
・USBしかない
C220dで困ったのは,12Vソケットがついていないことです。USB Cしかついていません。
そこで変換アダプターで使っていますが,容量は大丈夫かとちと心配。
またスマホホルダーも手持ちのものはすべてつかない。Aクラス用のもダメ。Cクラスはルーバーの形状が違うのでCクラス専用のものが必要です。
そこで,ゴルフ8用に改造した「液晶パネルに挟み込むタイプ」のものをCクラスでも使っています。
センターコンソールのカップホルダーを開けるとUSB端子がありますが,ひとつだけなのです。
センターアームレストの中には2つありますが,ここから線を引き出すのがかっこ悪いです。ふたも閉まりにくいし・・・。これ,もしボクの所有車だったら,センターアームレストの横に穴を開けてしまうなぁ。
センターアームレストの後端にも2この端子がありますが,これがふつうには隠れて見えないようになっています。
・シート
長距離運転を苦にしないシートです。ベンツのスポーツシートは硬くてたまりませんが,このふつうのシートはいいです。
驚くのは,座面の高さ調整の調整幅がすごくあること。これはすごい。
ステアリングの調整も電動です。
・HUD
これは過去に乗ったクルマの中で最高の出来です。とても見やすい。本当に,HUDだけ見て運転するのが楽です。
・アダプティブヘッドライト
LEDを操作して,対向車や前走車を幻惑しないように照射範囲をコントロールします。それはVWにもついていますが,VW車では,エンジンを切るとリセットされてしまいます。しかしベンツでは,一度アダプティブモードにしたら,エンジンを切ってもそのままです。
・ACC
やはりカーブでは自動的に減速されます。自動運転に近づいていることを実感。
ACC60キロ設定でも,キツイカーブでは自動的に速度が落ちます。
ただ「落としすぎでしょ」とか「いや,ここはもっと落としてよ」と思うことも多いです。まだまだですが,後輪操舵もあって,この機能は本当にらくちんです。
また,カーブでのハンドルは,本当に「勝手に切ってくれる」という感じです。
もうちょっとグリップの良いタイヤをはけば,ワインディングでもACCで走れそうです。
・モードセレクト
モードセレクトボタンがナビ画面の左下にしかないので,運転中は操作しにくいのですが,このスイッチが物理スイッチで,左右に長いので,とても操作しやすいのです。
エコ,コンフォート,スポーツ,インデビデュアル
なのですが,スイッチの左側を押すと,左にモードが一つずつずれていきます。右側を押すと,右側にずれます。
コンフォートで走っていてスポーツにしたいときは,スイッチの右側を一度押せば良いのです。戻すときは左側を一回です。これはとてもわかりやすいです。しかも,エコで左に押すと,ちゃんと循環してインデビデュアルになります。
できれはステアリングにもこのスイッチをつけて欲しい。
・怪談?
ドアミラーには,ブラインドスポットモニターがついています。後方死角に車がいると教えてくれます。
しかし,長いトンネル内を走っていたとき,右側のこの警告が点灯したのです。しかも長時間。対向車も後続車もミラーには全く見えません。いったいなにを検知していたのか????? おばけ???
たまに消灯しながらも警告灯はずっとついていたのでありました・・。トンネルを出たら消えましたが・・・。
・ARナビ
大変きれいで見やすいです。特に衛星画像と組み合わせるといいです。衛星画像の解像度がものすごくあがっています。
ただ運転席のパネルには衛星画像もARナビも表示されません。不満でしたが,その理由がわかりました。
ARナビばかり見ていると,「どちらか現実なのか」がわからなくなるのです。それぐらいリアルだからです。
ただ昨日は,変な動作がありました。幹線道路を走っていて,ナビが突然左折を指示。それに従い,狭い道をしばらく走って,明らかに遠回りをして結局幹線道路に戻りました。幹線道路上の何をさけたとしか思えないのですが,いったい何を避けた????
しかし,このARナビのパネルは,指紋がベタベタとつかなくて最高です。
またベンツのインフォティメントシステムの良さである
「操作方法が何通りかある」
という素晴らしさもちゃんと引き継いでいます。
たとえば,地図の拡大は,「指で広げる」だけでなく,「指で2回タップ」でも可能です。
こういうところもVWは見習って欲しいんだなぁ。
ただAIの応答は,まだまだかなぁ。ナビ画面にある「行き先」をタッチすると,目的地設定になりますが,
「ハイ,メルセデス。行き先設定」
と言っても理解してもらえません。「目的地」と言わないとだめなのです。
また相変わらず,千キロ以上離れた場所を平気で目的地に設定してくることあって笑えます。いや,ここ北海道なんで,道外まで走れませんので・・・。
・ISG効果
マイルドハイブリッドですが,モーターの介入がとても上手。VWと同じくディーゼルらしくない低速トルクの少ないエンジンをうまくまわしています。
日本のハイブリッド車のように,停止前にエンジンが切れるのにはビックリ。再始動はISGですから,全くショックはなく,気をつけていないと,エンジンが動いているのかどうかがよくわからないほどです。
燃料が半分を切ると,走行可能距離が700キロとかになり
「給油しなくて大丈夫か」
と心配になる自分に笑ってしまいます。
GTIなら,満タンで「走行可能距離」はそれ以下ですな。
だいたい燃費はリッター20キロぐらい。
ホント,長距離向けの車です。唯一の問題点は,悪路や段差での乗り心地。エアサスをつけてくれーーー。
Sクラスのエアサスは,常に路面状況を見ていて,段差を見つけると,自動的にサスを調整しますからね。
・タッチセンサー
あと,なぜか日本導入ベンツ車にはサンルーフがついていますが,そのスイッチにも驚き。
押すとサンルーフの開閉なのですが,ブラインドの開閉の方法がわかりませんでした。
わかったのは,スイッチを押すのではなく,スイッチを触って前方に指を動かすと,ブラインドが閉じ,後方に動かすと開くというタッチセンサーでした。これはなかなかカイカン・・・。
ステアリングの音量調整も同様なタッチセンサーなのですが,細かな調整が難しくて,ナビ画面を使った方が楽です。