10月頭の車検(9年目)を前に、走って気になるところをチェックしたかったのと、金曜日にたまたま大阪出張があったので、土日を利用してロングドライブに行ってきました。
木曜日の夜21時に横浜町田ICに入り、2回ほど休憩を挟んで宇治西ICをOUT。そのまま下道を通って朝3時半に新大阪の駐車場に到着。
そのまま車の中でシュラフに入って横になり、7時半には起きて無事9時に仕事場に到着しました。
金曜日夜は早めに寝て翌日に備える予定でしたが大阪の同僚と12時まで飲んでしまい、狙っていた日帰り温泉も閉館、風呂に入り損ねるという幸先の悪さ。
しょうがないので、駐車場に戻って車中泊となりました。今回の旅は宿を取らずに車中泊をするつもりで自分の枕まで持ってきたので、なかなか良い睡眠がとれました。
土曜日は二日酔い気味で予定の3時には起床できず、朝5時に駐車場をゆっくり出発。
金曜日の朝、新大阪駅の本屋で「ツーリングまっぷる関西版」を購入したものの読む時間がなく、北か南のどちらに行くかすら決めていない無計画ぶり。
同僚と飲みながら相談した結果、南は途中から高速なくなるからいざという時帰れないぞ、という話を思い出して、とりあえず北に向かって走る。途中朝飯をコンビニで済ませながら北方面のドライブルート確認する。
海沿いの景色がいい道を走ろうと、まずは丹後半島を西からぐるっと周って、最後は琵琶湖に行く、ということだけ決定。
早朝という事もあって道は空いており、綾部までは下道で。そこから京都縦貫自動車道で一路北へ。
まずは丹後半島の西側の久美浜湾に到着して記念写真。天気がいまいちなのが残念でしたが。駅のトイレを借りて自販機で飲み物を購入し、いよいよドライブスタート!
今回は、ナビは現在地確認だけに使い、ツーリングまっぷるのきめ細かいコメントを頼りに海沿いの良い道をひたすら選ぶ。変化に富んだ景観に気分よく、ハイドロの気持ちいいポイントである60~70で見通しの良い道を快走。
途中、琴引浜での鳴き砂を実感したり、道の駅に立ち寄って黒豆せんべいを食べたり、ポニョに出てきそうな海沿いの漁村風景を楽しみながらひたすら海沿いを走ります。
そして、丹後半島のクライマックスというコメントのついた、「丹後松島」のビューポイント、経ヶ岬へ。
駐車場からは写真で見た丹後松島は見えず、山の上の展望台を目指したのですが、この展望台までの道のりが大変でした。
途中から落石で道が半分ふさがっていたり、倒木に道を阻まれ、蜘蛛の巣をかき分け進まなければならない。しばらく観光客向け用に整備されていないのがありありです。
他のご年配の方々は、かろうじて歩きやすい中腹あたりにある見晴らしのいいポイントまで来て引き返していきます。しかしそこのポイントでも丹後松島は見えないので、もはや意地。
せっかく来たのだから、と道に迷いながらもなんとか展望台へ到着。
いや~、登ってきた甲斐がありました。
遠くに丹後松島が一望できる良い眺め。まあ、実際に松島には行ったことないので、似ているといわれても比較ができませんが。
(後日松島出身の友人に写真を見せたら、雰囲気が似ていると言われ満足)
誰もいない展望台。一通り景色を堪能するとやることもないので、一服してから下山。駐車場まで降りた時は、膝がガクガクでした。
後から思うと、経ヶ岬までの道、犬ヶ岬からずっと左手に島が見えていた時に十分楽しめており、無理に登る必要はないかもしれません。
人がしばらく通っていないような山道だったので、足を踏み外したらそのまま誰にも発見されず死ぬな、という思いまでしていかなくてもいいと思います。
普段しない山登りで、土ほこりと蜘蛛の巣と汗だくとなった体をなんとかするため温泉を探し、6キロほど道を戻って宇川温泉「よし野の里」へ。

ここはモダンな内外装をした木造建築で、宿泊や食事もできるようです。
受付で600円払って湯船へ直行。日本海を見ながら入れる露天風呂は最高!
ここのお湯はぬめぬめしており、美肌の湯のふれこみどおり、無駄につるつるになりました(笑)
風呂から上がると13時半。
昼飯がまだだったので、風呂上がりに休憩所でツーリングまっぷるを開く。どうやら丁度数キロ先に14時ラストオーダーという「漁港めし」があるらしい、よし食べよう(←無計画)!
売り切れの可能性もあるということで店に電話をしたのですが誰も出ず。やむなく車を飛ばし現地へ行ってみると、直前で売り切れで食べられませんでした・・・。
とりあえず腹が減ったので、第2候補として考えていた少し先の道の駅「舟屋の里 伊根」まで走っての海鮮丼を食す。
山登り→温泉→食いそびれ、ときて腹ペコ状態だったこともあり、非常に美味でした。
それにしても、ここはなぜか人が多いし駐車場も混雑しています。街を抜けていく道路も洒落た舗装で、ところどころ路駐の車が。景色がいいのは認めるけどそれほど人気が出るような所かな?
と若干不思議に感じながらも、次の目的地天橋立へ向けて道の駅。
後で「舟屋」という漁村の建築がとても有名だということを知りました。後日話した人々に「なぜそこまで行って舟屋をみてこないのか」「むしろそこは舟屋を見に行くためのルートでは?」と責められ。
知識として知っていても、こことは知らなかったのだからしょうがない・・・。無計画だからしょうがない・・・。
途中、絶景の展望台があるという道を目指したものの、山道に迷い込んですれ違いもできないような集落に迷い込んだり。
なんとか16時頃に天橋立到着、早速車を停めてリフトに乗車。自然が作り出した不思議な光景に高揚し、思わず天橋立Tシャツを購入してしまいました。
山から下りたあと、車でたもとまで行きましたが車で渡れず(←無知)、日も暮れかけてきたので出発。
そのあとは特に見どころなかったため、舞鶴まで走り、ルート上にあった大きな道の駅「舞鶴とれとれセンター」に到着。店は閉まっていましたが、ここで車中泊することに。
駐車場は広いし、すぐ隣にコンビニやガソリンスタンドがあって綺麗なトイレもある。車中泊をする人にとって都合が良く、他にも同じような車が数十台(!)いました。
明日に備えてガソリン入れて軽く水洗い洗車。
コンビニで晩御飯と酒とつまみを買い、晩酌しながら持参したタブレットで映画を1本見て、早めの就寝。
(2日目へ続く)