キャブレター不調と燃料タンク破損でボロボロだった初日のHEATでしたが(ヤケ酒で)気分を新たにして決勝に臨みます!!
ちなみに具体的にどんな症状だったのかと言うと、チョークを開けた状態だとエンジンは掛かるのですがチョークを閉じていくと停まってしまうというもの。こうなったらキャブの穴という穴を洗ってやれ!!というわけでもう一度オーバーホールを実施。
煤だらけのプラグを見せ付けるけんめい部長(仮名)
キャブの穴という穴をくまなく洗い、組み直してみたのですが症状は依然治らず…orz
なぜじゃ~~~っ!!(号泣)
とりあえずチョークを開けてエンジンを掛けると燃料が濃すぎてプラグがカブってすぐに真っ黒になる始末…どうやらキャブ本体が天に召された予感(T_T)
プラグを洗浄するDie-Sukeメカニック(仮名)
真っ黒になったプラグはガソリンに浸して洗浄し再使用します。
とはいえ徹底洗浄を行った結果症状はいくらか改善が見られ、なんとか決勝を走れる見通しが立ってきました。とりあえずなんとしても完走するために以下の作戦を立てました。
・エンジン回転を保つためチョークは1/4程度開けた状態で走る。
・チョークが開いた状態で回転を上げるとプラグがカブるのでできるだけアイドリングに近い回転数を保つ。
というかなり綱渡りな作戦です。
果たして経験の浅いカッちゃん(仮名)にそんな高度なドライビングができるのだろうか?
そんなこんななうちにいよいよ市販車クラスがスタートしました。
各チーム熾烈なデッドヒートを繰り広げております。
とあるチームの走行シーン。
極限までライダーの前面投影面積を小さくして空気抵抗を抑える究極のエコ・ライディングスタイルです。やっぱりトップを狙ってくるチームは凄いです。
さあいよいよ緊張と不安の入り混じる中、HEATベンリィがスタートします。
果たして無事に3周6kmの距離を走り抜けられるのだろうか…
不安をよそに快走するHEATベンリィ。
ちなみにレースには周回規定時間というものがあり、3周を16分29秒67以内にゴールしないと失格になってしまいます。なのでだいたい1周約5分半以内が目安になります。HEATベンリィは1周目にその5分半になっても現れず「まさかリタイヤかっ!?」と周囲をヒヤッとさせましたが、6分40秒で1周目をクリアし一安心。とはいえこのペースだとタイムオーバーなのでペースアップを指示し、なんとか規定時間以内の15分33秒523で無事にフィニッシュしました。いや~カッちゃん(仮名)がいい仕事をしてくれましたね。
というわけで気になるリザルトはというと…
No832 HEATベンリィ
燃費 104.533km/l
完走55台中41位
キャブレター不調という悪条件を乗り越えてこの結果は大健闘だと思います。さらに前回のボロボロダックスの57km/lの記録も大幅に上回ることができました。それにしても今回の参戦では重大トラブルを前にチームが一丸となってそれを乗り越えるというモータースポーツの醍醐味を味わいつくした一戦となりました。実に有意義なチャレンジができたと思います。今回の経験を元に次回はさらに前進していきたいと思います。
Posted at 2010/10/13 01:42:16 | |
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エコチャレンジ | 日記