しゅうさん3のブログ一覧

　久しぶりに国産車（カローラスポーツ）の見積もりを出してもらったときに，
「さび止め塗装はしますね」
と言われて驚いてしまいました。「えっ，このクルマは錆びるの？」

　VWのクルマには，「さび止め塗装」などのオプションはありません。錆びないからです。日本車は，まだまだ錆びるんですねぇ。
　先日3年２か月乗ったゴルフを手放したときに，ジャッキアップして下に潜り込みましたが，全くといっていいほど錆びていませんでした。冬期は融雪剤を多量にまかれている道を走行しているのにです。
　11年目となるR32は，ドア下にぶつけたあとがあって，塗装がはげていますが，驚くのは，そこの錆が広がっていかないことです。国産車ではありえない・・・。
　私の経験したものでひどかったのは・・ダイハツの軽は，シャシーが錆びて溶接が破断しました。日産のワンボックスは，スライドドアが錆びて，ポロポロになりました・・。

　間違いなく，国産車でもVW車のような錆びない車が作れるはずなのです。単にコストの問題なのでしょう。
　VWがヘタなのは，こういうことをうまく宣伝できないことですね・・。

　「ゴルフを越えた」と一部で言われているカローラスポーツ・・・さて・・・。
　試乗は残念ながらGグレードのガソリン1.2リットル4WD。
　コックピットは，9インチの巨大ナビがとても見やすい。こりゃ老眼向けだわ。しかも高い位置にあって見やすい。しかし，今やVWはバーチャルコックピット・・。
　ポロのようにほとんどがプラスチックむき出しなのですが，さすがトヨタ，作りがうまい，そんなに安っぽい感じはしません。ポロに勝っているかも。
　シートは，硬いのですが，その硬いのがなんかVW車と違います。ただ硬いだけのような・・・サポート感なし。ポロの勝ちです。
　前方視界は，左右が欠け，中央がとがったクルマに乗っているように思えますが，実はそうでは無いので，前方左右が死角と言うことです。後方視界は，ほぼ絶望的・・。ポロの勝ちです。
　エンジンはとても静か・・・というか，いつでも静か・・・全くスポーティな感じはしません。ドライブモードを，エコ，ノーマル，スポーツと切り替えられるのですが，エコは最悪。ノンターボの軽自動車に乗っているようです。スポーツでも，力のなさを痛感します。トルク感がないのです。本当にターボ??　ポロ1.0リッターの方が，良く回るし，ずっとたのしいぞ・・・。
　車体はそこそこ剛性感があります。しかし，サスペンションがついていっていない感じがします。硬いボディと柔なサスの組み合わせです。ここもポロの圧勝だな・・。乗り心地はとても良いですが，ちょっとフワフワしすぎのような気もします。
　ステアリングは，ポロと比較すると適度な重さで回しやすい。ポロは軽すぎです。
　後退時に，ソナーが働くのですが，ナビのリアカメラの画像に重ならずに，コックピットの右側にソナー画面が出るのです。つまり，離れた二カ所を見ないといけません。これは，ひどいな。VWの圧勝です。
　ブレーキは，効きは良いのですが，なんか効いている感じがあまりしません。クルマからの情報量が少ないのです。

　というわけで，「ゴルフを越えた」なんてのは大嘘もいいところです。ゴルフCLと比較すれば，完璧にゴルフの圧勝です。だいたいポロにだって負けています。フル装備で見積もりを出しても，300万円に行きません。「安いな」と言ったら「そう言うお客様は初めてです」と言われました。
　ただ，ポロには装備のない「レーンキープ」と四駆，オートホールドがあるからなぁ・・。しかし，ゴルフにはついている。
　ということで，ゴルフがベストCクラスなのを確認しただけでした。

　ただトヨタのディーラーは，お客さんがたくさんいて，あちこちで商談していました。売れているなぁ・・・。

　GTIのオイルを交換に行ってきました。
　もちろんプレミアムです。交換した後は，その違いがはっきりと，いつまでも実感できます。よく回ること回ること・・・。ふつうのオイルなら，交換は無料なのですが，差額を支払って，プレミアムにしています。

　さて，オイル交換の作業中に，ミッションオイルの漏れが発見されました。一見，ミッションのパッキン不良のようにも見えますが，「めくらフタから漏れている可能性もある」とのこと。そして「もし，めくらフタが原因なら，そこだけの部品はないので，DSGごと交換になる」とのこと。
　もちろん保障の範囲内ですが，さて・・・。
　とりあえずは，漏れの箇所を特定するために，キレイに洗浄して，しばらく走ってから，また見てもらうことになりました。
　
　たまにディーラーで見てもらうことは大事なんだと実感しました。

