
マイナーチェンジの実写や変更点の説明で判明した事を色々な考察、妄想?を元にNDロードスターのモデルライフのアップデート版です。
NDロードスター2024年発表、ジャパンモビリティショーで実車展示で判明したことですが、2024年モデルは型式が変更された上にND5RE-100001、NDERE-100001と車体番号がリセットされました。
これでモデルライフの制限がなくなりました。(予想できなくなった)
これを知った時に、感じたのは当面フルモデルチェンジは無いなとも思いました。
車体番号の万、十万の桁は、VINでも使われています。
気になるのはND5REの最後のEがVINでどのように使われるかですね。
ND5REを短縮してNEとかになったら笑うよw
さて今回のマイナーチェンジで判った事は、3年以上NDロードスターは販売する事は確定です。
理由として今回のモデルチェンジに関しては、形式変更している事から各種試験も含めて新型車作るほどのコストがかかっています。
(それを同じだからと省略してしまって大炎上したのが某大阪の自動車会社)
NC3の時の歩行者衝突安全対策のマイナーチェンジとはレベルが違います。
ロードスターの販売台数を考慮すると売れていますが数年で回収するのは難しいと思われます。
正直今回のマイナーチェンジによってコスト回収を考慮すると5年程度と予想しています。
また以前からNDロードスターで2025年以降のCAFE規制の対応を進めている噂は聞いたことはあったので、その辺りも考慮して開発されていると思われます。
あともう一つ大きいのは、マツダとしての電動化の道筋がはっきりと決まっていないことも大きいです。
アイコニックSPもパラレルハイブリッドであり、電動化の過渡期の技術なのですよね。
完全電動化の道筋はマツダとしてもまだ方向性は決まっていないのではと思われます。(BEVに行くのか、e-fuelに行くのか)
これは次期型ロードスターの開発を進めれない大きな要素と思われます。
昨年BEVに舵切るしか無いと思われた時に水素ベースの合成燃料のe-fuelが2035年以降もOKとなったという事はエンジン開発しているメーカーとしては大きな転換と思われます。
マツダもe-fuelがインフラ含めて本当に大丈夫かの見極めしてから着手と思われます。
その意味では、次世代ロードスターの着手はできず、現行NDロードスターを延命して市場の動向を見るというのが正直なところでしょうか。
ちなみにBEVも海外の普及によって色々と問題も判明しているので、本当に2035年に内燃機関禁止が実施されるかは不明です。
それを踏まえた上で考えられるストーリーとしては...
・NDロードスターは40周年の2029年まで販売する。(あと5年販売)
2030年から電動化されていない純ガソリン車の販売は禁止される予定です。
それを考慮すると最後の純ガソリン車のスポーツカーとしての販売していく可能性は高いです。
・NE型(本当にNEかは不明)は2029年の40周年の米国のシカゴショーで発表。2030年発売。
2014年のシカゴショーでNDの最初の発表がありました。
40周年の会場でこれから10年後の50周年へつなげるロードスター(MX-5)の方向性を示すのは不思議ではありません。
特に北米はクオーター、ハーフの単位がある25周年、50周年は大きな区切りです。
電動化(またはe-fuel)必須の50周年へ向けてどのような提示をするのか5年後の課題ですね。
ハイブリッドのモデルでフルモデルチェンジという選択肢もありますが、2035年問題を考慮すると正直その時期は過ぎてしまっていると思われます。(それならば今年ぐらいに出すべきだった)
・CAFE規制対応で、現行のNDロードスターがハイブリッド化される可能性
欧米は日本と違いストップアンドゴーが少なく、都市部以外は走り出したら基本止まりません。
この為、日本の加速重視の電動車、ストロングハイブリッドより、走行中の燃費軽減できるマイルドハイブリッドでも十分効果があります。
CAFE規制は欧州が一番厳しいので、NDの販売を継続するとなると最低マイルドハイブリッドは避けれないと思われます。
(スズキのスイフトスポーツも欧州ではマイルドハイブリッド化済み)
今回電装系が一新されているのでもしかするとマイルドハイブリッド化の仕込みが入っている可能性はあります。
・NDロードスターの1.5Lの3気筒エンジンの搭載可能性
モデルチェンジが噂されているMazda 2は1.5L 3気筒エンジンの噂があります。
一つはCAFE規制対策ですね。トヨタも日産もこのクラスでは3気筒化が進んでいる状態です。
基本的にマツダはエンジンは他モデルと共用する事が多いので他モデルが1.5L 3気筒エンジンに移行すると、NDロードスターも3気筒化される可能性はあります。
早くて2026年でしょうか。賛否は出ると思われますが、エンジンは軽量化されると思われますのでよりライトウエイトになる可能性はあります。
正直、次が脱ガソリン車となる事態だと3気筒化などは延命する為には些細な問題と思います。
上記の踏まえた上でのNDロードスターのモデルライフの改訂版の推測です。
ただし2030年に純ガソリン車(一切の電動化が無い)が禁止される事が施行される場合の話です。
また3気筒化はMazda2が3気筒でモデルチェンジした場合の妄想です。
2024年 : 35周年記念車発売(台数限定)
2025年 : 1.5L 4気筒ファイナル?
2026年 : 1.5Lが3気筒化?(2Lは4気筒)、マイルドハイブリッド化?
2027年 : 日本で幌の2Lモデル発売?
2028年 : ファイナルエディション発売(1年間の期間限定)
2029年 : 40周年記念車発売(台数限定)、生産終了
2030年 : 次期型ロードスター発売
ファイナルエディションは期間限定で生産を考慮すると1年前に出すと思われます。
最後の最後が40周年記念車ですね。これで生産終了という可能性はあります。
延命が確定したNDロードスター。歴代最長のモデルとなりそうです。
まあ今でも人気なのでその意味合いではデザイン含めてよく出来ていると思います。
11/20追記
今回書いた推測は、欧米で内燃機関が禁止される2035年の壁を越えれる次世代ロードスターを開発する想定で書いています。
例えば昨年発売されたCX-60の直列6気筒は、極論すると12年しか販売できないエンジンとも言えます。噂のMazda2の3気筒も2025年に登場しても9年しか販売できないという結果になります。
欧米の主要マーケットが2035年の内燃機関の禁止を延期するなどがこの数年で決まったら前提条件は変わってきます。
タイムリミットが近いのに未来が見通せない自動車メーカーはなかなか辛いところと思います。
NDロードスターに関しては2021年以降日米で好調な事もあって、延命しやすい状況です。欧州はロシア問題関係で販売が落ち込んでいますが...。
マツダは何も語っていませんが2019年に中山さんから斉藤さんへ主査が交代しました。
NDロードスターも貴島さんから山本さんへ主査交代したタイミングでNDの開発は始まっていました。(会社的な事情で1度ペンディングしましたが)
斉藤さんに交代した段階で、次世代ロードスターの検討は始まっていたと思われます。
しかしコロナ、ロシア問題などの社会的変化などが発生して、マツダも全体的に1年開発が遅れるなどの影響も出て、次世代ロードスターを開発するのではなく、NDロードスターを規制をクリアしつついかに延命するかへ方向が変わったと思われます。
2030年で純ガソリン車の販売は禁止されますが、マイルドハイブリッドであれば現状2034年まで販売できます。
2035年以降も内燃機関が継続可能となったらロードスターのモデルチェンジは前倒して来る可能性はあります。
ただNAの後継のNBと同じくNDの後継モデルを作るとなると相当のぶレッシャーはあるのではと考えられます。
まあ、歴代の中で一番予想が難しい状態ですね。