マカン残念なところ

・ポルシェの販売方法

　マカンは車両本体は700万ほどですが，見積もりでは1000万円を超えます。ほぼすべてがオプションだからです。

　内装や外装の細かなデザインまでオプションで選べます。高いけど。

　まるでオーダーメードですから，納期がとてもかかるわけです。

　では，試乗車や展示車はどうするのかというと，ディラーが「売れ筋のオプションを想像してつけて発注したもの」なのです。ということで，展示車もふつうに販売車なのです。展示車だからと言って値引きもありません。しかし，展示車のシートにはビニールも着いてなく，多くの人に触られているんだけどな・・。

　ただ，当然，展示車は即納可能です。発注して1年待つか，展示車をすぐに乗るかという選択を突きつけられるわけです。

　オプションの中には，怪しいものもあります。

　たとえば「パワーステアリング＋」というオプションは，可変レシオにして駐車を容易にするものですが。この7万円のオプションを購入すると，ディーラーではコーディングしてこの機能をオンにします。つまり，元々クルマにはこの機能があるわけです。なんかなぁ・・・。

・残念ポイント

　マカンの室内灯はなんと電球でした。乗り出し1000万円なのですが・・・クラッシックなのか??　この7月のマイナーチェンジでLEDになりました。

　また，本当に室内に小物入れみたいなものがありません。日本車にはやたらついているのに，なぜ外車にはないのか??　ちと不思議です。

　また，安全装備はフル装備とは全く言えません。ベンツがフル装備なのと対照的です。ACCのレーダーは初期のゴルフ7のときのような半球状のものが，グリルの中央に鎮座しています。これ，なんとかならなかったのかなぁ・・・。こいつの性能は初期のゴルフ7だよなぁ・・・。

　マカンのフロントサイドにはエアインテークがついています。しかし，素のマカンだと，穴が空いていないのです。ただの飾りです。マカンS以上だと，ちゃんと穴が空いています。これ差別化だよなぁ。

　ブレーキダストとか，ブレーキ性能，空力とか効果あるのになぁ。穴を開けないなら，ここにフォグをつけて欲しかったなぁ。

　AMGもRもTCRもちゃんとエアインテークには穴が空いていてダミーではありませんぞ。