64 1001)付近は規制ロープも張られ、撮影もままならない状況です。
駅での撮影は必要最小限に留め、一足先に普通列車で小田原へ向かうことに。 車窓から見える沿線で撮影できそうな場所は、どこもカメラを構えた人ばかり。 特にすごかったのは相模川を渡る馬入川橋梁の平塚側の土手。
こんな感じでした。(某掲示板より画像を拝借。 撮り鉄さんたちがほとんと隙間なく土手に100m以上並んでる。)
これから始まるイベントの期待の高さを改めて知り、それと同時に土曜に撮影しておいてよかった・・・改めて思いました。
小田原駅は横浜駅のピリピリした雰囲気とは異なり、長閑(のどか)な感じ。 列車だけでなく乗客を歓迎する準備も整ってるようです。
そしてレトロ横濱1号が入線してくると、
小田原北條五代祭りでお馴染みの
甲冑隊のお出迎えです。
せっかくなので記念撮影。
乗車。 客車の外観と同じように車内もカマボコ型。 天井の高さが今の車両と違います。
せっかく乗車したのだから、車内からでないとできない撮影をしたいと思い、窓を全開にして撮りました。 ただ指定席からの撮影なので単調な写真になってしまうことはご容赦ください。
酒匂川橋梁を渡ります。(新幹線と併走してる鉄橋でもあります。)
国府津を過ぎると長い直線。
大磯駅手前の左への大カーブ。(
この写真を撮った辺り)
相模川を渡る馬入川橋梁。
大船駅手前にて、後ろ向きで。
大船~戸塚間は右へ左へとカーブが続きます。
東戸塚~保土ヶ谷間の清水谷戸トンネル。

(日本の鉄道用トンネルとしては現役最古のトンネルです。)
横浜駅はもう間近。 窓から顔を出してた子供たちもよほど楽しかったのでしょう。 大喜び!
乗客全員に乗車証明書が配られました。
大変手前味噌になってしまいますが、進行方向に向かって左側(山側)の座席だったこともあり、東海道線らしい情景の中を駆け抜ける旧型客車の写真が残せたことはとても良かったです。(見る人が見ると東海道線というのが分かる。)
また、日を直接受けない面だったのでチョコレート色の車体に反射した景色が色鮮やかに映し出され、レトロ横濱号が東海道ラインに馴染んでるような姿を撮れたのは、思わぬ嬉しい誤算でした。 最近のステンレスやアルミのヘアラインのような艶消し車両ではこうはならないんでしょうね。
仕事やプライベートでも時々乗ってた東海道線の横浜~小田原間・・・通常運行されている231系や211系では、快晴の日に富士山が見えたり、国府津近くで相模湾が見えたりするくらいの楽しみしかありませんでした。
しかし、出発時に客車が機関車に引っ張られてガックンと大きく揺れる独特の感じ、窓を全開にして流れてゆく景色、車内に入ってくる心地よい風、レールの繋ぎ目を越えるときの音の大きさや揺れ具合、ブレーキをかけたときのキーキーと鳴く音、グリスが焦げるような臭いやジャダーが出てるローターのような車輪の回転と同期しているぎこちない揺れ、
機関車が鳴らす警笛など、どれも乗り心地や遮音性など今の列車に比べると、いや、比べる対象にもならないのに、五感で感じる全てが新鮮な思いでした。 ワクワクドキドキ感というのか言葉では巧く表現できないのですが、わずか1時間弱の乗車だったのに気持ちがときめきました。(どこかクルマに通ずるものがあるような。。。)
また乗車前は、横浜→小田原の1号と3号の乗車時間が長いので(それぞれ大船駅で約20分停車するので、全区間の乗車時間が1時間10分以上になる。 そのため?か、超人気チケットになり買えず。)、1時間弱乗車の2号になったことでちょっと悔しい思いもしたのですが、今になって思うと、間を空けなかった分、密度が濃いワクワクドキドキ感をずっと維持したまま楽しめたような気がします。
乗車したときの雰囲気や想いが上手く伝わってないとは思いますが、また機会があればぜひ乗ってみたいと思います。 ← こんど、大井川鉄道に行ってこよっかな。
【※】 乗車中に車内から撮った写真は、身を乗り出して撮ったのではありません。 カメラを三脚に固定して、カメラだけを窓から出してレリーズを使用しての撮影です。 また撮影前に一旦窓から顔を出して安全を確認した上での撮影でした。
【※】 上の画像は
こちらと
こちらのフォトギャラリーに入ってます。
Posted at 2009/06/08 23:05:47 | |
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鉄分補給? | 日記