　写真は，ディーラーでもらったコースターです。一瞬，ホンモノのレコードかと思いましたw。
　さて，ポロR-Lineです。ポロBlueGTを所有していますので，それとの違いが気になります。
　今回は，自由な試乗ではなく，「まだ200キロしか走っていませんので・・」とお目付役も同乗する試乗でしたので，ご了承ください。
　POLO GTIに乗ったときも思いましたが，内装の安っぽさは悲しくなるぐらいです。むき出しプラスチックに，せめてビニールぐらい貼って欲しいものです。これでゴルフと余り価格的に差がないのですからね・・。
　着座位置は，相変わらず高めです。よって見晴らしは大変良いのですが，スポーティな感じはしません。
　1.5evoのエンジン音はとても静か，振動もありません。回しても，静かなままなので，これもスポーティではありませんね。
　走り出してすぐにわかるのは，ボディががっしりしているところです。POLO BlueGTと一番の違いは，このボディ剛性です。ただ，この剛性故に，エンジンが非力だと思います。GTIだとやんちゃですが，R-LIneは，実におしとやかです。BlueGTは，やんちゃです。重量のこともあり，速いのはBlueGTです。
　しかし，BlueGTは，遮音が全くダメですが，現行ポロは，遮音が素晴らしいです。
　気に入らなかったのが，ステアリングの軽さです。軽すぎです。インフォメーションも感じられないぐらいに軽いです。これはスポーツモードにしても同じ。BlueGTも軽かったのですが，それよりもさらに軽くなっています。スポーティではないですね。
　さて，DSG。ちゃんとエンジンブレーキもかかります。ただ，モードを変えてみても，余り違いはないですね。相変わらずエコモードがなく，DとSのみで，E
がないですので，燃費はイマイチでしょう。同じエンジンを積んだBlueGTとゴルフHLでは，EモードのあるHLの方が圧倒的に実用燃費が良かったです。
　サスは，BlueGTよりも，さらに締め付けられています。がっちりしたボディに，堅いサスですから，なおさらエンジンパワーが欲しい気がします。
　しかし，サスは堅いのですが，道路の穴ばかり選んではしてみても，不快な突き上げは皆無です。モードをノーマルにしても，サスは堅いです。
　ステアリングと共に残念なのが，タイヤ。ブリジストンのTURANZA。このタイヤは最近VW車に採用されることが多いのですが，いいイメージはないですね。「POTENZAよりも静粛性が良い」とされていますが，タイヤノイズがとても気に掛かります。静粛性の高いクルマですので，余計に気になります。
　P-ZEROを履いたGTIで行ったのですが，P-ZEROの方がよっぽど静かです。もっとも，タイヤがまだ新品のためもあると思います。P-ZEROも新品の頃は，ひどくうるさかったです。
　BlueGTはPOTENZAを履いていましたから，なんかここもスポーティ度が下がっています。ただR-Lineは，旧POLOと同じく全輪ディスクです。
　帰ってきて，BlueGTに乗りましたが，こちらの内装の方が安っぽい感じはしません。こちらのほうが，まずプラスチックが黒いのです。新型ポロのプラスチックはあまり黒くありません。そして，デザインの差ですね。
　残念ながら，新型ポロは，どのシリーズもちょっとかなぁ・・。以前代車で借りたゴルフ7.5CLの方がずっといいと思いました。

　スタッドレスのまま，峠今季初参戦。最初は，乾燥路面でしたので，何事もなく。ただ，スタッドレスは，常に滑っているタイヤですねぇ。峠でのルールは，「車線キープ」，追い越し以外では，白線であっても，絶対に車線を越えません。積雪路では，キープレフト。
　途中から，シャーベット状。やはり0度ぐらいが一番滑りますね。特にシャーベット雪では，そのまま持って行かれそうになります。ゴルフは，どれもFFと思えないぐらいリアが安定していますが，4モーションは，また別格。決して挙動は乱れず，何事もなかったかのような運転を続けられます。
　あ，ただ同じ4モーションでも，アルテオンは，フロントヘビーでダメです。R32は，ハルデックスの世代が古いので，雪道ではイマイチでギクシャクします。
　Rは，運転がうまくなったような気にさせるのが，恐ろしいとところ。
　英国のクルマ雑誌が「目的地まで最短時間で，安全に，ラクして行きたいのなら
，選択肢はゴルフRしかない」と評していたとおりです。
　国産スポーツが下りコーナーでやたらブレーキを掛けるのは，ボディの安定度の違いかなぁ・・。
　峠終わって，市街に出たら，ひたすらACCでのんびり安全運転。これもいいのです。

　ただ最近思うのは，VW車ってゴムブッシュの劣化が早くないですか。
　Rは，7000キロなのに，たまにブッシュがきしむ音がする・・・。
　3万キロGTIは，さらにきしんで，14万キロR32は，もうギシギシです。
　カローラに17万キロ乗りましたけど，こんなことはなかった・・。ああ，そうか，国産車はボディで吸収しているからかも・・・。